小太郎 わしをスキーに連れてって 6
「いい湯じゃった!」
「おっちゃん 風邪ひくから頭ちゃんと拭け」
「もう乾いた…」
「早っ!…だよな…」
「何をわしの頭をまじまじと見ておるのじゃ!」
「いや…そうだ!」
「なんじゃ…話を逸らそうとしておるな…」
「そろそろ晶ちゃんの誕生日だ!」
「ほ〜〜ら逸らした…なんじゃと!晶殿の誕生日じゃと!それはめでたい!」
小ちゃいおっちゃん…忙しいな…
「太郎ちゃん 僕いつもお世話になってるから 何かしたい」
「そうじゃな わしらも晶殿には良くしてもらっておるから…良し!静殿が上がってきたらみんなで何がいいか考えるとしよう!晶殿には内緒じゃぞ!」
それから30分後…
「あぁ!気持ちよかった」
「ほんにいい湯でしたね」
「やっと上がってきた…」
「太郎ちゃん お待たせ」
「ほんに女子は長風呂じゃのぉ」
「まだまだ入ってられるよ!」
「雪の中の露天風呂 とっても気持ちいいから つい長湯になるんですよ」
「そろそろ晩御飯だぞ!俺 腹減ったぁ…」
「わしもペコペコじゃ」
「お母さん達もう行ってるよ 私達も行こう!」
大広間に向かう小太郎達
「おぉ!スッゲーなぁ!」
大広間にはお膳が並んでいた
小太郎と晶ちゃんの間に小ちゃいおっちゃん家族
「みんな揃ったな!んじゃ いただきます!」
「小太郎殿 これは何じゃ?」
「おっちゃん そこに入ってると燃えるぞ」
仲居さんが固形燃料に火をつける
「ぬぉぉ!わしを燃やす気か〜〜!」
「だから言ったろ…他の人にはおっちゃん達見えないんだから…」
「素敵なお料理がいっぱいだこと」
「ほんにのぉ」
「食いたいの言えな」
「どれもこれも美味そうじゃ 目移りするのぉ…これとこれとこれを貰おうかのぉ」
「ほら いっぱい食え!静おばちゃんはどれだ?」
「私も同じでいいですよ」
「そっか 他にもあったら遠慮なく言うんだぞ」
「小太郎殿 これ 美味いのぉ!」
「茶碗蒸しか?いっぱいあるぞ!熱いから気をつけろな」
「茶碗虫?これは虫なのか?」
「そう!茶碗蒸しだぞ!」
「美味い虫がおるもんじゃのぉ」
活字だとわかると思うけど…
「晶ちゃん その綺麗な赤いのは?」
「これ?これはお刺身だよ 静おばさん食べてみる?」
「わしも!」
「はい お醤油つけて食べてね」
「おっちゃん これも一緒にのせて食うともっと美味いぞ!」
「ほほぉ!赤いのに緑をのせて食うんじゃな どれどれ…ん〜美味……ヒィ〜〜〜〜…ヘェ〜ブション!ブッ!あっ……」
「おまえさん…」
「すまぬ…つい……」
「おっちゃん 上から下から賑やかだな!わさびどうだった?」
「辛くてクシャミと屁っこが出たわい!じゃが…不意をつかれて醜態を晒したが わしは好きじゃな!」
「私も少し付けて食べてみようかしら」
「静殿!屁っこには注意するのじゃぞ!」
「黙らっしゃい!」
「ヒィ〜!教えてやったのに…」
「あら ツンっとして美味しい」
「屁っこは大丈夫か?」
「…おまえさん」
「………」
「おっちゃんドンマイ!」
「さて ご飯も食ったし 滑りに行くか!」
「待ってました!小太郎殿!競走するか?」
「おっちゃん あの距離大丈夫か?」
「大丈夫じゃ!」
小太郎VS小ちゃいおっちゃん のスキー対決
着替えて外に出ると
「まぁ…素敵だこと…」
「綺麗じゃのぉ…」
一面銀世界のゲレンデに空から舞い降りる雪に照明が乱反射して幻想的な風景が みんなを魅了した
「よし!小太郎殿!勝負!」
「行くかおっちゃん!」
「全く…殿方は…」
「2人共頑張れ〜!」
リフトに乗る小太郎
小太郎の肩に乗る小ちゃいおっちゃん
「おっちゃん…松葉が首に刺さって痛いぞ…」
「おぉ…すまん…」
「おっちゃん こんなんで滑れるのか?」
「松葉には脂分が付いておってな これがいいんじゃ」
「ふ〜ん」
「関心がないようじゃのぉ…」
「うん」
「うんって…」
リフトを降りる2人
いざ決戦!




