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アイドル夢の幻想~私が暴走する~

作者: 宝木望

アイドルと人口知能を題材としたSF短編小説です。

 私たちが登場すると、100人くらい入るライブハウスいっぱいのペンライトはリズミカルに揺れ始めた。

 頭上、そして斜め上から、熱くて眩しいスポットライトが当たる。マイクを持った逆の手を振り上げて、元気に私は言った。

「こんにちは! マイマイうさぎです! じゃあ自己紹介、行くねー!」

 自己紹介はセンターの私から。

「みんなで夢を追いかけよう・夢です!」

  「夢ちゃん! 夢ちゃん!」

「希望の花を咲かせましょう・咲希です!」

  「サッキー! サッキー!」

「愛してるって言ってほしい・愛菜です!」

  「愛してる! 愛菜!」

 私たちはアイドルグループ「マイマイうさぎ」。高校生3人組の、アイドルだ。3人ともツインテールで、まるでウサギみたい。曲が可愛く、衣装もダンスも可愛い。

 上手で踊っているのは咲希、高校2年生。背が高くて、のびのびとしたダンスが魅力的。ツインテールは肩くらいの長さ。

 下手で踊っているのは愛菜、高校2年生。小柄で可愛い。ツインテールは緩やかなウエーブで肩より少し下くらいの長さ。

 センターは私、夢。高校3年生でマイマイうさぎのリーダー。ロングのツインテールで、顔は猫に似ていると言われている。


 マイマイ あなたの うさぎ

 マイマイ おどるよ ぴょん


 一曲目は「マイマイうさぎのテーマ」だ。ファンが「ぴょん」の所で、いっしょにジャンプするのが楽しい曲になっている。

 前に開催したインストアライブのおかげか、ファンはだんだん増えていった。そして、小さいとはいえ、このライブハウスをいっぱいにすることが出来た。

 この日も最後まで盛り上がって、楽しいライブだった。


 ☆


 楽屋のドアには、名前を書いた紙が貼ってある。


 如月夢

 小川咲希

 南愛菜


 私だけ本名で、咲希と愛菜は芸名だ。私は(本名で活動したほうが、自分自身が認められている感じがする)と思って、芸名を付けなかった。

「つっかれたー。女子高生にこんなに仕事させんなよ!」

 可愛い声で愛菜が言った。愛菜は可愛いけど本音キャラなのだ。

「でも、それだけ人気が出たってことだよ。うれしいよね」

 と、咲希。咲希はクールキャラだ。リーダーの私は黙っていることが多い。

「夢ちゃん、なんとか言って! この私を、いやしてよ~!」

「私は、もっともっと忙しくなればいいと思ってるよ」

「さすがリーダー!」

 と咲希。

「でもチェキに時間とられすぎだね。鈴木さんに相談してみる」

 と私は考えながら言った。

 鈴木さんはマイマイうさぎのマネージャーをしている女性だ。鈴木さんは多分30代くらいで、親しみやすい外見をしている。けれど噂では昔はタレントだったらしい。

 

 ライブの後には握手会がある。握手会では、シングルCDを3枚以上買えば、チェキも撮影出来る。シングルCD1枚で握手。3枚でチェキ。5枚でハートチェキ。普通のチェキはポーズを指定出来ない(両手を上げてウサギのポーズをすることが多い)。でもハートチェキは、私たちとファンが指でハートの形を作って、ふれあうことが出来る。

 一番人気なのはハートチェキで、ハートチェキ目当てのファンのおかげで、いつもCDが売り切れてしまうほどだ。


「もっと来て~ていうのも、ある! 手紙もプレゼントもうれしいし。金券のプレゼントもらうの、正直、助かってます!」

 愛菜が言った。金券とは商品券やギフト券のことだ。プレゼントの金券を受け取る事務所は珍しいらしい。

「夢」

 いつのまにか入ってきた鈴木さんに話しかけられた。

「ちょっと来て」

「あ、鈴木さん、チェキのことで相談が」

「それは後で聞くから、ちょっと来て。仕事の話よ」


 それから私と鈴木さんはタクシーに乗った。


 ☆


 タクシーを30分ほど乗った所に、大きいけど殺風景な建物があった。広さは学校くらいで、高さは10階くらいだった。

 エレベーターに乗ると鈴木さんが「5」のボタンを押した。そして

「これから会う人は、少し変わった人だけど気にしないで」

 と言った。

 5階のエレベーターのドアの外に、また別の大きいドアがあった。ドアの横の電話みたいな物を鈴木さんが取ると、そのドアは横にゆっくりと開いた。

 中には視聴覚教室2つ分くらいの空間があった。そこには大小あわせて30台くらいのディスプレイが並んでいる。ディスプレイの画面には無数のアルファベットと数字が表示されて、動いている。

