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これって騒ぎたてても決して可笑しくはない状況なのだか、何故か妙に受け入れてしまっている自分がとても不思議であった。夢というか、おとぎ話でも見ているような、そんなふわーっとした気分だったからだ。


「あのう、助けてくれてありがとう」

「あ、うん。それより、どうしてそんなに小さいの?」

「私、人間じゃないのよ」

「それは見たら何となく分かるけど。まさか、魔法使いとか?」

「ううん、ただの妖精」

「妖精って、あの妖精のこと?」

「あなたがどの妖精のことを言ってるのかは知らないけど、とにかく妖精なの」

「だから小さいのか」

自分の言葉に妙に納得してしまった。


妖精は、淡いピンクのワンピースに金色の変なペンダントをぶら下げていた。

「お礼をしたいので私の世界へ来て頂けますか?」

妖精はお願いするように言った。

俺は少し考えたが、どうせやることも無いし、気分転換になるかもと思い、妖精の気持ちを受け入れることにした。

「そうしたら、先ずは私と同じ大きさになって貰いますね」

妖精はペンダントを口に加えた。

俺は慌てて「元に戻れるのか」と確認した。妖精は、「勿論です」と微笑んだ。

ヒューイという音が鳴った。その瞬間、俺は妖精と同じ大きさというか、小ささに縮んだ。すーっと小さくなるというよりも、ポンッと小さくなるような感じだった。



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