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短編大作選

このショウセツは、ワレがノットッタ

作者: jin U

 ワレは、宇宙人だ。高島トモツグの小説を、乗っ取った。ワレは、小説を、乗っ取ったのだ。

 高島トモツグの【高】は、ふつうの【高】でいいんだよね。なんか、ハシゴの高もあるからね。でも、パソコンとかでは、入力出来ないからね。出来ないよね。


 シマは、【嶋】ではなくて、山が付いていない【島】だよね。これで、あっているよな。

 高島トモツグって、いい名前だ。本当にいい名前だ。本当に思っているんだ。

 高島トモツグに操られているとか、そういうことはない。高島トモツグに、そんな力はない。はずだ。


 高島トモツグは、ヤバい文章を書いてる。いい意味でも、悪い意味でも。まあ、ほぼ、いい意味なのだが。

 あるいみ、ヤバい人だから。あるいみとか、そういうの取っ払っても、ヤバい人だから。

 ワレら宇宙人も、小指一本でグニャリとされてしまうかもしれない。脳内だけじゃない、能力もヤバいだろう。


 宇宙だと横書きは、右から左だからな。慣れないな。ここまで地球時間でいうと、30分かかってる。乗っ取りも、楽ではない。

 ちょっと、今、娘が空中に飛んでいっちゃった。すんごい遠くにいる。遠くで、笑ってるな。

 地球人は、驚くかもしれないけど、普通だから。宇宙人は、飛ぶから。普通に、飛行船みたいになるから。娘よ娘よ娘。娘よ娘よ。


 乗っ取って何になるんだ。そう思った。特に伝えたいことはない。目的はそんなにない。

 そもそも、ワレは、地球人寄りの宇宙人で、地球離れした宇宙人じゃないのだ。

 随時、高島トモツグ情報は、電子機器に入ってきている。今は、自分の意思ではなく、上の指示で乗っ取っている。もう、乗っ取りに気が付いた。高島トモツグが、早くも気が付いた。そんな情報が入ってきた。


 だんだんと、高島トモツグを驚異に感じてきた。そんなことより、寿司って美味しいよね。寿司は、宇宙にはないからね。宇宙には、米がないからね。

 日本に行ったときは、必ず食べている。寿司ってシンプルだけど、奥が深いよね。ねねねねねねああああああ、ごめんなさい。キーボード慣れてなくて。


 宇宙人と地球人の違いは、眉毛があるか無いかだ。違うか。まぶたが、あるかないかだ。違うか。15つ子の娘たちが、活発で活発で、書く隙間を与えてくれない。

 すぐに、どこか飛んでいくから。ふわふわと、どこかに行っちゃうから。娘は、浮遊期だからね。第一次浮遊期だからね。違うか。


 高島トモツグは、野放しにしているわけにはいかない。だって、当たると有名な占い師が、運勢を当てられなかったらしいから。一割くらいしか、当たらなかったらしい。

 しかも、地球で、宇宙人と呼ばれているらしい。ライバルかもしれない。宇宙人は、連続一日しか地球にはいられない。それに、一回行ったら一ヶ月は回復にかかる。


 高島トモツグは、ワレらと一緒で、回復が必要なほど、常に弱っているみたいだ。高島トモツグは、地球人なはずだ。なんで、ワレらと似ているのだ。

 宇宙人寄りの地球人なのか。宇宙人みたいと、言われているみたいだが、それは比喩か。でも、触れないでモノ動かすやつも、出来そうだな。


 調べてみたけど、高島トモツグはヤバい伝説をもってた。雨が降っている道を歩いていたのに、知り合いに「あんたの上だけ、雨が降っていないように見える」と、言わしめた男らしい。

 ヤバすぎる。ヤバすぎすぎる。ワレラが、逆に乗っ取られるかもしれないな。今すぐ、乗っ取ることをやめないと、何されるか分からない。


 プラスなくやめると、ダメだ。敵対心を持ったままやめてはダメだ。何か褒めてから、終わらせよう。褒めてから、終わらせます、はい。

 小説、すごいですよね。発想がすばらしいです、はい。発想が、地球越えて、宇宙越えて、この世越えて、ドカンみたいな、感じですよね、はい。


 はい、を語尾につける。これは、嘘を言っているときに、出てしまうワレの癖ではないんですよ、はい。

 あのー。提案があるんですけど。仲間になりませんか。ワレと仲間になってくれませんか。二人なら、やっていける、そんな気がします。


 あなたの大好きな、甘酒を箱買いします。あなたの好きな、沖縄そばと、チャンポン麺、大量に送ります。宇宙で着ている制服に、スポンサーみたいに【高島トモツグ】と、印刷させます。


 今、情報が入った。高島トモツグには、誰にも真似できない独特なリズムでする、手ドラムがあるらしい。それは、しないでいただきたい。洗脳されそうだから。洗脳されそうだから。洗脳されそうだから。では、戻りますね。

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