第14話 登場人物(第1章)
【主人公】
<和泉 修司>
主人公、和泉家の長男、27歳。
生まれも育ちも日本の、『生粋の日本人』と本人は思っているが、
西洋人の風貌から誰も信じない。
小さいころから、
『将来、オウゴウヌ王国に行き、そこで1年間を過ごす』
と聞かされ、育ってきた。
そして、
『オウゴウヌ王国には許嫁がいて、彼がオウゴウヌ王国に行ったら、
その許嫁と結婚する』
とも、聞かされてきた。
しかし、オウゴウヌ王国自体を信じない小学校の同級生から、
いじめられた経験がある。
高校2年まで、父に憧れ、医師になることを目指していたが、
高校3年のとき、なぜか物理学、それも天文学の研究者を志した。
博士課程を3月修了した。
大学に入学後、デートの約束を交わした女の子がタタラレタ経験もある。
和泉家が大量の土産を準備したことにあきれ、頭を抱えている。
ドーラ・オウゴウヌの許婿。
<ドーラ・オウゴウヌ>
オウゴウヌ王国のアン女王の第一王女。
25歳
第一王女であるが、王太子ではない。
生まれた時から、日本からやってくる男性に嫁ぐ定めとなっている。
修司の許嫁
【和泉家】
30年周期で長男をオウゴウヌ王国に1年留学し、
オウゴウヌ家の女性と結婚し戻ってくるしきたりがある。
120年にわたり、オウゴウヌ家の女性と結婚して来たので、
すっかりオウゴウヌ家の西洋人の風貌に家族全員がなっている。
戦前、戦中は『敵性外国人』と疑われ、ひどい偏見と差別にあった。
和泉家直系男子とその妻には信じられない幸運があるが、
和泉家を攻撃したり、陥れたりするとタタラレル、
近所の人曰く、『バカツキとタタリの家』。
広い敷地の家だが、うっかり泥棒に入ろうものなら、
その泥棒は両足骨折してタタラレル。
<和泉 普一>
主人公修司の父。
30年前、オウゴウヌ王国に行き、
29年前、母エリーゼと結婚して日本に戻ってきた。
大きな病院で外科の勤務医として働いている。
修司のように、西洋人の風貌をしている。
災害があると、派遣医師にいつも応募し、子供達の憧れである。
修司の祖母・マーガレット(つまり普一の母)の死因について仮説があり、
それを修司に確かめるよう頼んでいる。
また、それに必要な精密計測機器も、オウゴウヌ王国への土産として選んだ。
30年前、オウゴウヌ王国言った際、
彼の祖父・正志と彼の祖母・アナースターシアの遺骨を、
オウゴウヌ王国の王家の墓に納骨した。
<和泉・オウゴウヌ・エリーゼ>
主人公修司の母。
29年前、普一と結婚し、オウゴウヌ王国から日本にやってきた。
美人だが、何度もグーパンチで家族を殴った、暴君。
笑い声は「カカカ!」。
和泉家に入った泥棒を、タタラレて両足骨折して動けなくなっているのに、
殴る・蹴るの暴行を行い、挙句の果て、片腕を折ったことがことがある。
偶然、見かけたひったくりを、追いかけて捕まえ、ボコボコに殴って蹴って、
片足と片腕を折ったことがある。
近くの警察署では超有名な『困った人』。
酒に酔うと、
「私は世が世なら、母国で女王になっていたんだ。
だから私を『女王陛下』とお呼び!」
が口癖。
ただし、日頃の行動から、子供達は信じちゃいない。
主人公の修司が物理学の研究者になりたいと言った時は、
修司を殴って反対したが、創造神ガエリアに諭され、
修司の希望を受け入れる。
レオをアンの王配として推薦したらしい。
<和泉 賢治>
主人公修司の祖父。
60年前、オウゴウヌ王国に行き、
59年前、マーガレットと結婚して、日本に戻ってきた。
現役の頃は化学プラント技術者だったらしいが、
主人公の修司が物心ついたころには引退しており、詳細は不明。
妻、マーガレットが亡くなった時は、
「帰るときに『守る』って誓ったのに、守り切れなかった~!」
と泣き叫んだ。
