小太郎 わしをスキーに連れてって 23
「太郎ちゃん おはよ」
「晶ちゃん!おはよ!」
「おまえさん どうしました?」
「何がじゃ?」
「少しやつれたみたい…」
「おっちゃん風邪ひいて大変だったんだぞ」
「あら それは大変」
あまり大変そうじゃないみたいな言い方だな
「小太郎殿のおかげで この通り良くなったのじゃ!」
「太郎ちゃん ご迷惑おかけしました」
「びっくりしたぞ!スゴイ熱で雪がすぐ溶けるんだ」
「それで もう大丈夫なの?」
「もうピンピンじゃ!それもこれも小太郎殿のおかげじゃよ」
その小太郎も熱が出たのを小ちゃいおっちゃんは黙っていた
小太郎本人も気付いていなかったのだ
「いただきます」
「小太郎殿 納豆が食いたい」
「おっちゃん 大丈夫か?この前 納豆の糸で動けなくなったろ」
「じゃが…好きなんじゃよ」
「気をつけて食うんだぞ」
小ちゃいおっちゃんが納豆にかぶりつく
「ほふぁほぅほの…」
小ちゃいおっちゃん 納豆に引っ付く…
「だから言ったろ…」
全身ネバネバ…
「ほら 身体洗え」
洗面所でペットボトルのフタにお湯を入れてもらい 身体を洗う
「何故 納豆はネバネバなんじゃ…腹いっぱい食いたいのぉ…」
「おっちゃん 納豆好きなんだな…」
「あれは美味い!なんじゃろう 独特な旨味がある」
「おっちゃん 箸使えば食えるんじゃないのか?」
「箸か…わしらは全て手掴みじゃからのぉ」
小太郎と小ちゃいおっちゃんが戻ると
「はい 納豆ひき割りにしてもらったよ」
「おぉ 小さくなっておる!晶殿ありがとう!」
「おっちゃん 小ちゃくなってるけど…ネバネバに気をつけろよ」
小太郎が納豆を一欠片つまみ小ちゃいおっちゃんに近づける
「小太郎殿 慎重にじゃぞ…」
プルプル…
「小太郎殿…震えておるぞ…」
「おっちゃん 口開け…」
「あ〜ん」
「太郎ちゃん もうちょっと左!」
「左…」
「そっちは右!」
「そこ!」
「小太郎殿 うわっぷ!」
小ちゃいおっちゃん 口が乾き閉じたところへ
「モゴモゴ…」
「おっちゃん…口閉じるなよ…」
納豆一つに悪戦苦闘する小太郎と小ちゃいおっちゃん
結局 晶ちゃんが小ちゃいおっちゃんに納豆を食べさせ
「美味い!」
やっとご満悦の小ちゃいおっちゃんだった
「父上!」
「お!来おったな!」
小丸がお姉さんと小町に送られて来たのだ
「小町 出来たか?」
「兄上!お任せあれ!ちゃんと人数分…」
「人数分?」
「お姉さんと話した結果 みんなでって事に」
「わしも着るのか?」
「もちろん!後…兄上には重要な役割があるから」
「わしがか?」
「そう 兄上しか出来ない事」
「そうか!何じゃかわからんが…わしじゃないとダメなんじゃな!」
「そう!」
「いつじゃ?」
「夜 場所はゲレンデで」
「そうか 待ち遠しいのぉ」
「じゃあ 今日はいっぱい滑ろうか!」
「おぅ!明日で終わりだからな」
「小太郎くん ちょっといい」
「なんだおばちゃん?痛てて…」
「ちょっと耳貸して」
「ちゃんと返してね」
「………」
「何?」
「あのね……」
「おぉ!晶ちゃん喜ぶぞ!」
着々と晶ちゃんの誕生日計画が進む
「小次郎くん おいで!お姉さんが抱っこして滑ってあげるよ」
小太郎が小次郎を連れて来た
「小太郎殿 晶殿の相手頼んだぞ!」
「任せろ!おっちゃん達も練習頑張れな!」
「わしは 後ろ向きに滑る練習じゃから問題ない!」
「太郎ちゃん 後であちき達の手伝いお願いするでありんす」
「おぉ!いつでも声かけて!」
「ほら 晶ちゃんが来たよ 小太郎くんよろしくね」
「晶ちゃん!リフト乗って上行こう!」
小太郎が晶ちゃんとリフトに乗って行く
「さて やりますか」
「お姉さん その前にあちき達をホテルまでお願い!」
「オッケー!小丸くんと静さんも小町ちゃんのお手伝いお願いね」
「うん!夜が楽しみだなぁ!」
「晶ちゃん喜んでくれるかしら 腕の見せ所ですね」
小町と小丸 静おばちゃんはホテルで準備
そして…
「わしは何をどうすればいいのじゃ?」
「出来るだけ 私の真ん前から離れないで後ろ向きに滑って」
「後ろ向きに滑るのは問題ないが…風に左右されるからのぉ」
ゲレンデでは お姉さんと小ちゃいおっちゃん そして小次郎という組み合わせ
果たしてどんなイベントを考えているのか




