風邪
自衛官時代、私はよく風邪をこじらせていた。
前期教育、具合が悪くなって咳が止まらなくなった。だから、通院を希望したんだが、熱がなくて当時の区隊付に仮病扱いされてパワハラを受けた。
そのまま、せき込んで後期教育に突入。後期教育中になんとかよくなった。
配属されて暫くし、また風邪をこじらせて寝込む。咳が取れないために通院。結果、気管支炎であった。前期教育にしかるべき処置をされてたら、生涯風邪をひくたびに気管支炎にならずにすんだのだ。
保険証(自衛隊では、自衛官診療証と呼ぶんだが)が、許可なければ持っていけなかったため、パワハラ区隊付に許可を入れるのも癪だから、自然治癒だ! と同期に言いつつ教育を受けた結果がそうだ。今更ながら、恨めしい。
あなたのための教育という名で、パワハラめいた教育者などいなくなってしまえ!
なんて、私は日々思うのである。
まぁ、さておき。
3か月に1回は風邪をこじらせていた。
というよりも、3か月に1回は、仕事柄環境が変わっているからに他ならない。
訓練で山へ行く、支援に行く、仕事で普段と違う場所へ行く。
どこも、心霊スポットいえーいっ。なんて、雰囲気を第一感じてしまう。
それが一番重要な風邪をこじらせる原因の一つなのだった。
最後に配属された中隊で、幽霊が見える2等陸曹曰く
「俺が大丈夫? て聞くだろう。 その時絶対に、後ろにいるんだもん。そして、そこから無理するから風邪ひくんだよな」
さいですか。
自衛隊は、集団生活だから風邪をうつされやすい。集団生活だからインフルエンザ大変! なんて、言われているけど、私は周囲がインフルエンザでも平気だった。女性自衛官ほぼ全滅! なんて、騒がれてた時期もあったけど、インフルエンザ免れ組みに入った。
そして、風邪をこじらせるのは私が最初の人間だった。
また、風邪をこじらせたのは、ちょっとやばいよね? ここ? という、幽霊でますよ~な雰囲気の場所で作業をしたり、訓練したり、また見回りしたり・・・・・・。そのほか、前期教育で使っていた隊舎にお札が貼ってあったり、後期教育から勤務隊舎となった場所はそもそも幽霊ざんまい。
あとは、パワースポット巡りと称した旅行から帰ってきたり。(何かを連れてきたらしい)
のあと。
あぁ、私の体質って
幽霊ホイホイだった――!!!!!!
大学の時に霊感があるという友達2名のお墨付き。
幽霊がついているから、風邪をひく。
だったら、風邪が治ったら幽霊は除霊されているんですよね? と思いたい。
風邪をひいたら、風邪薬よりも塩&日本酒風呂かな?
と思ったりもする。
みなさんも謎の病気や風邪に要注意。
もしかしたら、幽霊のせいで病気になっているのかもしれません。