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自衛怪  作者: 青之屋
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幽霊マンション

 私が勤務していた駐屯地がある街に「幽霊マンション」と呼ばれているマンションがある。

 自衛隊絡みではないが、その街にいる自衛隊誰でも知っているちょっとした怪談話で、24時間体制特別勤務の時はとくに盛り上がる話であるためにここでお話ししたい。


 駐屯地がある街。街の名前をYと置きかえる。

 Y街の駅周辺からそんなに離れていない場所に「幽霊マンション」と呼ばれるマンションがあり、本当かどうかはわからないが今は外人がほぼ住んでいると話を聞いた。

 このマンションが「幽霊マンション」と呼ばれるという理由、とてつもなく有名な霊能力者が来たからだ。その名は宜保愛子。本当に宜保愛子が来たかどうかは調べる術はない。

 ある人は

「あそこのマンションは、宜保愛子が来て逃げていったマンションだ。だから、やばい幽霊がいる」

 という人。

 またある人は

「除霊に来たんじゃなかったけ」

 お仕事で来たという人。

 それぞれ、最後のオチは様々なパターンがあるのだが、宜保愛子が来た! というのはみんな同じ認識である。

 一番ひどいオチは

「あそこのマンションは、宜保愛子が来るなり手に負える幽霊ではないから逃げ帰り、そのまま宜保愛子が死んでしまったのだから、死亡原因を作ったマンションだ」

その噂が囁かれた後にお亡くなりになったからかもしれない。

裏死因の一つとされている。

自衛隊内では、あともう一つ宜保愛子の死因の怪談話があるのだが、それはまた次回。

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