世界のオワリそして新しい生活のハジマリ(1)
新連載!
頑張りますのでよろしくお願いします。
前作の失敗を踏まえて、不定期掲載となります。
「これが俺のいた世界はどこだ…。」
ついこの間、世界の【闇】を殲滅した俺は気が付いた時には暗闇に飲み込まれていた。
なすすべもなく。
【闇】…。
俺の世界を蹂躙すべく次元を超えてきた敵対者。
俺達には平穏が戻ったはずだった。
今から30年ほど前、この世界に目をつけていた【闇】が世界に現れはじめ、約半年で近隣諸国が【闇】に乗っ取られ、国土ごと消滅してしまった。危険を感じた各国元老院は、これまで恐れられてきた世界を超えた力を持つもの【覚醒者】を探し出し、戦場へ送った。
俺自身も【覚醒者】として認定され、戦場へ送り出された。愛する家族を置いて…。
そこでの戦いは絶望的だった。敵対する【闇】は多くの次元を超え力をつけていたからか、仲間たちは次々と踏みつぶされた。戦場では常に誰かの悲鳴が聞こえる。それでも、彼らの優勢は長くは続かなかった。一部の仲間が敵を倒すことで経験値を得たのだ。そして経験値を溜め、【スキル】に目覚めた。
俺も【スキル】を得て【闇】に立ち向かった。世界を守るために。
勢いづいた人類は、敵地に乗り込んでの戦いに入った。
しかし、経験値を得て強くなった【覚醒者】は、まさに諸刃の剣だった。
高い経験値を持つ存在に勝ち、力をつけた【覚醒者】もまた【闇】にとっての経験値だったのだ。
次々と倒されていく【覚醒者】。
「加勢を頼む!」
「援護してくれ!」
「…。」
何も返事がない。周りには敵しかいない。撤退もできない…。
この先には家族の暮らす街がある。なんとしても止めなければならない。
「ウォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!」
最後の力を振り絞り、【闇】を倒す。1体でも多く。
【スキル】も使い切った。それでも戦った。
100体…1000体…10000体………何体倒したかわからない。
気がつくと、そこには何もなくなっていた。この戦いは終わった。
【闇】に勝ったのだ。
【闇】を倒し世界を救った俺は、英雄と呼ばれた。
そして再び戻った家族との楽しい生活。
その…はずだった。
「空にひびが入ってるぞ!」
「みんな逃げるんだ!」
多くの人が叫び、走る。それでも、世界の崩壊には逆らえない。
俺も当然死ぬ運命だった。世界とともに。
まもなくして、真っ暗なひびに吸い込まれた。
『こ、…きなさい。』
『こちらに、きなさい。』
頭に聞いたことのない声が響く。
目の前に光でできた扉が現れた。
周りにはほかに何もない。さっきまで笑顔だった母の姿も、父の姿も…。一緒にいたはずなのに。
「消えたのか。」
『はい。』
また、声が響く。
『あなたの世界は消えました。』
「そうか…」
このまま暗闇にいても仕方がない。そう思った俺は、光の扉に入った。
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初心者ですが、これからもぜひお願いします。




