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第7話「世界の地図を広げた日」

 みなさんおはようございます、先日家にやって来たフードの来訪者こと、フィナリア・ウェンデルは俺の魔術の先生として暫くこの家に住む事になりました。

言わば住み込みの家庭教師だ。


 キャロルとウィリアムがやけに親しくしていたので、知り合いなのか訪ねてみたところ、なんでも昔一緒に冒険者として世界を旅していたメンバーの内の1人らしい。


2人が昔冒険者として世界を旅していた新事実にも驚いたが、そのメンバーの1人が家庭教師としやってくるのはなんだか運命のようなものを感じる。

前世では親戚はおろか親しい友人もいなかった俺からしてみたら尚更だ。


 さて今日から早速、先生?師匠?まぁ呼び方はさておき勉強の日々が始まるので、頑張っていこうと思います。





ーーーーー





「今日はね、大陸のお話をしようと思うの」


初めての授業は座学からだった。

フィナリア・ウェンデルさんが、書斎の大きな机の上に広げられた羊皮紙の地図を指さす。窓から差す昼の日差しが埃を白金に染める中で、俺は椅子に深く腰かけながらも、心の中は前のめりだ。


目の前の机には、広げられた一枚の地図。古びていて、端が少しだけ焼けている。でも、それがかえって“本物”っぽくて、俺は胸が高鳴った。


「この地図が、今の私たちの世界――エラシアの全図よ」


そう言って、フィナリアさんは俺のすぐ隣に腰を下ろし、指先でゆっくりと地図をなぞった。


「見て、中央に深く刻まれたこの溝。これは断裂海と言って大戦の傷痕と呼ばれているわ。千年以上前……太古の時代、神々と魔族、それに人の大軍勢がぶつかった“終焉の戦”の名残なの」


俺は無意識に息をのんだ。書斎にあった本で少しは知っていたが、九州と本州の間ぐらいかと思っていたが地図の真ん中を走るその裂け目は、まるで大陸を真っ二つに引き裂いたかのようだった。


「その戦いの名残は、今でも各地に影を落としているのよ。たとえば――」


フィナリアさんの指が、左の大陸の上部へ移動する。


「禁忌の森は、神々の力が濃く残った場所。精霊の声が響き、理すらねじ曲がると言われているわ。普通の人間が入ると、帰ってこれないこともあるの」


「……精霊って、本当にいるんですか?」


「いるわ。ただ、“見えるかどうか”は、人によって違う。……あなたなら、もしかしたら、耳をすませば声が届くかもね」


フィナリアさんの横顔は、なんだか少し寂しそうで、でもどこか誇らしげだった。


「そしてその下、南西に広がるは焦熱の砂漠、かつて魔族たちが根城にしていた場所。今でも魔素が濃く、魔獣と魔族たちの住処になっているわ」


 彼女が続ける。


「魔獣はもともとは普通の動物だったものが、長年魔素にさらされて、変異した存在。魔族は姿かたちは動物に似ているけれど、人に近い知性を持つものも多いの。魔素を吸い続けるうちに進化して、人の言葉を覚えたものもいるけど魔族語を話すことでも知られているわ。姿は耳や尾、角を残したまま二本足で立つ──まるで、獣が人間を真似て歩き出したような姿をしているの」


魔獣は以前本で読んだから想像しやすかった。牙や爪を持つが姿形は普通の動物と変わらないそんな存在。だが魔族に関しての記載はなかったので想像が難しかった。ディ○ニーキャラクターのように動物の姿はしているが二足歩行し、言葉を話す――あれが本当にこの世界にいるなんて、まだ実感がわかない。


「でもね、魔族がすべて“敵”ってわけじゃないの。中には、人と心を通わせた者もいるわ」


魔獣と魔族を簡単にまとめると、

魔獣→野生動物と見た目は変わらない。危険性あり

魔族→善悪はそれぞれ違う。人と同じような知性あり


と言った具合だろうか。


「そして、大陸の右側。ここには嵐の山脈があるわ。この山脈は、灰の王が封じられたとされる場所。空気が常に張りつめていて、雷が年中落ちるの」


『灰の王…世界を焼いたっていう伝説の…やっぱり強かったんだろうな』


「その南には大平原、古代の王国があった場所。そしてさらに下には、秘術の遺跡があって、ここには太古の魔術文明の名残が眠っているとされているの」


俺の胸が、どくんと高鳴った。

遺跡。魔術。太古の文明。……まるで、冒険譚の中の世界だ。


「この遺跡ではね、言葉にならない声が響くって言われてる。魔術とは、時に“意志の残滓”を刻むことでもあるのよ」


「意志の、残滓……」


『つまり、魔術は……“誰かの想い”が形をなしたものなのか?』


フィナリアさんの指が、今度は大陸の東南――大平原と秘術の遺跡の中間あたりを示した。


「――そして、今私たちが暮らしているのは、この辺り。フロアナ村。南風がよく吹く、静かな土地よ。魔素も穏やかで、四季がはっきりしていて……あなたのお父さんみたいな狩人にも、私みたいな魔術師にも、とても暮らしやすい場所」