 ディスプレイの前の椅子に、白衣を着て白い手袋をはめた、30歳くらいの男性が座っていた。その男性は整った顔立ちだけど、皮肉っぽい表情と、眼鏡が冷たい感じだった。素直に言うと不気味だった。

「名乗ったほうがいいですか」

 男性は言った。

「いいえ、かまいません」

と鈴木さん。

「では、僕のことは近藤博士と呼んでください。施設は、あと三か所あります。万が一の危険に備えて、リスクは分散するべきですからね」

 私と鈴木さんが感心して聞いていると、近藤博士は重々しく言った。

「・・・本題に移りましょう。如月夢さん。最新の人工知能を使って、あなたをプロデュースします。あなたは地下アイドルから、トップレベルのアイドルになれますよ」

「地下アイドルという言い方は好きじゃありません」

 私は、そう言った。

「それは失礼。ここで開発しているのは、最新の人工知能『オール・アイ』です。普通の人工知能とは違います。オール・アイを使えば夢さんは、そうですね、3か月くらいでスターになれるでしょう。主にネットを使うので費用も安くて済みます」 

「いくらぐらい、かかりますか」

 鈴木さんがたずねた。

「無償でやりますよ。僕は自分の力を試したいだけですし。他にも請け負っている仕事が沢山ありますしね」

「どうして、うちの如月夢を?」

「僕の噂を聞いたであろう、夢さんのファンの方から声をかけていただきました。『夢の力になってほしい。金はいくらでも出す』という物でした。マイマイうさぎは実力もありますし、プロデュース次第で売れますよ。夢さん一人をプロデュースするだけで、グループ全体が売れます。ところで夢さん」

「はい」

「夢さんのSNSとブログは、こちらで書かせていただきます。よろしいですか」

「はい」

 (マネージャーやスタッフが、代わりにSNSを書いているアイドルもいるらしい)と聞いたことがある。最近、忙しくてSNSをあまり更新できなかったので(人工知能が代わりに書いてくれるならいいか)と私は考えた。ファンサービスになるかもしれない。

「それから僕の恋愛対象は男性だから。安心してくれていい」

 近藤博士がいきなり言った。鈴木さんが言った通り変な人だ。

「よろしくお願いします」

 鈴木さんが言った。

「よろしくお願いします」

 私も言った。

「もちろん、このことは誰にも言わないでください。お願いしますよ」

 と近藤博士が言った。


 とにかくこれで、オール・アイの運用が始まったのだった。


 ☆


 私には寝る前の習慣がある。それは自分が写っている動画を、動画サイトで見ることだ。「如月夢」と動画サイトで検索すると、私のソロ曲のミュージック・ビデオが表示される。ミュージック・ビデオと言ってもライブ映像を編集した簡単なものだ。でも私はそのミュージック・ビデオが気に入っていた。

 近藤博士に会った次の日の夜も、私は動画サイトの検索窓に「如月夢」と入力した。

  

  ◆◆かわいすぎるアイドル如月夢

  強気発言に期待の声◆◆


 カラフルな蛍光文字が大きく書かれた動画が表示された。なんのことか、わからない。再生してみると、画面の隅にいるマルチーズに話しかけられた。


『ハイハイ!棒読みちゃんニュースです!ネットニュースの中から注目のニュースをお届けします!今日のニュースはですね、アイドルの如月夢ちゃんが強気発言をしたよーってことで、話題になってますよ。それがこちら』

 

 わたしは世界一の歌手になります

 ダンスも誰にも負けません

 文句があるなら かかってきなさい 

 勝負しましょう


『SNSにこう書かれているんですねー。それを読んだ人の反応がこちら』


 「如月夢ちゃんなら、できるよ」

 「がんばってほしい」

 「応援してるよ」


『期待されてますね、夢ちゃん。そんな夢ちゃんの写真がこちら。可愛いですね。如月夢ちゃんはマイマイうさぎというグループで活動中です。みなさん、応援してあげてくださいねー』


