魔話7 転校生とまさかのアイツ!?
すみません遅くなりました
編集終わりました
《魔帝の道》から《魔帝の道》に変更しました。
次の日
「はぁー」
どうしたんだ?ミオは
「何溜息ついてるんだ?」
「緊張してるのよ。」
何にだ?
「何に?」
「転校生に決まってるでしょ!」
決まってるのか?
「そんなに緊張することか?」
「緊張するでしょ!」
「自分じゃないのに?」
「くっ!?それはそうだけど、私《破滅の魔眼》を持ってるじゃない?だから緊張するのよ。」
んな、くだらないことで緊張するなよ!
「はぁー、そんなことで緊張するな。」
「そんなことって何よ?!私にとっては大事なことなの!!」
「はぁー、《破滅の魔眼》を持ってるから何か言われるとかじゃないのにな。」
「《破滅の魔眼》があったら仲良くなれないじゃない?」
「は?」
いや、んなわきゃねぇだろ!!
「は?って何よ!?」
「いや、案外可愛いところあるんだなぁと。あとはバカだな〜って思った。」
「はあ?!可愛い?!っていうかバカって何よ!!」
いや、ホントのことを言ったんだが。
「それを気にするやつがこの学校に来るわけない。」
「そうかもしれないけど。」
「はぁー、わかったよ。お前の傍にずっといてやるから。そんな顔するな。」
「なっ!?」
どうしたんだ?顔赤くして
「それじゃぁ、みんなに新しい子を紹介するね。さぁ、入って。」
「はい。」
「...はい。」
なっ!?
「それでは、紹介するね。黒い髪の女の子は、『九条凛』さん。本当は昨日から学校に来る予定だったんだけど色々あって今日になったの。さぁ、『凛』さん挨拶して。」
「『九条凛』です。『勇者の一族』です。これからよろしくお願いします。」
そこにいたのは、五千年前の『勇者』『九条凛』と瓜二つである女だった。
◆◇◆◇◆◇◆
「ありがとう。『凛』さんの席は、アベル君の隣ね。」
はぁ?!よりによって隣かよ!?
「はい。これからよろしくね。アベル君」
ああ、絶対気づいてるなコイツ。
「次の子を紹介するね。彼女は『ロゼアス王国学院』から転校してきた。『リリス・アルナ・マーキュリー』さんよ。みんな仲良くしたね。」
「...リリス・アルナ・マーキュリーです。...これからよろしく。」
「「「(*゜ロ゜)(*゜ロ゜)(*゜ロ゜)ォォォオオ」」」
男子うるっさいな。
「うるさいわね!!」
「コラ、そう怒るな。感情をコントロール出来ないと魔法教えてやらないぞ?」
「わかってるわよ。」
そうか、それならいい。
「じゃぁ、『リリス』さんの席はミオさんの隣ね。」
「え?!」
おお、ミオが驚いてる。こんな顔もするんだな。
「...はい。」
「よし、みんな座ったね。じゃぁ、今日の予定を話すわ。今日は、クラス全員が揃ったので《魔帝の道》と《英雄の道》と《勇者の道》を発動してパーティーを組んでもらいます。」
おお、楽しそうだな。《英雄の道》と《勇者の道》は『人族』と『勇者の一族』がよく使う《魔帝の道》に似たような魔法だ。
「それじゃ朝の会は、この辺で終わりよ。じゃ、先生が来るまでみんなで話し合ってね。」