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最強魔王  作者: シャケ
第1章 入学式
5/10

魔話5 『魔法の基礎学』

編集し終わりました

「え、ええ、後で。」


ん?どうしたんだ?


「じゃぁ、授業始まるから席に座って。」


後で聞くか、今は授業に集中しよう。



◆◇◆◇◆◇◆



「では、『魔法の基礎学』の授業を始めます。まず、魔法とはなんでしょうか?はい、ラウザ君」


「魔法とは神が決めた秩序です。」


おお!正解だな。まぁ、これくらい知ってないとダメだが。


「正解よ。じゃぁ、魔法は何と何があれば発動出来るでしょうか?はい、ミモザさん」


「魔力と魔法式ですわ。」


「正解、正解ではあるんですがそれは大雑把に言えばです。詳しく説明できる人はいますか?」


誰もいないのか?!こんなに簡単なのに?!仕方ない。手を挙げるか。


「はい、アベル君。答えはわかる範囲でいいので。魔法とは何と何で発動できますか?」


この先生、俺を試してるのか?いいだろう乗ってやる!


「魔法は、さっきミモザさんが言った通り魔力と魔法式でも発動できます。しかし、他にも方法が幾つかあります。1つ目は魔力と詠唱です。詠唱とは『力ある言葉』つまり、魔力を言葉に乗せ発動したい魔法になるような言葉を言えばいいのです。例えば、《まぁ、さっさと跪け》」


ブワァッ!!


「とまぁ、1つ目はこんな感じですね。2つ目は魔力を使って『英霊』『精霊』『星霊』『悪魔』に力を貸してもらい魔法を発動する方法です。ですが、この方法で魔法を使うには魔法の『熟練度』と『精霊』などと親しくないと暴走してしまいます。」


まぁ、俺は使えるし暴走しないけどね。


「3つ目は魔力とイメージですね。イメージつまり想像力があり魔力もあればどんな魔法でも発動できます。」


「それは」


「その方法は研究されているが実際に出来た人はいないぞ!」


「それは、その研究した人のやり方が間違えているのです。」


「な!?」


「このイメージとは発動する魔法がどのようにして発動しているのかを知らなければ発動出来ません。さっき詠唱して発動した魔法もこれの応用ですね。」


「な!?そんな事で魔法が発動するのか?!」


「わからないなら自分でやってみてはどうです?《(ファイ)》の魔法であれば簡単に出来るでしょう?」


「わかった。んんっ!!」


ボッ!!


「で、出来た!!」


「ほら、出来たでしょう。あなたの家族に出来たと帰って報告してください。あなたの家族なのでしょう?研究していたのは」


「あ、ああ、そうだ。」


やっぱりそうか。


「では、4つ目は」


「まだあるの?!」


は?あるだろ。


「4つ目は魔法媒体を通して発動する方法です。これは皆さんわかるでしょう。とまぁ、こんな感じですかね。」


「あ、ありがとう。アベル君」


「いえ、ではサリア先生授業の続きを」


「そうね。アベル君が説明してくれた通り魔法には複数発動する方法があります。この中でどれを使うかは皆さんの自由です。」


カーン、カカーン、カーン


「『魔法の基礎学』の授業はこれで終わりです。次は『実力テスト』なので外のグラウンドに10分後集合です。時間に遅れないようにね。」


ガラガラ


先生は、教室を後にした。


「はぁー、凄かったわね。あんた」


「ん?ミオか」


「ん?何よ。」


「いや、君から話かけてきたのでびっくりしただけだ。」


「そ、そうなのね。アベル、グラウンドに移動しながら話ましょ?」


「ああ、いいぞ。」


「じゃぁ、行きましょ。」



◆◇◆◇◆◇◆



グラウンドに移動中


「はぁー、にしてもアベルってあそこまで魔法に詳しいのね。」


「ん?そうか?普通だと思うが。」


「あれだけ答えた上に、イメージで魔法が使えるって証明したじゃない?しかも、その研究の第一人者の息子の『ラウザ』君の前で」


そんなに凄い事なのか?


「ラウザって、凄いのか?」


「凄いも何も、アベルがいなかったら『実力試験』で一二を争うって言われてたのよ!!」


「そうなのか。まぁ、あの試験は生ぬるかったな。」


ほんとにあれは生ぬるかったな。だって魔法一切使ってないし。


「生ぬるいって、はぁー、もう何も言わないわ。」


「ん?」


「ん?じゃぁないわよ。ところで《破滅の魔眼》のこと教えてくれるでしょ?」


「ああ、そう言ったな。」


「教えて?」


くっ!?上目遣いだと!?だが俺は騙されん!!


「ああ、わかった。《破滅の魔眼》は《神眼》に至るかもしれない奴の眼に現れる。」


「し、《神眼》!?」


「声でかいぞ!!」


「ご、ごめんなさい。」


「じゃぁ、続きを話すぞ。《神眼》って言っても《破滅の神眼》だがな。」


「(破滅の神眼でも充分凄いと思うわよ。)」


「なんか言ったか?」


「なんでもないわよ!」


「そ、そうか。」


小声過ぎて聞こえなかったから聞いたんだが、なんで怒られるんだ?


「まぁ、いい、続きな。《破滅の魔眼》が《破滅の神眼》になるには覚醒と解放が必要だ。そして、ミオの眼は覚醒前でしかも開放されていない、ということはミオは《破滅の神眼》に至れるんだ。俺はもう《破滅の神眼》だけどね。」


「え、そうなの?!じゃぁ、皆も《破滅の神眼》に至れるんじゃ」


「それは、無理だ。《破滅の神眼》に至るには《破滅の魔眼》の時に開放しないことが重要なんだ。」


「開放って、生まれた時に魔眼にかける呪い(まじない)のこと?」


「そう、それ。それをした人は《破滅の神眼》には至れない。」


ほんと、あの時これに気づいた時は発狂したな。


「で、でもそれじゃぁ私も《破滅の神眼》に至れないわよ。私も呪いしてるもの。」


ん?それのことか、ミオは大丈夫なんだよな。


「ミオは大丈夫だぞ。だって呪いかかってないし。たぶん、ミオの魔眼が強すぎて呪いを破壊したんだろうね。」


「え、そんなことってあるの?!」


「あるな。資質があるやつは稀にいるから。」


「じゃぁ、私は《破滅の神眼》に至れるのね!」


「まぁ、今は無理だな。」


「な、なんでよ!!」


「だって、ミオ《破滅の魔眼》の制御出来てないもの。」


「ぐっ!?」


まぁ、そんなことを話している間に着いた。


「ほら、着いたぞ。」


「え、ええ、わかってるわよ。」



◆◇◆◇◆◇◆



「じゃぁ、これから『実力テスト』を始めます。」

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