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小太郎 わしをスキーに連れてって 22

「へ〜ぶしゅ!」

「どうしたおっちゃん」

「なんじゃか頭が重い…」

「風邪ひいたんじゃないのか?」

「わしが風邪?風邪とはなんじゃ?というくらいひいておらんぞ…ズズゥ…」

「鼻垂らして何言ってんだ…クシャミして頭が薄くて鼻垂らしたら ほぼ風邪だぞ!」

「小太郎殿…なんか1つおかしいのが入っておったが…」

「気にすんな!おっちゃん早く寝ろ!」

「そうじゃな…そうするとしよう…ガァ〜スゥ〜ピィ〜…」

「おっちゃん…早いなぁ…」

小太郎が小ちゃいおっちゃんの頭を触る

「熱っ!おっちゃん かなり熱いぞ…」

窓を開けて雪を取る

「おっちゃん 今 頭冷やしてやるからな」

雪を小さく丸め小ちゃいおっちゃんの頭にのせる

ジュ〜………

雪はすぐ溶け蒸発する

「おぉ…スゲー!何度有るんだ?参ったなぁ…静おばちゃんは(あきら)ちゃんとこに行ったし…」

小太郎は 小ちゃいおっちゃんの頭をひたすら冷やした

ジュ〜…ジュ〜…

「ガァ〜スゥ〜ピィ〜」

「よくこんなんで普通に寝れるなぁ…まぁ 風邪は寝るのが一番だけど」

「ガァ〜……厠…」

「おっちゃん 大丈夫か?」

「小太郎殿…まだ起きておったのか?良い子は早く寝ないといかんぞ…」

フラフラ歩く小ちゃいおっちゃん

「ほら 俺が連れて行ってやるから…」

「すまぬ…なんじゃ?真っ直ぐ歩けない…」

「おっちゃん 風邪だって…スゴイ熱だぞ」

「そうなのか?わし…風邪ひいた事がないからわからんのじゃ…」

用を足しすぐまた寝る小ちゃいおっちゃん

ジュ〜…ジュ〜…

「おっちゃん 明日まで熱下げてやるからな」

小太郎は一晩中 小ちゃいおっちゃんの看病をした


「ふぁ〜〜〜!よう寝たわい!今日も清々しいのぉ!ん?小太郎殿 こんなところに寝て居ると小次郎殿に狙われてしまうぞ!小太郎殿?」

小太郎の様子がおかしい…

小ちゃいおっちゃんが小太郎に触る

「熱っ!小太郎殿 スゴイ熱じゃ!そう言えば 昨夜なんか言っておったなぁ…わしが移したのか!ヤバイのぉ そろそろ小次郎殿が起きて来てしまう…」


現在朝の5時


「小太郎殿 今 治してやるからのぉ」

小ちゃいおっちゃんが小太郎の頭に手を置き気を送る

ブォ〜ン

「早く 晶殿が来てくれればいいのじゃが…しょうがない わしが小太郎殿に布団を掛けるしかないか…」

小ちゃいおっちゃんが布団のところへ

「みんな まだ寝ておるな…ん〜 ん〜 ダメじゃ…全然動かん…ならば…」

小ちゃいおっちゃんが布団に潜り込む

スゥ〜〜〜〜

「キエェェ!」

ボンッ!ファサ…

「キエェェ!」

ボンッ!ファサ…

小ちゃいおっちゃんは声の爆発を利用して布団を小太郎の元へ運ぶ

「はぁ…はぁ…やはり病み上がりじゃと辛いのぉ…」

なんとか小太郎に布団を掛ける事に成功する

「これで治療に専念できるぞ…小太郎殿すぐ治すでな…もう少しの辛抱じゃ」

ブォ〜〜〜ン…


現在朝5時半


「小次郎殿が起きるまで時間がない…もし今小次郎殿が起きたら…小太郎殿は 恰好の餌食 なんとかせねば」


さっきの小ちゃいおっちゃんの奇声で小次郎がモゾモゾしている

「いかん…起きそうじゃ…急がねば!」

ムクッ

「起きてしもうた…小次郎殿 良い子じゃ もう少し寝た方が良いのぉ」

「ちゃん!」

「どうしたのじゃ?ダメだ…あの笑顔にはとても敵わん」

タッタッタッ

ヨチヨチ歩って来る小次郎

「小次郎殿 兄上は頭 痛い痛いじゃから そぉっと寝かせてやるのじゃよ」

「たい たい?」

「そう 痛い 痛いなんじゃ」

「あ〜ちゃん!」

ペシッ ペシッ

小太郎の頭を叩く小次郎

「あぁ!ダメじゃぞ 小次郎殿は良い子じゃもんなぁ」

「あ〜い!あ〜ちゃん たい たい」

「そう 痛い 痛い もう少しで治るから待っておるのじゃぞ」

「たいのたいのんでけ〜!(痛いの痛いの飛んでけ〜!)」

「そうじゃな 痛いの飛んでけ〜!」

「あ〜ちゃん ぉった?(治った?)」

「もう少しじゃぞ」

急ぐ小ちゃいおっちゃん

「あ〜ちゃ〜ん!」

小太郎に遊んでもらいたい小次郎

「小次郎殿…良い子じゃからもう少し待つのじゃ…」

待ちきれない小次郎が立ち上がり狙いを定める

「ダメじゃぞ!兄上は痛い 痛いなんじゃから…」

倒れ込む小次郎

「ぬぉぉ!小次郎殿〜!」

ゴッチン!プチッ…

「なんだ!…小次郎か…ん?おっちゃん こんなとこで寝ると風邪ぶり返すぞ!」

小ちゃいおっちゃんの頑張りで小太郎の風邪 も 治っていた











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