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小太郎 わしをスキーに連れてって 2

「美味い!電車の旅はいいのぉ!」

小ちゃいおっちゃんは駅弁を頬張っていた

「おっちゃん 駅弁気に入ったんだな」

(あきら)殿が作ってくれる握り飯も美味いが 電車の中で食う 飯粒もまた格別じゃ!」

小次郎と小丸は窓の外がだんだんと白くなって行く様を見ている

「あ〜ちゃん!おんも!」

「小次郎 あれが雪だぞ!」

「小次郎ちゃんは初めてじゃない?」

「そうか 小次郎殿は初めてなのか 綺麗じゃろう」

「あ〜い!」

目的地に着く頃には一面が銀世界になっていた


「小太郎 そろそろ着きますよ!忘れ物しないようにね」

「おぅ!おっちゃん達ポケットに入るか?」

「いや せっかくの雪 小太郎殿の肩を借りるとしよう」

小ちゃいおっちゃん達が小太郎の肩に飛び乗る

「風強いからちゃんと掴まってろな」

プシュ〜……

「くぅ…寒っ!」

「寒いけど 気持ちいい!」

「あれ?おっちゃん達どこ行った?」

小太郎の肩におっちゃん達の姿がない…

「小太郎殿…わしらはここじゃ!」

寒さのあまり 小太郎のフードに避難していた


小太郎達のホテルはスキー場と隣り合ったホテル

「おぉ!スゲー!」

「クリスマスなのによくこんなホテル取れたな!」


「こんにちわ」

「あっ!おば…ンゴンゴンゴ…」

小太郎 口を塞がれる

「小太郎くん久しぶり」

「お姉さん!」

「晶ちゃんこんにちわ ホテル気に入ってくれた?」

「このホテルおば……ンゴンゴンゴ…」

再度塞がれる

「知り合いのホテルだから取れたんだよ」

「いつもありがとうね」

「いいえ 小太郎くん 晶ちゃん 今日はお父さんも一緒で良かったね」

「うん!」

「早速滑りに行こう!一緒に滑ろう!おば…ンゴンゴ…」

小太郎 三度口を塞がれる

「全く…毎回毎回おばちゃんっては言わせないぞ!」

自分で言ってるぞ…


「小太郎殿 早く行こう!」

「なんだおっちゃん…そのかっこう…」

「気がついたか!これは 蓑 じゃ!」

「みのむしみたいだな…」

小ちゃいおっちゃんは 蓑 を来てサングラス姿…

「おまえさん…」

「なんじゃ静殿…その服は…」

「時代が違うんですから…これに着替えなさい」

静おばちゃんは この日の為に小ちゃいおっちゃんと小丸の分のウェアを作って来たのだ

「わしもみんなの分 蓑 をお揃いで作って来たのじゃがなぁ…」

ブツブツ言いながら着替える…堂々と小太郎と晶ちゃんの前で

「おっちゃん…小次郎じゃないんだから 隠れて着替えろよ」

「別にいいじゃろ 減るもんでもない」

「そうだけど…」

小ちゃいおっちゃん 赤いフンドシをみんなに披露して着替える

「どうじゃ似合うか?」

カラフルなウェアにサングラス

「頭以外は暖かそうだな」

「流れ星…あれに願い事をすると叶う…嘘じゃな…何度願った事か…かれこれ数千回…」

「おっちゃん 何ぶつぶつ言ってんだ?」

「ん?おぉ…独り言じゃ気にするでない…」

声が高い小ちゃいおっちゃんの独り言

髪が生えるように流れ星に願い事をしていた事がみんなにバレた…

「あぁ〜!しまった!」

「どうしたおっちゃん?」

「松葉…」

「あっ!そうですね…」

「静おばちゃん 松葉がどうしたんだ?」

「松葉が私達のスキー板なんです」

「そうなのか?」

「小太郎くん これかな?」

「ん?おばちゃんなんでわかったんだ?」

「お姉ちゃんね 危なく松葉で刺すとこだった…さっきから見えない人と話ししてるから そうかなぁって思ってね」

「お姉さんも見えるの?」

「今はもう本当ぼんやりしか見えなくなっちゃった でもなんとなくだけど声は聞こえるよ」

「本当か!スゲーな!」

「小太郎くんと晶ちゃんは見えるんだね」

「うん でもお母さん達には見えないからたまに熱あるんじゃない?って言われるの…」

「キエェェ!」

「キャッ!」

「おっちゃん急にどうした?」

「今の声はどっちの妖精?」

「俺のだぞ おっちゃんだけど…」

「本当にわしの声が聞こえたみたいじゃな」

「聞こえるよ 声がする方を見るとぼんやりだけど見えるよ」

「これは驚いた…」

「私も晶ちゃんと一緒で お母さんや友達に変に思われるから今まで黙ってたの」

「お姉さんスゴ〜イ!」

「お主何歳じゃ?」

「小太郎くん 潰していい?」

「おっちゃん おばちゃんに歳聞いちゃダメなんだぞ!」

「小太郎くん…お姉ちゃんね」

「そうですよ!おまえさん」

「それはすまん…しかし わしらが その歳で見えるとは…」

「本当にぼや〜っとだよ 子供の頃はちゃんと見えたんだけど その時にウチの妖精と一緒にスキーやってたから 松葉が欲しいんじゃないかな?って思ってさっき取って来たんだよ」

「ありがとうございます」

静おばちゃんが頭を下げる

「驚いたのぉ…この時代にもまだ居ったか…」






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