表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
12/20

6


高校に入学後、早月と鈴の二人と再会した。



早月は、前よりしつこくなっていて、ストーカーまがいの事をするようになっていた。



鈴の方は、前より怖さがアップしていて、身の危険を感じる事が多くなった。



そんな、鈴から放課後誰も居ない屋上に呼び出された。



私と鈴の二人っきりで、大事な話をしたいらしい。




正直、殺されるんじゃないかと考えてしまった。



内心、びくびくしつつ言われた通りに屋上に向かった。




すでに、鈴は来ていた。


屋上にあるベンチに座って私を待って居た。



私もベンチに座った。



屋上は、出入り自由となっていてベンチがあるのだ。



昼休みは、屋上と中庭が人気スポットで昼食をそこで食べる人が多い。



屋上は、放課後になると人気がなくなり、告白スポットなどになる。



そんな場所に、呼び出すなんて…まさか、告白でもする気なのかな?



それか、相談事かな?




「ねぇ…冬花。私の恋人になってくれないかしら?」



「……え…?」



あれ?聞き間違えたのかな?



さっき、恋人になってと言われたような?



「私に協力してくれるって約束したでしょう?今度は、早月に復讐するのを手伝って欲しいのよ。」



そう言って、鈴は私に迫って来る。



「協力するのは、恋愛事だったよね?それに、何で早月に復讐するの?するにしても、何で私と恋人になる必要があるの?」




もしかして、真実を知ったのかな?



でも、それと恋人の話がどう関係してくるのかな?




「…早月は、冬花が好きなのよ…。だから、復讐するために私と恋人になって欲しいわ。」



…成る程ね…。



早月が私を好きだったから、鈴は私を嫌っていたのか…。




でも、復讐するために私と恋人になるなんて…。



「…私の事嫌ってたんじゃないの?」



「今は、嫌いじゃないわ。断ったら、何するか分からないけれど…」



鈴の目が、怖くなって来た。



ハイライトになってる!



こんな目、見た事ある…。



中学の友達のヤンデレな恋人さんが、こんな目をしてた事があった。




というか、何するか分からないって何するの!?



脅された私は、震えながら恋人になる事を了承した。




まだ、死にたくないんです。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