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まずはプロローグ

まさかのこのタイミングでの新作。頭がこんがらがりそう。


この作品は簡単に言えば異能バトル物、色々な設定作るのが楽しいですね。


最後まで読んで頂ければ幸いです。

それではお楽しみ下さい。

そこは、音が力になる世界。


人は、その世界をこう呼称する。


「SMSワールド」


-サウンド・メモリー・サバイバル・ワールド-




木乃 駆

きの かける。


歳は16。


今年から晴れて高校生だ。


…あまり実年齢通りの印象を抱かれた経験はない。


なぜかというと、俺の身長はお世辞にも高いとはいえない(といっても、平均より少し低いくらいだ)。


最大の理由は華奢な顔にあると思う。


自分としてはもっと男っぽい顔に生まれたかった…けどそんなことをいっても無駄であることはわかっている、ので行動で示そうと頑張っている。



ちなみに俺には年の離れた兄がいる。


最近はあまり会っていない。



こんなものかな。



明日は東部学園(通称、東学)の入学式だ。


そして、この世界では高校生になると同時にある物をもらえる。



サウンド・メモリー・デバイス。

通称SMDは、サウンド・ディスク(イメージとしては、CDのようなもの)内の音の波長を読み込み、記憶。それを使用者は任意のタイミングで聴くことができる。

ここまでの説明では、ミュージックプレーヤーと何ら変わりがないじゃないかと思うだろう。

だがここからが違う。

サウンド・ディスク内に入っている音波の正体は、能力の源。

SMDは、その音波を使用者の脳の演算領域に書き込み、使用者はそのサウンド・ディスクに書き込まれている能力を使用することができるようになる。


つまり。


SMDを使えば、正確にはサウンド・ディスクとSMDさえあれば、超能力だって使えるようになるのだ。


そしてSMDを貰う事ができるのは、俺が入学する東部学園の他に、北部、南部、西部の合計4校だけなのだ。


…毎年、この4校の倍率がとんでもない事になるのは言うまでもない。


かくいう俺も、入学するために血反吐を吐く思いで努力した内の一人なのだ。

というのも、実は兄は東部学園の卒業生で、現在は調音士をやっている。

この4校を卒業した者の進路は、大体二つに分けられる。


一つは調音士。

調音士は、サウンド・ディスクや、SMDの製造、調整を主な仕事としている。


そしてもう一つは、競音士。

文字通り、競うのだ。自らの強さを。

といっても、殺し合ったりするようなそんな殺伐としたものではない。

世の中には、本当に殺し合う競音士達がいるらしい。彼らのことを競音士の競を狂にして、「狂音士」と呼ぶ人もいるのだとか。


要するにF1レーサー(=競音士)とそれをサポートするエンジニア(=調音士)、レーサーの乗るクルマがSMDといったところか。


俺は、競音士に憧れている。


夢は、その…

…兄とコンビを組み、その年の最高の競音士と調音士のコンビを決める大会。「サウンド・メモリー・サバイバル」で優勝をすることなのだ。



俺はそんな夢や目標を抱きながら、とりあえずは明日の入学式に寝坊しないようにと、眠りに落ちていった。

どうでしたか、説明回になってしまいましたが…


次回は入学式ですね、どんなキャラと出会うのでしょうか…

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