「……ここが、ぼくの生まれた村……」


フィナリアさんはうなずきながら、地図から目を離さずに続けた。


「フロアナは古くから、旅人や放浪の魔術師が立ち寄る隠れ里のような場所だったの。まあ今では周辺に王国やら色々な国が栄え始めてここは完全に田舎の村になっちゃったけどね」


『古くからってフィナリアは何歳なんだろうか…』


「これから色んな“外”を知っていくことが、大切なのよ。ここだけを見ていたら、魔術の本当の広がりや、世界の深さに気づけないから」


「メイ、大切なのは、知って、見つめて、問いかけることよ」


そう言った後、フィナリアさんの指先が地図の北方、嵐の山脈のさらに奥へと滑っていく。そこには何の地名も記されていなかった。ただ、かすかに描かれた黒い峰々が、まるで地図そのものを拒むかのように、周囲から浮いて見えた。


「……ここにはね。いま地図に名は載っていないけれど、かつて終焉の地と呼ばれていた場所があるわ」


その声には、さっきまでとは違う硬さが混じっていた。


「魔族の中にも、知性と理を持つ種族はいる。彼らは人と争いながらも、時に交渉し、時に共存を望んだ。……でもね」


彼女は少し言葉を止め、真っ直ぐぼくの目を見た。


「“神の落とし子”と呼ばれる存在だけは……別よ」


「……かみの、おとしご……?」


「ええ。太古の時代、善神と悪神がこの地で争ったとき、いずれかの神の意思を宿して落ちたとされる“失われしものたち”。彼らは形も意思も曖昧で……けれど、確かな力を持っていた。いまでは魔族の奥深くに潜み、あらゆる種族の中に影を落としているの」


「それって……見た目は、魔族なの?」


「うーん、魔族ではあるけど人に近い姿をしているとされ、紫色の頭髪に額から角を生やしているらしいわ。そして、個々の圧倒的な戦闘能力と強靭な肉体を持っていると…もし神の落とし子やそれと思わしき人物に出会ったなら、全力を持って逃げなさいっ…」


ぞくりと背筋が冷たくなった。


「……じゃあ、ぼくたちがいる場所にも?」


「ええ、可能性はゼロじゃない。だからこそ、この地図にない領域――禁忌の森や、焦熱の砂漠の奥深くは、いまだに調査も進んでいないの。人の足が踏み込めない場所には、そうした“遺されたもの”が眠っていると、言い伝えられているのよ」


「……ぼくが、もし……いつか外の世界へ行くことがあったら」


気づけば、自分の声はほんの少し震えていた。


「うん。そのときには、見極める目を持っていて。相手が人に見えても、その心がどこにあるのか――君の魔術の力が強いのなら、なおさら……“見られる”前に、“見抜く”ことが大事よ」


