鈴9
早月が、冬花のストーカーになっていた。
冬花には、未遂だったと伝えたけれど…本当は、ストーカーだったのよね。
早月が、冬花のストーカーになったのは、たぶん…冬花と出会ってからだと思うわ。
早月の部屋から、冬花の盗撮写真と冬花にもらった物とかが、たくさんあったらしいのよね。
写真は、小学校の物が多かったみたい。
高校の盗撮写真もあったけど、少なかったらしいの。
日記も、出て来て内容は冬花の事ばかり書かれていたのよ。
…冬花の事が、かなり詳しく書かれていたわ。
早月が、冬花のストーカーになっていたなんて全く気付かなかった。
あの頃の私は、冬花の事で色々と想像して楽しんでいたから…。
今は、別の想像で楽しんでいるけれど。
その想像は、現実でしても問題ないから、夜ベットの上で冬花にしてあげてるわ♪
…毎日は、慣れちゃうからたまにしてあげてるのよ。
可愛くて、ついつい手加減するのを忘れちゃうけれど。
「鈴…今日は、アレしないよね?」
「フフ♪アレって何かしら?ハッキリ言ってくれないとしちゃうわよ?」
「…鈴の意地悪…。私の恥ずかしがる姿をみたいだけでしょ?」
「そうよ。見て色々したいわ♪」
「…鈴のあのマッサージは、気持ち良すぎてすぐ寝ちゃうけど…。毎回恥ずかしいから、出来れば止めて欲しいな。よく眠れるし、疲れもとれるけどね。」
冬花は、赤くなりながらそう言った。
「フフ♪たまにする事にしているし、いいでしょう?」
私は、冬花に上目づかいで頼んでみたわ。
「うぅ……、分かったよ。本当にたまにだけだからね?」
フフ♪冬花は、私に甘いから良かったわ♪
マッサージをした翌日の夜。
「今夜は、鈴のアレのお返しをしてあげる♪普段頑張ってくれているお礼だから、遠慮せず受け取ってね♪」
…冬花にマッサージをされた。
いつの間に覚えたのかしら?
私は、気が付くと眠ってしまった。
私並みに、上手かったわ…。




