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自衛怪  作者: 青之屋
19/27

風邪

 

 自衛官時代、私はよく風邪をこじらせていた。

 前期教育、具合が悪くなって咳が止まらなくなった。だから、通院を希望したんだが、熱がなくて当時の区隊付に仮病扱いされてパワハラを受けた。

 そのまま、せき込んで後期教育に突入。後期教育中になんとかよくなった。

 配属されて暫くし、また風邪をこじらせて寝込む。咳が取れないために通院。結果、気管支炎であった。前期教育にしかるべき処置をされてたら、生涯風邪をひくたびに気管支炎にならずにすんだのだ。

 保険証(自衛隊では、自衛官診療証と呼ぶんだが)が、許可なければ持っていけなかったため、パワハラ区隊付に許可を入れるのも癪だから、自然治癒だ! と同期に言いつつ教育を受けた結果がそうだ。今更ながら、恨めしい。

 あなたのための教育という名で、パワハラめいた教育者などいなくなってしまえ!

 なんて、私は日々思うのである。

 まぁ、さておき。

 3か月に1回は風邪をこじらせていた。

 というよりも、3か月に1回は、仕事柄環境が変わっているからに他ならない。

 訓練で山へ行く、支援に行く、仕事で普段と違う場所へ行く。

 どこも、心霊スポットいえーいっ。なんて、雰囲気を第一感じてしまう。

 それが一番重要な風邪をこじらせる原因の一つなのだった。

 最後に配属された中隊で、幽霊が見える2等陸曹曰く

「俺が大丈夫? て聞くだろう。 その時絶対に、後ろにいるんだもん。そして、そこから無理するから風邪ひくんだよな」

 さいですか。

 自衛隊は、集団生活だから風邪をうつされやすい。集団生活だからインフルエンザ大変! なんて、言われているけど、私は周囲がインフルエンザでも平気だった。女性自衛官ほぼ全滅! なんて、騒がれてた時期もあったけど、インフルエンザ免れ組みに入った。

 そして、風邪をこじらせるのは私が最初の人間だった。

 また、風邪をこじらせたのは、ちょっとやばいよね? ここ? という、幽霊でますよ~な雰囲気の場所で作業をしたり、訓練したり、また見回りしたり・・・・・・。そのほか、前期教育で使っていた隊舎にお札が貼ってあったり、後期教育から勤務隊舎となった場所はそもそも幽霊ざんまい。

 あとは、パワースポット巡りと称した旅行から帰ってきたり。(何かを連れてきたらしい)

 のあと。

 あぁ、私の体質って




 幽霊ホイホイだった――!!!!!!



 大学の時に霊感があるという友達2名のお墨付き。

 幽霊がついているから、風邪をひく。

 だったら、風邪が治ったら幽霊は除霊されているんですよね? と思いたい。

 風邪をひいたら、風邪薬よりも塩&日本酒風呂かな?

 と思ったりもする。

 みなさんも謎の病気や風邪に要注意。

 もしかしたら、幽霊のせいで病気になっているのかもしれません。

 


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