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小太郎 小ちゃな小ちゃな大冒険 1

「おまえはどこまで大きくなるんだか…」

母ちゃんが小梅の散歩で河原に来ていた

「ほら 遊んで来なさい」

リードを離してやると喜んで駆けていく

小次郎と小ちゃいおっちゃんを乗せて

「あ〜い!」「ヒャッホー!」

小梅は賢い犬で小次郎が落ちないように走るのだ

小次郎が小梅の両耳を掴み落ちないようにバランスを取る

しばらく走り回り小梅は伏せて小次郎を降ろし

小次郎が遊んでるのを危なくないように見てるのがいつものパターンなのだ

小次郎は小梅から降りるととりあえず石を拾い川に投げる

ポッチャン!

ニィ〜〜〜っと笑う小次郎

これを飽きるまで繰り返す

「小次郎殿はいつも笑顔じゃのぉ」

小ちゃいおっちゃんも小梅の背中に乗ったまま小次郎を見ているのがいつもの日課なのだ


ゴロ…ゴロゴロ…


「もよおして来おったのぉ…仕方ない…」

小ちゃいおっちゃんは小梅から降りて草の影で用をたす


「小次郎 雷様が来るから帰りますよ」

母ちゃんは小次郎を抱き 小梅を連れて帰ろうとしている

「お…小次郎殿 待ってくれ!」

「ちゃん!」

「ぬぉぉ止まらん!小梅殿…」

「オン!」

「と…止まらん!」

母ちゃんに小ちゃいおっちゃんの声は聞こえない

どんどん離れて行く…

「小次郎殿〜〜!小梅殿〜〜!」

「ちゃ〜〜ん!」


「行ってしもうた…」

カサカサ…

「誰じゃ!…風か?仕方ない…1人で帰るか…何週間かかるかのぉ…」



(あきら)ちゃん 後でね!」

「うん!後で行くね」


「あっ!母ちゃん ただいま!小梅の散歩の帰りか?」

「小太郎 おかえり もう…小梅 大きくて…散歩が大変…」

「あ〜ちゃん!ちゃん!」

「おぉ!小次郎いいなぁ 小梅に乗せてもらってんのか!」

「ちゃう!ちゃん!」

「ん〜…何を言いたいかわかんない…」

小次郎は 小ちゃいおっちゃんを置いて来た事を小太郎に伝えたかったのだ


ポツ…ポツポツ…ザァーーーーーー


「うわぁ 降って来た!小梅 走るぞ!」


「ふぅ…ビショビショになるとこだった…」

ピカッ!ドドン!

「おぉ!雷様も来た」

「ちゃん!」

「なんだ?さっきから ちゃん ちゃんって…」

小太郎に訴える小次郎

「ちゃん しー あっち!」

「ちゃん…おっちゃんか?おっちゃんがオシッコしてあっち?」

首を縦に振る小次郎

「おっちゃんがオシッコしてあっち…何が言いたいんだろう…」


一方 小ちゃいおっちゃんは…


ポツ…ポツポツ…ザァーーーーーー

「ぬぉぉぉぉぉぉ 降ってきおったぁぁぁぁ」

小ちゃいおっちゃん達妖精にとって 雨粒とは 空から降りて来る 水の塊なのだ


小ちゃいおっちゃんは 落ちていた空き缶に避難する

カン!カン!カン!カン!

「ぬぉぉ!うるさい!」

ピカ!ドドドドン!

「ヒィ!」

頭を抱えてまるまる小ちゃいおっちゃん

「小次郎殿は賢い…きっと小太郎殿に伝えてくれるはずじゃ…」



「あ〜ちゃん!ちゃん しー あっち!」

「ん〜……あっちがわかんない…」

おっちゃん…おっちゃんが言ったように 小次郎は伝えようと頑張ってるけど…小太郎が…


カン…カン……カン………

「ん…おぉ……上がりおったか…帰るか…」

小ちゃいおっちゃんが空き缶から出ると

ボットンッ!

葉から落ちた雫が小ちゃいおっちゃんの脳天に直撃した…

「くぅぅぅ……」

首を押さえる……

「小太郎殿…」



「太郎ちゃん!」

「晶ちゃん 来た!あがって!」

「スゴイ雷だったねぇ」

「もう行ったのか?」

「もう 青空だよ」

「しょ〜たん!ちゃん しー あっち!」

「ん?小次郎ちゃんどうした?」

「さっきからずっと言ってんだよ…」

「何か伝えようとしてんじゃない?ちゃんって何かなぁ?」

「ちゃんはおっちゃんの事」

「しー は?」

「オシッコ」

「あっちは?」

「それがわからない…」

考え込む小太郎と晶ちゃん


果たして小次郎の訴えは小太郎と晶ちゃんに届くのか…

そして 小ちゃいおっちゃんは無事家に帰って来る事が出来るのか…














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