小太郎 わしをスキーに連れてって 25
「これをどうするんだ?」
「木 1本に1つ付けて」
「太郎ちゃん なるべく上の方にね」
「上の方だな 任せろ!」
静おばちゃん 小町の指示で小太郎の仕事が終わる
「マズイのぉ 風に左右されてしまう」
「やっぱり風任せだと成功率が下がるねぇ…」
「おっちゃんどうだ!」
「小太郎殿 そっちは準備終わったのか?」
「終わったぞ!」
「小太郎くん 後ろ向きに滑れない?」
「後ろ向きか…おっちゃんどうした?」
「風に左右されるのじゃ…本番無風じゃったら…」
「そうか…んじゃ 俺やってみるぞ!」
「やってくれるか!」
「晶ちゃんの為だ!おっちゃん教えて」
「わしの教えはスパルタじゃぞ!ついて来れるか?」
「小次郎くん寝ちゃったから私 レストハウスで小次郎くん見てるから おっちゃん後はよろしくね」
「任せておくのじゃ 小次郎殿を頼むぞ」
お姉さんは小次郎と静おばちゃん 小町を連れてレストハウスへ
「ではやるか 小太郎殿見ておるんじゃぞ」
「ちょっと見づらいぞ…」
小太郎は雪の上に寝そべる
「良いか 前を広げて後ろを閉じるのじゃ」
「ボーガンの逆だな」
ボーゲンだぞ小太郎
「ん〜っと…こうか?」
小太郎一発クリア
「そ…そうじゃ…まぐれではないのか…」
スゥースゥー
「どうだ?」
「み…見事じゃ…」
もはやおっちゃんが教える事はない…
「おっちゃん 晶ちゃんとこ行くか?」
「そうじゃな 晶殿が変に思わんようにせんとな」
「太郎ちゃ〜ん!」
「おっ 噂をすればじゃな」
晶ちゃんが 晶ちゃんの父ちゃん 母ちゃんと滑って来る
「太郎ちゃんも一緒に滑ろう!」
「痛てて…腹冷えたかなぁ…俺ちょっとトイレ…晶ちゃん 滑ってて」
「大丈夫?」
「大丈夫!トイレ行けば治るから」
「わかった 治ったら一緒に滑ろうね」
「小太郎殿…」
「晶ちゃんの父ちゃん滑れるようになったんだな 晶ちゃん嬉しそうだったな!」
「嬉しそうじゃったのぉ」
楽しそうにリフトに乗って行く晶ちゃん親子を小太郎と小ちゃいおっちゃんは下から見送った
「俺 代わるか?」
「小太郎くん 滑れるようになった?」
「わしが教える事は何もなかった…」
「小次郎重くないか?」
「大丈夫だよ 小町ちゃんも手伝ってくれてるから」
お姉さんに全てを委ねるように グッスリ寝る小次郎
小町も 力 を使いお姉さんを助けていた
「可愛い寝顔だよね」
女性3人小次郎の寝顔にメロメロ
「ごめんね 遅くなっちゃって」
「お 母ちゃん!」
「小次郎まで見てもらっちゃって あら 寝ちゃったか」
「どうでした?」
「おかげ様で 一通り挨拶して来れましたよ」
母ちゃんは 学生時代の恩師やお世話になった人のところに 父ちゃんと挨拶回りして来たのだ
「晶ちゃんの誕生日の準備しないとね」
「晶ちゃん 父ちゃん達と楽しくスキーしてるぞ」
「大丈夫 母ちゃんが1人で用意するから 今日くらい親子水入らずで遊ばせてあげなさい」
「小太郎くん 小次郎くんお願い 私も準備手伝うから」
母ちゃんとお姉さんが準備をするのにホテルへ
静おばちゃんと小町もお姉さんについて行った
「小太郎 父ちゃんが代わるぞ!重いだろう」
「そうだな 父ちゃん頼んだ!」
小太郎は小ちゃいおっちゃんと外に出る
「小太郎殿上手くいくかのぉ」
「大丈夫!小次郎も寝て充電してるし やっぱり俺達だけの考えじゃなく おばちゃんとこまっちゃんにも相談したから スゴイ誕生日が出来るぞ!」
「楽しみじゃな」
「おっちゃんの誕生日はいつだ?」
「わしか?わしはめでたい日じゃぞ!」
「めでたい日?」
「元旦じゃ!」
「さすがだな!おっちゃんらしい誕生日だな!んじゃ もうちょっとでおっちゃんの誕生日だな!」
「まぁ わしらは100年に1度が誕生日なんじゃがな」
「100年に1度だとお祝い出来ないだろ…今度のお正月はみんなで祝おうな」
「小太郎殿…わしも祝ってくれるのか?」
「もちろんだろ!おっちゃんが産まれた日なんだから」
「小太郎殿…楽しみにしておるぞ…」
込み上げるものをグッと我慢する 小ちゃいおっちゃんだった




