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小太郎 小ちゃな小ちゃな大冒険 2

「もろに食らってしまった…首が縮んでしもうた…草陰を歩くのは危険じゃ…仕方ない…砂利陰を歩くか…」

ササササ…ササササ…

小ちゃいおっちゃんは大きめの砂利を選んで隠れながら移動する


「むむ…やっかいなものがあるのぉ…遠回りするしかないか…」

小ちゃいおっちゃんの行く手を阻む水溜り


ゲロ…ゲロゲロ…

「なんじゃ?もう夜になったのか?」

小ちゃいおっちゃんが空を見上げる

「ん?まだ明るい…ぬゎぁ!カエルじゃ!」

カエルの舌が小ちゃいおっちゃん目掛けて伸びる

「ヒィ!」

間一髪避ける小ちゃいおっちゃん

「お主 わしを食おうとしておるのか!ヒィ〜〜!」

ビュッ!ビュッ!

「よっ!はっ!」

カエルの執拗な攻撃

躱す小ちゃいおっちゃん

「これでは埒があかん…わしの声で気絶させてやる!」

小ちゃいおっちゃんはカエルの懐に潜り込む

「これでお主の死角に入った!もう舌で攻撃は出来んじゃろう…耳はどこじゃ?至近距離で一発で決めてやる…」

カエルをよじ登る

「ヌルヌルで気持ち悪いのぉ…」

なんとかカエルの頭まで登りきったが…

「ん?どこじゃ…耳はどこなんじゃ〜〜〜〜!」

小ちゃいおっちゃんがカエルの 耳元 で絶叫する

不意を突かれたカエルは驚き…ひっくり返る…

※カエルの耳は目のすぐ後ろの小さい穴


「ふっ!他愛もない…」

不意を突かれたカエルが驚き そのカエルに不意を突かれた小ちゃいおっちゃんは カエルの下敷きになりながら捨て台詞を吐いた


「ぬぉぉ………」

スッポンッ!

「やっと抜けた…さて 帰るか…」



「おっちゃん!どこに居るんだ?」

小太郎と(あきら)ちゃんは 家の中を探して居た

「あ〜ちゃん!あっち!」

「あっちの意味が…小次郎 おっちゃんと遊んでたのか?」

「あい!」

「どこで?」

「あっち!」

「太郎ちゃん お外指さしてるよ」

「小次郎 外か?」

「あ〜い!」

最初からそう言ってるだろ!と言いたそうな小次郎

「もしかして…さっき母ちゃんが小梅の散歩に行った時…」

「それだよ!」

「小次郎 おっちゃんも一緒に行ったのか?」

「あい!」



「ねぇねぇ…あれ動いてない?」

「ん?…本当だ…微妙に動いてる…」

「中に虫でも入ってるんじゃない?」

「ちょっと取ってみて…」

「やだよ…」

道行く人が不思議そうに見ているのはペットボトルのフタ

中には…

そう 小ちゃいおっちゃんが入っていた

「これなら 外敵に襲われることはないぞ!」

たまに立ち止まり フタを持ち上げてキョロキョロする

「ん?この者達は何を見ておるのじゃ?」


「止まった…気持ち 片側浮いてない?」

「浮いてる…」


「なんじゃ?もしかして…わしを見ておるのか?」

まぁ…正確に言うと ペットボトルのフタの動きだけど…

「わしが見える者は居らんのか?全く…寂しい世の中になったもんじゃ…」


「よし!俺が中を見てやる…」

「気をつけてね…」


「何が『俺が中を見てやる』『気をつけてね』じゃ!

ようし見ておれ…」

小ちゃいおっちゃんのいたずら心に火がついた


「見てろよ…」

そぉっとペットボトルのフタに手を伸ばす

小ちゃいおっちゃんがフタの中で気を練る

スゥ〜〜〜〜

「なんかフタ…カタカタ揺れてない?」

「今 正体見せてやる…蜂か虻が入ってるんだよ…」

後少しで手が届くところで…

「キエェェェーーーー!」

ポ〜〜〜〜〜〜ン!

小ちゃいおっちゃんの奇声で ペットボトルのフタが空高く舞い上がる

「うわぁ!」

「キァーーーー!」

一目散に逃げて行った

「ふっ!肝っ玉が小さいのぉ!」

クルクルクルクル…ストンッ!

舞い上がったフタが小ちゃいおっちゃんを再び隠した

「さてと…帰るか……小太郎殿…早く気付いておくれ…ズスゥ〜!」

小ちゃいおっちゃんは袖で涙を拭い歩き出す












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