フィナリアさんの瞳は穏やかだったけど、その奥には強い意思があった。


「……わかった。ちゃんと、覚えておきます」


言葉にすると、少しだけ心が落ち着いた。


フィナリアさんは地図をそっと閉じると、窓の外に目を向けた。昼過ぎのの少し眩しい陽が、森の端を照らしている。


「……今日は、いい風が吹いてるわね。少し外に出てみましょうか」


「……魔術の、練習?」


「ええ。でも“魔法を撃つ”とか“呪文を唱える”って感じじゃないわ。まずは、感じることから」


彼女はそう言って微笑むと、すっと立ち上がった。

俺も椅子から降り、机の上に置いた羊皮紙をそっと撫でてから、その後に続いた。





ーーーーー





家の裏手――森と村との境目あたり、小さな草原に出た。

風は本当に心地よくて、草の香りがどこか懐かしい。


「まずは目を閉じて、風の流れを意識してみて。肌をなでる感覚、髪が揺れる方向、音……全部」


俺は言われるままに目を閉じた。

ざわざわと草が揺れ、フィナリアさんの衣擦れの音が、少し離れた位置から聴こえる。

そして……風。頬を撫でるように通りすぎて、耳の後ろをふっとくすぐった。


「風は、目に見えない。でも、ちゃんと“ある”わよね?」


「……うん。見えないけど、感じる」


「魔術も同じよ。魔素は空気に溶け込んでる。それを“感じる”っていうのは、まさにこの感覚を使うってこと。目じゃなく、肌でもなく、意識で捉えるの」


俺は、深く息を吸った。


すると、不思議なことに、空気の中にほんのり温かい流れが混じっているような気がした。

それは風じゃなくて、でも確かに“何か”だった。


「……あ、これ」


「あら。早いわね、メイ」


「これが、魔素……?」


「ええ。この辺りは魔素が穏やかだから、感じ取りやすいの。訓練にはぴったりよ」


今までなんとなく感じていたのがはっきりと感じられたので、引っかかっているものが取れた気がした。


「そうだ、導きの息(ガイドブリーズ)”を教えてあげるわ!風の属性を持つ初級魔術の一つよ」


「詠唱はこう!風よ、さざめきの調べを借りて、我が意に応えよ――導きの息(ガイドブリーズ)


さあやってご覧なさいと言わんばかりにこちらを見つめてくるので、詠唱してみるが、口で言われたことを覚えるのは苦手なのは前世から変わらないため、やや不安だ。とりあえずやってはみるが。


「風よ、さざめきの…さざめきを………風よ!我が意に応えよ!導きの息(ガイドブリーズ)!」


なんとか発動には成功したが少し端折ってしまった。


「こらー!!今ちょっと詠唱省いたでしょ!ちゃんと唱えないと意図しないように作用するから危ないでしょ!!」


「言葉にするのは、魔術を安定させるため。ちゃんと詠唱しましょう」


そんな事を言われても生活魔術は詠唱無しで発動出来るし、今の初級魔術もほぼ無詠唱だ。次からは完全に無詠唱で発動出来るだろう。とはいえ、一応この事を伝えておかないと今後に影響があるかもしれないな。


「あ、あの…生活魔術は完全に無詠唱で発動出来るし今のも次からは無詠唱で出来ると思うんですけど…」


「え、嘘でしょ…無詠唱だなんてありえない!常識を覆す事になるわ…それに私だって挑戦したことあるけど全然出来なかったのに…」


「やってみて」と言われたので生活魔術を幾つか発動した。それを見たフィナリアの様子は驚いたり落ち込んだりと忙しい様子だった。


「メイ…私あなたに何を教えたらいいのかしら…家庭教師で師匠か〜だなんて舞い上がってだけど弟子に教わりたいくらいよ…役に立たないわ絶対…」


あぁこれはあれだ、バッドに入るってやつだ。

しゃがみ込んでブツブツと呟いている。俺としてはこの世界の様々な事を教えて欲しいから全然役に立たないだなんて思っていないし、そもそもまだ初日だ。見切りをつけるのには早すぎる。よしっ


「フィナリアさん!僕もっと色んな事を教えて欲しいですし、1人で練習するよりもフィナリアさんに教えてもらった方が上達も早いと思います!全然友達とかもいないし母様達も忙しそうにしてるから誰かと練習出来るのが凄く嬉しかったんですよね…」


一応フォローを入れておく。すると今度はおいおいと泣き始めてしまったではないか…困った先生だ。


「メイぃ…あなたの気持ち受け取ったわ、私しっかり魔術の事や、冒険して知った世界の事をちゃんと教えるからね…」


とりあえず立ち直ってくれたのならそれで解決だ。

仕切り直して練習再開だと思ったが、フィナリアさんが目を細めて空を見上げた。


「――でも、これから練習や勉強を重ねて魔術が強くなるってことは、魔素に“選ばれやすく”なるということでもあるわ。善し悪しを問わず、ね」


「……神の落とし子にも?」


「……可能性として、ね」


その言葉は重かった。でも、恐怖とは違った。

俺はただ、もっと知らなきゃって思った。

自分の力のことも。世界のことも。


そして、あの地図の向こう側に広がる、まだ知らない“何か”のことも。





ーーーーー




 

 最初は風から魔素を感じる簡単な練習だったが、だんだんフィナリア先生にも興がのってきたのか、最終的には中級魔術の制御のコツなんかを教えてくれた。


お陰でかなり魔術を扱えるようになったきた。教え方も上手で分かりやすい。賢くて可愛いけどたまにドジなのが愛嬌があっていい。凄くいい、今日一日で彼女のことを気に入ってしまった。


そして今練習しているのは風の中級魔術「風の梯(エイルステップ)


 上手くいけば空気で出来た見えない足場が一歩進むごとに創り出され、空中を歩いたり、崖の上に登ったり、敵からの攻撃を回避したりと中々便利な魔術だ。


 しかしこれがまた難しくて一歩目は上手くいくが二歩目からが難しい。二歩目を踏み出した所で地面が無くなってしまったかのように落下してしまう。お陰で何度も転んでしまった。擦り傷だらけだ。


