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最強魔王  作者: シャケ
第1章 入学式
9/10

魔話9 《|魔帝の道《ルーズ》》

「じゃぁ、授業始めるわよ。チームは作り終わっているかしら?」


コク


「みんな作り終わっているようね。では、まず初めに《魔帝の道(ルーズ)》について説明するわね」


魔帝の道(ルーズ)》は魔帝の道と書いてルーズと読む。この魔法は最凶で最悪な魔王が考えたと言われている魔法。前衛が最大で8人後衛が最大で6人、そして魔帝が1人とその相棒が1人の計最大16人構成の集団魔法である。


「そして、今黒板に描いてあるのがその魔法の魔法式です。これにのっとって、《魔帝の道(ルーズ)》を発動してください。」


先生は《魔帝の道(ルーズ)》の魔法式の横に新たな魔法式を描いた。


「そしてこの魔法式が《英雄の道(リーズ)》です。」


英雄の道(リーズ)》は英雄の道と書いてリーズと読む。この魔法は人族が魔人族の《魔帝の道》に対抗して作った魔法である。前衛が9人後衛が8人中衛が2人そして英雄が1人という構成だ。


「他種族と組みたいという方はこれね。次はこれ」


先生はまた黒板に新しい魔法式を描いた。


「これが《勇者の道(ラーズ)》よ」


勇者の道(ラーズ)》は勇者の道と書いてラーズと読む。この魔法は勇者の一族が考えた魔法で前衛が5人後衛が8人中衛が2人勇者が1人という構成だ。


「さぁ、説明は以上よ。どれにするか相談してからにしてね。では、20分時間をあげるわ。その間に決めて発動してね。」



◆◇◆◇◆◇◆



「じゃぁ、早速発動するか?」


「ちょっと待って、アベル。」


「ん?なんだ、ミオ」


「勇者の一族が2人いるのよ?《魔帝の道》は無理でしょ?」


「そんなことないぞ。っていうか、そもそも《魔帝の道》って魔人族限定じゃないし。」


「え?そうなの?!」


「「「ッ?!」」」


あら?他のみんなも驚いてる。っていうか、凛は知ってるだろ!!


「そうだよ、まぁ作った当初は色々と誓約とかあったけど、だんだん使ってくうちに欠点とか色々見付けたから直したんだよ。その過程で、魔人族以外にも適用出来るようにしたしね。先生が描いた魔法式も改良した後のやつだし。」


「あなた本当に何者?」


「まぁ、それはおいおい話していくよ。ま、そんなことより、《魔帝の道》を発動するよ。」


「えぇ」


《魔帝の道》発動


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

魔帝を指名してください

魔帝:アベル

相棒を指名してください

相棒:ミオ・リル・グリアモール

魔導師を指名してください

魔導師 《創造》:モモ・ルージュ・ラリア

魔導師を指名してください

魔導師 《癒》:白崎結衣

騎士を指名してください

騎士:リリス・アルナ・マーキュリー

騎士を指名してください

騎士:九条凛


指名が終わりました。誓約に従いこの六人は結ばれます。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


よし、終わった


「本当に発動出来た」


「なんだよ、ミオ。信じてなかったの?」


「うん、半信半疑だった」


「おい」


「ふふっ、でも、今は信じてるよ?」


あーもー、上目遣いは反則だって!!


「おう、そうか。まぁ無事に発動出来たことだし、先生に報告するか」


「そうだね」


お、凛が喋った


◆◇◆◇◆◇◆


「先生、発動しました。」


「そう、あなた達は《英雄の道》にしたのかしら?」


「いえ、《魔帝の道》にしました。」


「え?」


「え?」


「「「「えーーーーー?!」」」」

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