 その動画の下には、私をほめるコメントばかりが並んでいた。いわゆるアンチコメントは全然なかった。それを見て私は「気持ち悪い」と思った。

 その日は検索しても検索しても表示されるのはネットニュースの動画ばかりで、ソロ曲の動画を見つけることはできなかった。


 ☆


 次の日、私は鈴木さんに教えてもらった近藤博士の電話番号に電話をかけた。

「おや、夢さん。どうかしましたか」

「あのネットニュース、どうしたんですか。嘘ばかりじゃないですか」

「記者たちが使う専用のニュースサイトに、情報を提供しています。たくさん読まれたほうがいいですからね。読まれそうな話題をオール・アイが選んで提供していますよ」

「あなたはネットニュースの読者をだましているのね」

「夢さんはネットニュースを読みますか」

「忙しいので、ほとんど読んでいません」

「ネットニュースを読んだり、そこにコメントを書いている人たちは、ヒマでヒマでしかたのない人なんですよ」

「ひどいこと言わないで!」

「そういう人たちの心の穴を『マイマイうさぎ』の歌声で埋めてあげようではありませんか。夢さん、アイドルは幻想なんですよ。僕たちは美しい幻想を与えているんですよ。汚い現実なんて、わざわざ見なくてもいいじゃないですか」

 私は近藤博士の言葉に耐えられなくなって、電話を切った。


 ☆


  ◆◆かわいすぎるアイドル如月夢

  釣り体験でミミズを手づかみ

  「同じ生きものですから」と発言◆◆

  

  ◆◆かわいすぎるアイドル如月夢

  暴露系配信者に抗議の電話

  勇気ある行動に称賛の嵐◆◆


  ◆◆かわいすぎるアイドル如月夢

  有名オーケストラ指揮者の一日弟子になる

  そのチャレンジ精神がスゴイ◆◆


 ☆


 今日はライブの日だ。前みたいに小さなライブハウスではなく、商業施設の4階にある、千人ほど収容できるライブハウスだ。そこをマイマイうさぎは、いっぱいにすることができた。

「夢ちゃんがバズったおかげだね! スタッフにブログ書いてもらって良かったじゃん」

 と愛菜が言った。

「愛菜、咲希、私ばかり有名になって嫌じゃないの?」

 と私は聞いた。愛菜は

「夢ちゃんが有名になったら、マイマイうさぎも有名になるでしょ? 問題なくない?」

と平気そうだった。咲希は

「ドームツアー決まりそうだよ? すごくない?」

 と言った。二人は何も不満じゃないらしい。

「私は・・・」

 不安な気持ちを言いそうになった。

「夢ちゃん、どうした? 愛菜に言ってみ?」

 と愛菜が言った。咲希も心配そうだった。でも二人に打ち明けることはできない。


 ☆


 マイマイうさぎのミュージック・ビデオがテレビで毎日、流れるようになり、動画サイトに上がっている動画もたくさん再生されていた。動画のコメント欄には、高い評価のコメントしかなかった。

 私は、更新されていく再生数の数字と、画面に写った自分を見て言った。

「こんなの私じゃないよ。違う私が暴走しているみたいだ・・・」


 ☆


 マイマイうさぎのドームツアーが決まったのは、私が近藤博士に会ってから、ちょうど3か月後だった。


『ハイハイ! 棒読みちゃんニュースです! ネットニュースの中から注目のニュースをお届けします! 今日のニュースはですね、あのアイドル如月夢ちゃんが所属しているグループ、マイマイうさぎのドームツアーが決定したぞーということですね! これがなんと、福岡1日、大阪1日、東京1日、つまり3日しかないぞーとファンは驚いているんですね! しかもどれも平日なんです! SNSではファンの間でアドバイスが行われているようなんです。それでは見ていきましょう』


※マイマイうさぎドーム攻略

協力しあうのが大事です。チケットは2枚買えますから、交換すれば2日間、行けます。


※マイマイうさぎドーム攻略

先行予約に全て応募すれば、どれかは当たりますよ。シリアル付CDは大量買いが基本です。


※マイマイうさぎドーム攻略

俺の会員ナンバーで応募すれば必ず当たる。

俺の会員ナンバーはゴールデン・ナンバーだ。


『いかがでしたか? みなさん頑張ってくださいね!』


 ☆


 最近、睡眠時間が減った。夜遅くまでネットを見ているせいだ。(見ないほうがいい)と思っても見てしまう。だって書かれているのは私のことなのだから。


 鈴木さんが私の顔色の悪さに気づいて

「夢、大丈夫?」

 と声をかけてくれた。

「最近、ネットばかり見てしまって」

「そう? あんまり気にしちゃだめよ」

「でも、こんなので売れたって、うれしくないと思ってしまって」

「夢。アイドルは偶像よ。ファンが思い描く理想の姿がアイドルなのよ。それでいいじゃない。作りものだっていいじゃない」

「でも、もう嫌なんです。作りもの・・・違う私がいて、本当の私が消えていきそうなの。こわいよ」


 鈴木さんは、しばらく私を見つめていた。それから私を一瞬、抱きしめてから言った。

「近藤博士のことを調べたわ。あいつは科学者なんかじゃない、ただの記者よ。はじめは、あいつ一人がネットニュースを書いていた。それが話題になって、他の記者も同じような記事を書くようになった。動画のコメントを書いていたのも、あいつ。アカウントをたくさん作って書いていたの。・・・あいつは、詐欺師みたいなものよ。こんなこと、続かないわ。私たちのやり方で、これからはやっていきましょう」


