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自衛怪  作者: 青之屋
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こんな怖い話ばかり書いているので【特別編】

 最近怖い話ばっか集めているので、こんな現象が起こったよ★というお話です。自衛怪とは違ったのですが、こちらについでにアップします。

 自衛怪を書かき、バイト先でも語ったりする。

 最近お盆ということで、少々「えっ」という話をしよう。


 

 バイト先で、連続して不可解な現象に出会った。

 きっかけは、常連のお客さんが監視カメラを眺めていたときのこと

「ここ、赤い筋が通りましたよね?」

 そのひと言で怖い話大会が始まったのだが、常連のお客さんの一人で私同様幽霊ホイホイの方がいらしていたので、話がつきるなかった。

 その数日後、数名のお客様がお帰りになり階段を下りていった(バイト先は2階)と思ったら、1名が戻ってきた。

「何か呼びました?」

 とのことだ。

「え!? 何も呼び止めてませんがー―」

 首をかしげる私。

「お前、恥ずかしいだろ」

 連れのお客さんが引っ張っていく。

 まさか、この間の怖い話合戦で呼び込んでしまったかな? 少々ぞっとしながらも仕事をした。

 翌日、のんびりデスクの席に座りながら客を待っていた。すると、右斜め後ろから知人が私を呼ぶ声が聞こえた。

「空耳?」

 でも、はっきりと。

 その場にいるわけのない知人の声だったがぞっとする。縁起でもないが虫の知らせにも似ているが、そんなわけがない。知人は今でもたぶんピンピンしているだろう。そうなったら、あるルートで私のところに情報が来るはずだ。

 そして、翌日の事。

 怖い話大会に加わった常連の方がいらして、のんびりカウンターの私と雑談をし終わったときだ。

 しばらくの間が空いたと思ったとき、急に常連のお客さんがいった。

「すいません、何か呼びました」

「へっ? 何も呼んでませんけど?」

「いや~、なんなんですかね?」

「たまにあるんですけど、呼ばれるんですよ。 家にいるときは、親の声で呼ばれるんです。親に聞くと、呼んでないっていうんですよ。そういうのやめてほしいですよね」

 まさか……。

「そういえば、昨日知人の声で私も呼ばれました。で、この間来たお客さんも呼ばれたみたいで。たぶん、怖い話大会したじゃないですか、それで集まってきたのかも」

「お盆ですからね」

 お盆は、奇怪な現象を呼び起こしてしまう時期なのだ。強く実感してしまった現象である。

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