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最強魔王  作者: シャケ
第1章 入学式
2/10

魔話2 入学試験終了

編集し終わりました

「行ってらっしゃいませ、主」


クレアの言葉を背後に受けながら、俺は格技場に上がった。そして相手側を見たらアイツがいた。俺が最初に話しかけた奴だ。


「はぁー、お前が相手かよ。これりゃすぐ終わるな。」


「よろしくね。」


「気安く話しかけるな!俺様を誰だと心得える!俺は魔皇グレオロス・リール・ガンが父、ベリオロス・リール・ガンだぞ!」


あっそ。名前長いな、父親が魔皇なのかなのに何故こんなに弱いのだろうか?


「へぇ〜、君のお父さんも魔皇なんだね。」


「だから、気安く話しかけるなと言っている!!俺様皇族だぞ!」


はぁー、くだらな!!皇族だろうがなんだろうが、力がなければ意味が無い。それにしても皇族ってなんだ?


「ねぇ、皇族ってなに?」


「は?」


。゜(゜^∀^゜)゜。ギャーハッハッハッハッハッハハッハッハッハッハッハ !!

(ア、アイツ皇族知らねぇのかよ!)

(皇族を知らない物がこの世にいるとは、恥さらしですね。)

(イケメンなのにな〜)


ん?この反応まさか皇族ってそんなに有名なのか?


『主。皇族とは魔皇の家系という意味です。』


へぇ〜、そうなのか。でも、だからなんなのだ?


『魔皇の家系だから、強いという何かが生まれたのでしょう。』


はぁー!?くだらな!!血も少しは関係はあるが、魔力はなどは自分で磨かなければ力にはならないというのに、誰だそんなくだらないことを広めた奴は?まぁ、いい。今は試験に集中しよう。


『ありがとう、クレア』


今の魔法は《念話(リークス)》だ。


「はぁー、そんなことも知らないのか?これだから混血や田舎者は嫌なんだよ!」


「はぁー、くだらない。先生さっさと始めたいのですが?」


「あ、ああ。」


「まて!!お前今なんて言った!!」


「はぁー、くだらないって言ったんだよ。」


「何がくだらないのだ!!」


「それは、試合で教えてやるよ。先生」


「ああ。では、両者準備出来たな?始め!!」



◆◇◆◇◆◇◆



やっと、始まったな。さて、奴はどう出るかな?


「おい、お前さっきの答えを教えろ!」


はぁー、全く一切臨戦態勢に入ってないよ。馬鹿なのか?


「はぁー、答え?」


「そう、答えだ。お前が俺様の言葉をくだらないと言った理由だ。」


はぁー、そんなこと聞く為に態勢を整えないのか?つくづく馬鹿だな。


「はぁー、そんなもの答えは簡単だ。混血や田舎者を馬鹿にするのがくだらないと言ったのだ。」


「は?混血や田舎者を馬鹿にして何が悪いんだ!!」


「はぁー、つくづく馬鹿だな。この世は力だ。混血だから田舎者だから弱いとは限らないんだよ。」


「はあ?!お前こそ何を言っている?!この世は血だ。純血や強い親の血を引いてる物こそが強いんだよ!!これがその証拠だ!!《魔炎(デレア)》!!」


ほう?《魔炎(デレア)》か、この歳でそれを使えるとはだが詰めが甘いな。


「この歳でそれを使えるなんてね。」


「は!怖気付いたか?これが純血の力の証だ!!」


純血、純血ってさっきからうっせぇな。純血だからって、強いとは限らないんだよ。


「でも、詰めが甘いね。《(ファイ)》」


ボワッ!!俺の手から出た《(ファイ)》が相手の《魔炎(デレア)》を飲み込み魔力を取り込んで相手の目の前に迫った。


「は?いや、ちょっと待て?なんでたかが《(ファイ)》如きに俺様の《魔炎(デレア)》が飲み込まれるんだよ!?」


ほう?あの距離で躱すとわななかなかやるな。まぁ、だがそれまでだ。俺の《(ファイ)》が《魔炎(デレア)》を飲み込んだ理由もわからないようでわな。


「えぇー、純血なのにこの理由がわからないんですか?」


「お前俺様を馬鹿にするのもいい加減にしろよ!!もう怒ったからな!俺様が出せる最強の魔法で屠ってやる!6位階魔法《魔炎狼(デレア・ロウ)》!!と起源魔法《魔炎牙狼(デレア・ガル)》!!」


ほう?6位階の《魔炎狼(デレア・ロウ)》と起源魔法の《魔炎牙狼(デレア・ガル)》か、両方火系等魔法だな。しかし、起源魔法を使ってくるとはなかなかやるようだな。精根が腐ってなければ教示したものを、これも時代の影響だな。


「はははっ!!これでどうだ!!さすがにこれでは死ぬだろう。行け、狼共!!アイツを殺せ!!!」


ガウッ!!バン!!


「はぁー、そんなチンケな炎で俺が殺られるわけが無い。」


「な、なぜ?!立っていられる?!俺様の魔法を受けて立てるわけが無い!!お前は反魔法を使っていなかった!?なのに、何故だ?!」


「はぁー、そんなこともわからないのか?あんなの魔法を使うまでもない。周囲にある魔力だけで充分だ。」


俺は、あの時奴の魔法が当たる時に周囲の魔力を集めて即席の盾にしたのだ。こんなお遊び誰でも出来るというのに、なんで気づかないのか?


「し、周囲の魔力を操っだと?!」


「そうだが?」


「は?!お前は何を言っている?!周囲の魔力なぞ魔導具がなければ操れないのだぞ!?」


「は?お前それ本気で言ってるのか?!」


「あ、ああ。」


コソコソ

(アイツ何言ってるんだ?周囲の魔力なんて自力で操れるわけがないだろ?俺ら下級魔人族に)

(ええ、周囲の魔力が操れるようになるのは、中級からですからね。)

(はぁーカッコイイわ。)


周囲の反応を見る限りこの歳では周囲の魔力が操れないと思っているのか?んなわけねぇだろうがよ!!魔力操作出来りゃ誰でも出来るのに。


「はぁー、マジか?!じゃあ、魔力操作は?」


「は?魔力操作?」


え?!まさか魔力操作知らないのか?!先生は?!


「ん?」


先生までん?って顔してるし!?マジか?!先生まで知らねぇのかよ!!


「はぁー、もういいや。じゃあ次はこっちから行くぞ!」


ドゴォッ!!!


「シッ!!これで終わりだ。」


「ガハァ!!な、何をした?!」


「はぁー、ただ殴っただけだよ。」


「し、勝者アベル!!!」


はぁー終わったぁーー。つまらなかったな。


「おかえりなさいませ、主」


「ああ、ただいま。クレア」


「はい、これを。」


「ありがとう。よし、着終わった。それでこれからどうすればいいんだろうね?」


「皆さん、現試合をもって入学試験を終わります。校門に案内をしますのでついてきてください。」



◆◇◆◇◆◇◆



「はい。では皆さん解散してよろしいですよ。試験結果は3日後に発表です。発表される場所はこの校門ですので、忘れないでください。では、またお会いしましょう。」

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