表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
桃太郎ですが、残念美人の鬼姫に今世紀最大の恋をしたので結婚することにしました  作者: 月城琴晴


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

15/19

第15話 鬼姫と服屋デート

桃太郎

「待て。」


鬼姫

「え?」


店員は嬉しそうだった。


「おめでとうございます。」


桃太郎は少し考える。


(……。)


(まあ。)


(もうみんなそう思ってるしな。)


桃太郎は小さくため息をついた。


「……まあいいか。」


鬼姫は嬉しそうに言った。


「はい!」


店員

「とてもお似合いですよ。」


桃太郎

「そうか?」


鬼姫は真っ赤だった。


桃太郎は思ってしまった。


(婚約者って……。)


(いいかも。)


鬼姫は服を見ながら楽しそうにしている。


「桃太郎様、これ似合いそうです。」


桃太郎はその横顔を見る。


(こいつと離れなくていいって。)


(ありだ。)


鬼姫が振り向く。


「どうしました?」


桃太郎

「何でもない。」


でも頭の中はずっと同じだった。


(かわいい。)


(胸でかい。)


(俺のこと好き。)


桃太郎は思った。


(……。)


(最高じゃん。)


鬼姫はまだ服を見ている。


「桃太郎様、どっちがいいですか?」


桃太郎は少し笑った。


「どっちでもいい。」


鬼姫

「え?」


桃太郎

「茜が選べ。」


鬼姫は嬉しそうに笑った。


「はい!」


桃太郎は思った。


(……。)


(婚約者って。)


(悪くないな。)


桃太郎は思った。


(俺……。)


(結婚してもいいかも。)


鬼姫は楽しそうに服を見ている。


その横顔を見ながら――


桃太郎の頭の中は爆発していた。


(毎日一緒かよー。)


(やべぇ。)


(最高じゃん。)


桃太郎はさらに考える。


(結婚したら――。)


(朱羅もいないし。)


(色々オッケー。)


(手料理食べられるし。)


鬼姫が振り向く。


「桃太郎様?」


桃太郎

「ん?」


鬼姫

「どうしました?」


桃太郎は少し笑った。


「何でもない。」


でも頭の中ではまだ続いていた。


(胸でかい。)


(かわいい。)


(俺のこと好き。)


桃太郎は思った。


(……。)


(最高。)


鬼姫は嬉しそうに言う。


「桃太郎様、この服どうですか?」


桃太郎は即答した。


「いい。」


鬼姫

「まだ見てません。」


桃太郎

「いい。」


鬼姫は少し笑った。


桃太郎は思った。


(結婚しちゃうか?俺。)


鬼姫はまだ服を見ている。


楽しそうだ。


桃太郎の頭の中は――


完全に別の方向へ行っていた。


(毎日一緒……。)


(朝起きたら茜がいる。)


(隣で寝てて――。)


(寝顔とか見ちゃうんだろうな。)


(絶対かわいいじゃん。)


(起きたら「おはようございます」って言うんだろ。)


(……やばいな。)


(普通に幸せじゃん。)


(てか。)


(朝から距離近いよな、あいつ。)


(寝起きで抱きついてきたりしたら――。)


(……無理だろ。)


(耐えられん。)


(ちょっと家事手伝って。)


(飯食って。)


(普通に生活して。)


桃太郎は想像した。

(……いや待て。)


(結婚ってことは。)


(毎日あの距離感か?)


(外でもあれなのに。)


(家の中とかどうなるんだよ。)


(……やばいな。)


(子どもできたら――。)


(子どもと一緒に遊んで。)


(茜が笑ってて。)


(俺も笑ってて。)


(……。)


(ありじゃん?)


桃太郎はさらに考える。


(でも。)


(子どもの前に。)


(二人きりの生活満喫しよう。)


(うん。)


(それがいい。)


桃太郎の頭の中は――


完全に爆発していた。


鬼姫が振り向く。


「桃太郎様?」


桃太郎

「……ん?」


鬼姫

「顔、すごくにやけてます。」


桃太郎

「気のせいだ。」


俺達は服屋を出た。


桃太郎は思っていた。


(最高だな。)


(俺、付き合って初めてこんなに楽しいかも。)


鬼姫は隣で嬉しそうに歩いている。


桃太郎はその横顔を見ていた。


その時だった。


「茜ちゃん、こんにちは。」


声がした。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