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小太郎 わしをスキーに連れてって 18

『優勝は10番!小太郎と愉快な仲間達2チーム!』

『いや まだですよ!4番チームには まだ2人残ってますし 旗も取られてませんからね』

『まぁ…そうですが…残ってるのはずっと雪遊びしてる園児ですし…』


小太郎が旗の元に走る


「雪遊び楽しいか?」

「ん?誰?」

「俺は小太郎だ」

「お兄ちゃん?」

「そうだぞ!俺は男だからな」

「一緒に遊ぼ!」

「いいぞ!雪だるま作るか!」

「うん!」


「太郎ちゃん…」

「武優 あれが小太郎殿じゃ」

「若…」


「お姉ちゃんも混ぜて」

「お姉ちゃん?」

「晶ちゃんって言うんだぞ」

「晶お姉ちゃんいいよ!」


『勝負ついてないのに遊び始めましたよ…』

『でも何故かほのぼのとしてますね』

小太郎と晶ちゃんは4番の園児と遊び始まった


「小太郎くん…」

お姉さんが 3人の姉ちゃんの方に歩いて行く

「あんなに楽しく遊んでるの初めて見た…」

「小太郎くんは何にでも本気だから 晶ちゃんはそんな小太郎くんをずっと見てきてるし」

「優しい子達ですね」

「えぇ!とっても」


「どうじゃ」

「若…太郎ちゃんと晶ちゃん…スゴイですね」

「そうじゃろう あの童達の笑顔 あれが本当の笑顔じゃよ」

「完敗です」

「何がじゃ?」

「全てです」

「いや お主らの気持ちが小太郎殿に届いたんじゃよ お主らは あの童達の笑顔が見たくてやっておったのじゃろ?雪合戦の勝利ではなく」

「太郎ちゃんの心を見てみなさい」

武優が小太郎の心を読む

「やっぱり完敗です」

「どうじゃった?」

「太郎ちゃんの心の中は何もありませんでした 本能で動いているんですね 全て」

「えぇ!何もないのか?そんな訳はないじゃろう!なんかこう お花畑があって蝶々が飛んでおるとか!川のせせらぎの中 小魚が澄んだ水を泳いでおるとか」

「いえ 何も…」

「兄上 それが太郎ちゃんなんですよ」

「そうじゃったか…」


ピッピピィーーーーーーー!


『ここで時間切れのホイッスル!優勝は10番!小太郎と愉快な仲間達2チームです!』


小太郎はまだ雪だるまを作っている

「武優 愛羅 わしらも混ぜてもらおうではないか!」

「あちきも!」


こうして表彰式は お姉さんが1人 代表として出たのだった


「あら〜!デッカい雪だるま作ってもらったんだぁ!」

「うん!小太郎兄ちゃんスゴイんだよ!」

「そうか 良かったね」

「ん?お…リーダー何持ってんだ?」

「優勝賞品だよ」

「な〜んだ 優勝してもそんな船のデッカい写真かよ…俺ん家にも有るぞ!父ちゃんの船の写真なら」

「小太郎くん これは 船旅に行けるって賞品だよ」

「船旅?本当か!」

「本当だよ そして その船が…」

「父ちゃんの船だ!」

「あっ!父ちゃん!」

「子供達見ててくれてありがとうね」

「いいえ!小太郎くんと晶ちゃん 雪合戦優勝したんですよ!」

母ちゃんと父ちゃん達は買い物に行っていたのだ

「へぇ!晶 優勝したのか!」

「太郎ちゃん スゴかったんだよ!お姉さんも!」

「晶ちゃんだってスゴかったよ!小太郎くんと息の合った連携プレー!」

「ところで 小太郎が遊んでる子達は?」

「私達の弟です」

「決勝であたったんだよ」

「そうですかぁ」

「ほら 空 海 帰りますよ」

「えぇ!もっと遊びたい!」

「でも 暗くなるの早いから」

「や〜だ!」

「空くんと海くんって言うんだ じゃあ小太郎兄ちゃんと晶お姉ちゃんと一緒にご飯食べてから帰ろうか」

「うん!」

「でも…」

「大丈夫!ご飯食べたら私が送るから ねっ!お姉ちゃん達もそうしなさい」

「お姉ちゃん いいでしょ〜」

「しょうがないなぁ…じゃあ お言葉に甘えて…」

「よし!決まり!良かったねぇ!」

「おばちゃんありがとう!」

「あっ!」「あっ!」

小太郎と小ちゃいおっちゃんが焦る

「出るぞ…頭グリグリ…」

「げんこもちかも知れんぞ…」

小太郎と小ちゃいおっちゃんがドキドキしている

「いいえ」

笑顔の お姉さん

「え〜!」「え〜!」

小太郎と小ちゃいおっちゃん…

「贔屓じゃ…」








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