60年前、オウゴウヌ王国に行った時、大量の土産を持っていった。
その際、当時のオウゴウヌ王国女王、チェルシーに、
彼の祖父・洋治と祖母・ヘレナの遺骨を、
オウゴウヌ王国に納骨したいと頼み込んだ。
<和泉・オウゴウヌ・マーガレット>
主人公修司の祖母で、59年前、オウゴウヌ王国から日本にやってきた。
母・エリーゼと同様、世が世なら、女王になっていたらしい。
5年前に死去した。
母・エリーゼにとって、義母であるのと同時に、伯母でもある。
晩年は肝機能障害や腎機能の低下に、吐き気や嘔吐、不整脈に苦しんだ。
<和泉 幸一>
主人公修司の2歳下の弟、修司と同じ西洋人の風貌をしている。
父・普一に憧れ、医師になった。
風貌から、モデルとしてスカウトされたこともある。
勤め先の病院の女性患者や看護師にモテるらしい。
ただし、とてもきれいな恋人がいる。
和泉家の『バカツキ』の恩恵は得られない。
<和泉 倫子>
主人公修司の4歳下の妹、修司と同じ西洋人の風貌をしている。
父・普一に憧れ、医師を目指し、大学で医学を学んでいる。
風貌から、モデルとしてスカウトされたこともある。
とてもカッコいい恋人がいるが、言い寄る男性が多くて困っている。
和泉家の『バカツキ』の恩恵は得られない。
<和泉 将司>
主人公修司の叔父、父・普一の弟。
会社経営、オウゴウヌ王国への土産は彼の会社経由で購入した。
彼の母、マーガレットをオウゴウヌ王国に納骨したいため、
オウゴウヌ王国への土産購入を手伝った。
本人曰く、「和泉家の経済感覚に毒された」ため、何度も経営が傾いた。
主人公修司の祖父・賢治と祖母マーガレットの多額の援助で、
最近ようやく経営が軌道に乗った。
「和泉家の経済感覚に毒されるな」と、
主人公修司の弟・幸一と妹・倫子に、何度も注意している。
<久島 智子>
主人公修司の叔母、父・普一の弟。
農業法人を経営しているが、将司と同じで、
「和泉家の経済感覚に毒された」ため、何度も経営が傾いた。
将司と同様、主人公修司の祖父・賢治と祖母マーガレットのの多額の援助で、
最近ようやく経営が軌道に乗った。
将司と同様、「和泉家の経済感覚に毒されるな」と、
主人公修司の弟・幸一と妹・倫子に、何度も注意している。
将司と同様、彼女の母、マーガレットをオウゴウヌ王国に納骨したいため、
オウゴウヌ王国への土産購入を手伝った。
<和泉 洋治>
120年前、和泉家から最初にオウゴウヌ王国に行った、和泉家の祖先
主人公修司の高祖父
亡くなる寸前に、大変苦労した彼の妻であるヘレナについて、
せめて遺骨でも、オウゴウヌ王国に帰してあげたいと言葉を残す。
<和泉・オウゴウヌ・ヘレナ>
119年前、オウゴウヌ王国から日本に、最初にやってきた女性
主人公修司の高祖母
<和泉 正志>
90年前、和泉家から2番目にオウゴウヌ王国に行った、和泉家の祖先
主人公修司の曽祖父
60年前、賢治がオウゴウヌ王国に行く際、
妻、アナースターシアと共に、土産の内容を考えた。
<和泉・オウゴウヌ・アナースターシア>
89年前、オウゴウヌ王国から日本に、2番目にやってきた女性
主人公修司の高祖母
【オウゴウヌ家】
主人公修司の母・エリーゼと祖母・マーガレットの実家。
オウゴウヌ王国の王家らしいが、オウゴウヌ王国自体が世界地図にはない。
<アン・オウゴウヌ>
エリーゼの妹、つまり修司の叔母。
ドーラの母。
オウゴウヌ王国の現女王
母・エリーゼが修司に見せたビデオには、
貴族風の衣装を着て、髪を結いあげた、若い女性だった。
ドーラ曰く、若いころは美しかったが、女王の重責からか、
白髪が増え、顔には深いしわが刻まれている。
<レオ・オウゴウヌ>
アンの夫、ドーラの父
近衛師団長
ライト侯爵家の次男であったが、26年前、アンと結婚し、
王配としてオウゴウヌ家王家に入った。
エリーゼ分隊の元メンバ?
