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ちょっと変な国語の先生の話

珍問珍答シリーズ その11 小林一茶の晩年の生き方について

作者: マボロショ

小林一茶の晩年の出来事を、黒板に、年表のように書いて、この時にできた句がこれだ、とか紹介した後、

一茶晩年の生き方について、感想を書いてもらいました。

2年生の男子、一クラス分です。あまりに同じような解答が多かったので、絞り込んで公開しました。

財産の取り合いなどに巻き込まれて、52歳になって初めて結婚できた。生まれた子供は、次々に死んで、自分も65歳で死んでしまう。遺産なんかねらわないで、こつこつ仕事をして、金をためていたら、もっと早く結婚できたかも知れない。そうすれば、子供も死なずに、幸福な生活ができたんじゃないだろうか。


すごく苦しい人生だつたんだなあ、と思う。次から次に起こる悪夢を詠んだんだから、他の人の絶対まねできないすばらしい句ができるのも当然だろう。めちゃ、子をほしがっていることも、よくわかった。


子供ができれば、すぐ死んで、またできたかと思うと、また死んで行く。父親として、とてもくやしかっただろう。でも、一茶は、また、子供をつくり続けた。よほど子孫を残したかったのだろう。


なんとか子供がほしいという気持ちは、わかることはわかる。けど、おくさんのつらい気持ちもわかってやってもらいたい。


結婚を何回もしたのはみとめます。ただ、子供が長生きしないのが、とてもかわいそうです。こんな人生は、だれもがいやがる人生です。僕も、こんな人生はいやです。

他の国語の先生とは、いささか異なる視点からの、一茶についての授業だったという点を評価していただければ、幸いです。

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