 ☆


 SNSやネットニュースが嘘だったことを、ファンに打ち明けてしまいたい。それはライブの2回目のアンコールの時に話すのがいいと思った。その時は、いつもリーダーの私が挨拶をするからだ。


「ドームツアーは決まっているから、その最終日に話すのがいいと思うわ。それから近藤博士の契約を解除しましょう。大丈夫よ。ファンのみんなは、わかってくれるわ」

 と鈴木さんは言ってくれた。私も

「はい。私もファンを信じています」」

 と言った。


 そしてドームのリハーサル中は(信じています)という自分の言葉をくりかえして、思い浮かべた。


 ドームツアー、福岡、大阪、東京。客席は全て埋まっていた。

 

開演前はドームの外で「マイマイうさぎコール」をしているファンが大勢いる。それは、一人のファンが「うさ・うさ!」と号令をかけると、みんなで「うー!」と叫ぶコールだ。実は私は、そんなファンの人たちが見たくて、サングラスとマスクで変装をして見に行ったのだ。今日をいつでも思い出せるように。


 ☆


 パステルカラーのレーザー光線とスモークので彩られた、可愛いステージで、私たちは歌って踊った。

 メンバーを呼ぶ声が聞こえる。私の名前を叫んでいる人もいる。

「夢!」

「夢ちゃーん!」

 そんな今が幸せだった……。

 でも本当のことを話す時がやってきた。アンコール2回目、全ての曲が終わって、私はゆっくりと話しはじめた。

「今日はありがとう。私ね。みなさんに話したいことがあります」

「なーにー?」

「私は、こんな大きな場所で歌える人間じゃありません。ネットに書いてあることは、みんな嘘なんです。みんなが見ている私は本当の私じゃありません」

 ほっぺたに涙が落ちていくのが、自分でもわかった。

「みんなが見ていたのは、幻想の私です。でもね。私は、そんな私が好きだったよ。幻想の私が好きでした。みんなも応援してくれたね」

 最後は涙を止めて言った。

「ありがとう・・・」

 そして、おじぎを深く深くした。

 

 ・・・拍手の音が聞こえる。それは、とても大きな拍手だった。

 ステージを去る時も拍手の音は続いていた。私は何度も何度も手を振った。


 楽屋につくと

「夢ちゃんのバカたれ! なんで愛菜に相談してくれなかったの!」

 と愛菜にどなられた。咲希は、隣にそっといてくれた。


 ☆


 その日の夜、近藤博士から電話がかかってきた。

「勝手に、ああいったことを話されると困るんですよ」

「詐欺をしていた、あなたが悪いのよ!」

「はぁ? 何のことですか? ・・・裁判でも何でもしてもらっていいですよ。被害者はこちらなんですから」

「もう電話してこないで!」

「それは、こちらのセリフだよ。オール・アイは解除する。君は地下アイドルに戻るんだ。はははは! ・・・さようなら」

 近藤博士が電話を切ると、動画サイトのマイマイうさぎのミュージック・ビデオに次々とアンチコメントが書き込まれていった。


   今度はいつ炎上するの?


   愛菜のために応援する


   3人とも音痴


   よく見ればブサイク


   モデレーター仕事しろ


   ふつうにブスだろ


   自作自演してたってマジ?


   ここ民度低くない?


   うるせーおまえよりは上手いわ


   サッキーかわいそう


   終わったな


それを見ながら、私は笑った。くだらなくて面白かったからだ。一行だけ


   どんな夢ちゃんも好きだよ


と書いてあった。うん。ずっと、そう言われたいから頑張るね・・・。


 ☆


 これから私はきっと、売れないアイドルに戻るだろう。それでいい。そこから頑張るのが、ファンみんなへの、つぐないだ。

 そして、いつか本当のアイドルとして、ドームのステージに立ちたい。愛菜と咲希といっしょに。

   

【終】





いったん完結となりますが、続編を書けたらいいなと思っています。よろしくお願いします。

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