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自衛怪  作者: 青之屋
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お前は死んだはずでは

 先輩から聞いた話だ。

 山の中での訓練中。

 幹部たちが集まって、狭い薄暗いテントの中でミーティングを始めた。

 ミーティングの内容は、たぶんこんな話。

 訓練の再度確認、今までの進捗状況、アクシデントに備えて……。なんじゃ、ないかな。

 仕切っていた幹部の一人が

「最後に質問はありませんか」

 と、全員を見渡して言った。

 一人が、手を挙手をした。

 仕切っていた幹部は、挙手をした者を確認した後、驚いた。

「お、お前は、死んだはずでは!!」

 ぱっと、全員が挙手をした者に注目する。

 注目された挙手をした者は、立ち上がり狂ったように笑い、その場をいそいそと去っていく。

 残された者たちは唖然とし、急いで命令を下す。

 電気は全部つけろ! 先ほどの者を探せ! と。

 訓練は中止、訓練をする代わりに人探し。


 何故ならば


 挙手をした者は

 数週間前に自殺した某幹部だったからだ。


 

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