<シャーロット・オウゴウヌ>
ドーラの2歳下の妹、第二王女
第二王女であるが王太子
<オリビア・オウゴウヌ>
ドーラの4歳下の妹、第三王女
将来はオウゴウヌ王国の公爵家に嫁ぐ
自動車の運転ができるらしい。
<ブリジット・オウゴウヌ>
エリーゼの母、つまり修司の母方の祖母。
母・エリーゼが修司に見せたビデオには
貴族風の衣装を着て、髪を高く結い上げていた。
祖母・マーガレット曰く、彼女の妹らしい。
<ダグラス・オウゴウヌ>
エリーゼの父、つまり修司の母方の祖父。
母・エリーゼが修司に見せたビデオには軍服を着て帯刀し、
長髪の中年の男性として映っていた。
<チェルシー・オウゴウヌ>
60年前、賢治がオウゴウヌ王国に行ったときの、当時の女王。
賢治の頼み、つまり、
正志とヘレナの遺骨をオウゴウヌ王国に納骨したいとの願いを
喜んで受け入れた。
それ以来、和泉家の墓は、オウゴウヌ王家の墓にある。
【デービス家】
オウゴウヌ王家における公爵家の一つ
<ソフィア・デービス>
エリーゼとアンの妹、つまりドーラにとっては叔母。
主人公修司にとっても叔母である。
デービス公爵家に嫁いだ。
母・エリーゼが修司に見せたビデオには、
貴族風の衣装を着て、髪を結いあげた、若い女性だった。
<オスカー・デービス>
ソフィアの夫
オフゴウヌ王国における、貴族の頂点である元老院議長を務める。
【堤家】
代々代議士を輩出し、和泉家とは100年以上の付き合い。
戦前と戦中、和泉家はヒドイ偏見や迫害を受けた。
それを当時の堤家の当主で代議士だった曾祖父が守った。
それ以来、和泉家は堤家に恩義を感じている。
選挙区の区割り変更で、和泉家は堤家の選挙区にはない。
でも和泉家は堤家への、毎年の政治献金は欠かさないし、
毎年正月の挨拶も欠かさない。
一方、和泉家を守った報酬で、
堤家には莫大な報酬がツキとしてもたらされている。
政界では『幸運の一家』と言われている。
だが、それは和泉家を守ったことの報酬。
堤家内部では『和泉家を手放すな!』を引き継いでいる。
<堤 健一>
主要閣僚や与党執行部を務めたこともある、ベテランではあるが、
与党の重鎮。
ただし、党の規約により、次の選挙には出ない予定。
自分のツキを、息子の典弘に移そうと考えている。
<堤 典弘>
堤健一の息子で、堤健一代議士の秘書を務める。
引退する父、健一の代わりに、次の選挙に立候補する予定。
【前橋家】
代々法律家を輩出し、和泉家とは100年以上の付き合い。
和泉家は毎年顧問料を払う、顧問弁護士。
堤家と同様に、和泉家に対する戦前と戦中の偏見や迫害から守った。
<前橋 進>
和泉家の現顧問弁護士
<前橋 涼子>
前橋進の娘、弁護士
【高畑家】
和泉家はバカツキによる副収入が多いため、毎年の納税について、
顧問料を払って相談に乗ってもらっている。
<高畑 慎吾>
和泉家の現顧問税理士
<高畑 一樹>
高畑慎吾の息子、税理士
【その他】
<ダグ、ウオーレン、ヒラリー、クラリス>
騎士連隊長? 魔法連隊長? 後方支援連隊長? 参謀総長?
元エリーゼ分隊メンバ?
<海原 智>
和泉家が居住する都市の市長
<創造神ガエリア>
主人公修司が物理学の研究者を志した時、
猛反対した母・エリーゼを説得した。
どうも、父・普一が医者を志した時、
猛反対した祖母・マーガレットを説得したらしい。
オウゴウヌ王国と和泉家を繋ぐため、多くの手助けをした。
エリーゼとドーラしか、その姿を見たことがない。
その姿は15歳の少女のよう。
ーー
オウゴウヌ王国の人は魔法を操ることができるが、
それは創造神ガエリアの大いなる力をちょっとだけ、分けて行うもの
通常は、
創造神ガエリア様の大いなる力の一部が蓄えられている『聖なる岩』に、
左手をかざして、大いなる力のほんの一部を受け取り、
右下腹部のある器官に一時保管する。
次に、右下腹部にある器官に一時保管された創造神ガエリアの力を用いて、
右手から魔法として放出する。
比較的小さな魔法であれば、右下腹部にある器官の保管量で十分なため、
左手を『聖なる岩』に添える必要などない。
比較的大きな魔法は、右下腹部にある器官の保管量では不十分なため、
左手を『聖なる岩』に添えながら、右手から魔法を放出する必要がある。
ただし、そんな大きな魔法は人体の負担がとても重い。
ドーラ、シャーロット、オリビアの3姉妹は、大きな魔法を連発し、
下腹部の痛みと吐き気に悩まされた。
極大魔法等の、『聖なる岩』に保管されている力だけでは不十分な場合は、
創造神ガエリアから直接力を注ぎこむ必要がある。
当然魔法による人体の負担は極めて重く、
ドーラは結果として魔法器官を失った。
これにて、「第1章 出発前の準備、そして行ったり来たり」は完です。
次話から第2章が始まります。
次話は2026/3/4 12時に更新予定です。