 地面に寝転がり、練習あるのみと思い立ちあがろうと手を付いた時、肘からがくり力が抜け立ち上がれなかった。体から力が抜けたような感じだった。


「……あれ……?」


全身がだるくて、まるで重たい毛布を着せられたみたい。


「魔力疲労ね。こうなるのは初めてかしら?魔力量は限りがあるから限界まで使い続けると動けなくなってしまうの、戦闘中に動けなくなった魔術師は死あるのみとされているわ。今後は気をつけてね」


フィナリアさんがそっと近づいて、俺の胸にに手を添えてくれる。

その手は冷たくも熱くもないが、何故だろうか、すごく……安心した。


「今日は最初は魔素を知覚する所から初めて限界まで自分の力を引き出したの。体もびっくりしてるわ。ちゃんと休ませてあげなきゃね」


「……はい…」


「今日は、よくがんばったわね。地図の話も、魔術も」


ふふっと微笑む声が、なんだかうれしかった。


「じゃあ、帰りましょうか。夕飯の支度、そろそろ始まる時間だもの」


「……うちのごはん、めちゃくちゃおいしいよ。父様が獲ったお肉とか使ってて、母様が凄く美味しく料理してくれるんだ」


「キャロルの料理か〜久々食べるな!凄く美味しいわよね!ウィリアムも狩りが上手だったからね、獲物に期待しなくちゃ!」


夕飯の話しをしながら帰ると凄く腹が減った。今日は鶏肉が食べたいとか昔キャロルが獲物の肉を焦がしてしまった話しなど聞きだから二人で笑って、俺たちはゆっくり草原をあとにした。


空は夕焼けに染まりはじめていて、雲がオレンジ色にほのかに光っていた。





ーーーーー





 家に戻ると、キャロルがちょうど煮込みの鍋に火を入れたところだった。食材をチラ見して鶏肉がある事を確認したので、テンションが上がる。やったーー!


「あら、二人ともおかえりなさい。初めての練習はどうだったかしら?」


「うん。すごく……なんか、うまく言えないけどこれからもっと頑張ろうと思いました」


「ふふ、それはいい練習ができたのね」


フィナリアさんは、キャロルの横に並び立ち、友達と世間話をするように話し始めた。


「メイにはとても驚かされたわ。このまま成長していけば私多分あっという間に追い抜かされちゃうわね〜将来は単独で王級を扱えるようになったりするかも…」


キャロルが目を細めて、嬉しそうに俺を見る。


「まあ……この子ったら、やっぱり私が言った通りだっでしょ?ほんとにもう……どこまでいくのかしら」


「……だけどまだまだ。でもきっと大丈夫。ちゃんと見てくれる人がいるから」


キャロルが俺の髪をくしゃっと撫でる。母親に頭を撫でられた記憶が全くないので、嬉しい反面少し恥ずかしかった。なんせ中身は30近いおっさんなのだから。


 俺は照れくさくて、ちょっとだけフィナリアさんの方を見た。


すると、彼女も小さくうなずいたかと思ったら彼女も「よく頑張りました!」なんて言いながら俺の髪をゴネゴネと撫でてきたのだ。撫でて欲しくて見た訳じゃないんだが…だけどやっぱ可愛い人に撫でられるのは嬉しいな!気分がいい。


こういう所で自分の女性経験の無さが露呈してしまうのはいただけないが。



 夕飯の匂いが広がるなか、俺の胸の中にも、あたたかな風が吹いていた。



多分、今日が本当の「魔術師の入り口」に立った日だろう。


 俺は、今日という日をきっと忘れない。


風の初級魔術


導きの息 (ガイドブリーズ)


詠唱例

「風よ、さざめきの調べを借りて、我が意に応えよ」


効果

魔力の流れを“教える”風

・魔術の練習中に使うと、魔力の流れが乱れた時に風が逆流して教えてくれる。

・メイナードのような初心者が“自分の魔力の癖”を知るのにも有効。


“人の気配”を探る補助魔法

・探索時などに、周囲の“空気の流れ”を読み取り、人や魔獣の気配を察する。※この用途ではやや高めの魔力操作が必要。



風の中級魔術


風の梯 (エイルステップ)


詠唱例

「揺らぎの空に 影を描き、一歩の願い、風の手が支えん

架けろ我が歩み」


効果

空気中に数秒間持続する足場を生み出す


使用例

•崖の上へ飛び移る

•木々の上を軽やかに渡る

•魔獣の攻撃を上から回避する

•空中で一瞬だけ静止し、詠唱を完成させる など


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