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小太郎 わしをスキーに連れてって 5

「キャ〜〜!」

父ちゃんは小次郎を肩車して滑っていた

「小次郎!怖くないか?」

「あ〜い!」

「小次郎…頭突きだけはやめろな…」


「父ちゃん 上手いなぁ!ストック無しで滑ってるぞ」

「小次郎ちゃん楽しそう」

(あきら)ちゃん 俺らも行こう!」

「うん!」

ピョ〜ン!

「小太郎殿!わしも連れて行ってくれ」

「いいぞ!」

「静おばさんと小丸ちゃんもおいで」

ピョ〜ン!ピョ〜ン!

「晶ちゃん よろしくね」


リフトに乗って上に向かう小太郎と晶ちゃん

下では小次郎が父ちゃんと滑っているのが見える

「小次郎〜!」

「あ〜ちゃ〜ん!」

「小次郎殿 楽しそうじゃのぉ」

「父上に肩車されてほんに嬉しそうだこと」

「父ちゃんも嬉しそうだな」


リフトを降りる小太郎と晶ちゃん

「いいか おっちゃん!ちゃんと掴まってろよ!」

「小丸ちゃんと静おばさんもね」

「大丈夫じゃ!」

「んじゃ行くぞ!」

シャッ!シャッ!

小太郎と晶ちゃんが並んでシュプールを描いて滑り降りる

「イヤッホ〜〜〜!」

「おっちゃん!耳が痛いぞ!」

「え?小太郎殿!何じゃって?」

「……おっちゃん 楽しいか?」

「最高じゃ!」

「そっか!なら良かった!」

「小丸ちゃん 怖くない?」

「大丈夫!気持ちいい〜!」

「静おばさんは?」

「とっても気持ちいいですよ!」

「良かった!」


「お〜い!小次郎〜!」

ゆっくり滑っている父ちゃんに小太郎達が追いつく

「小次郎ちゃん!楽しいね!」

「あ〜い!」

「小次郎殿!いい笑顔をしておるのぉ!」

「ちゃん!」

「小次郎ちゃん 父上の肩に乗っていい事〜」

「キャッ!キャッ!」

興奮して父ちゃんの頭をペシペシ叩く小次郎


「これは面白い!小太郎殿 もう一度!」

「何回でもいいぞ!」

リフトを降りると

「今度はここに乗ってみよう!」

「おっちゃん そんなとこで大丈夫か?」

「わしのバランス感覚を見よ!」

小ちゃいおっちゃんは小太郎のスキー板の先端に…

「んじゃ 行くぞ!ホントに大丈夫か?」

「小太郎殿!イケーー!」

「全く…落ちても知らないぞ!」

シャッ!シャッ!

「ホッ!ハッ!どうじゃ!上手いじゃろう!」

小太郎のターンに合わせて体の向きを変える小ちゃいおっちゃん

「おっちゃん!俺は見れないぞ…」

小太郎の足元ではしゃぐ小ちゃいおっちゃんを滑りながら見れるわけがない…


「楽しかったのぉ!」

「おっちゃん ちょっと休むぞ!後は 夜にまた来ような!」

「夜?」

「ナイターで滑るんだよ」

「ナイターとはなんじゃ?」

「コースを照明で照らして滑るの!とっても綺麗なんだよ」

「あら 素敵ねぇ!それは楽しみだこと」


「おっちゃんも温泉行くか?」

「温泉!もちろんじゃ!」

「静おばさんは私と行こう!」

「久しぶりの温泉ですねぇ」

男湯には小太郎 小ちゃいおっちゃん 小丸 父ちゃん2人

女湯には晶ちゃん 静おばちゃん 小次郎 母ちゃん2人


ザブン…

「ん〜極楽 極楽…」

「小太郎くん 気持ちいいねぇ」

「晶ちゃんの父ちゃん!極楽だな!」

「小太郎 オヤジくさい言い方するな…」

「そうか?」

「しかし…羨ましいですねぇ…こうやって 息子 と温泉に入れるのは…」

「晶ちゃんはもう一緒に入ってはくれないんですか?」

「小学生になってからは…」

「そうですか…寂しいですね」

「晶ちゃんの父ちゃん!背中洗ってやるぞ!」

「小太郎くん…んじゃ 洗ってもらおうかな!」



「小次郎ちゃん 気持ちいいねぇ!」

「あ〜い!」

「小次郎は晶ちゃんにべったりなんだから」

「晶も喜んでますから」

「私も女の子欲しかったなぁ」

「うちの人は 男の子欲しかったって…無い物ねだりなんですね」

「小太郎を見て育つ小次郎が心配で…」

「あら…小太郎くんは いいお兄ちゃんですよ 小次郎くんもいつもニコニコ笑顔で素直に育ってるじゃないですか」

「小太郎には 何度ハラハラさせられた事か…」

晶ちゃんの母ちゃんもそれは充分知っている


「小太郎殿…あの外に有る風呂はなんじゃ?」

「あれは…露天風呂だぞ…行くか?」

「行ってみたい…」

こそこそ話す小太郎と小ちゃいおっちゃん

小太郎は 小ちゃいおっちゃんと小丸を連れて外に出る

「どうだ?」

「ふぃ…いい湯じゃ…」

「そうですね」

小ちゃいおっちゃんと小丸は 小太郎の両手ですくった露天風呂に入っている

「深々と降る雪を見ながら入る風呂は格別じゃな」

「おっちゃん…頭 寒くないか?」

「…少し」

雪の露天風呂は 小ちゃいおっちゃんを素直にさせた







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