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双子の天才魔術師、魔導具師を目指す  作者: 夜宵
第一章 天才魔術師の一歩目
8/40

天才魔術師、適性検査を受ける~レティの場合~

 別室にて検査を終えたレオナルドがアルフレッドとベルナルドと共に戻ってくる。母リディアと共に緊張しつつも落ち着かないまま待っていたレティーツィアはレオナルドに優雅に見えるギリギリの速さで駆け寄る。


「レオ、どうだった?! 」


 レティーツィアは早速とばかりに問いかける。声が大きかったのは気が付かなかった事にした。

 レオナルドが答える前にアルフレッドがレティーツィアに声をかける。


「レティーツィア様、結果を聞く前に貴女様の検査もしてしまいましょう 」


「どうしてかしら? 」


「お互い結果が分かった状態で教え合えた方が良いのではないでしょうか? 」


「……それもそうですね。 そうします 」


 レオナルドの結果を聞いてレティーツィアへのプレッシャーになってしまわないようにとのアルフレッドの配慮であったが、子供でも納得しやすい言葉に言い換える。


「それではレティーツィア様、此方へお越しください 」


「はい! 」


 レティーツィアはリディアと共に隣室へ。今度はレオナルドとベルナルドがその場で待機する。

 レオナルドにしたのと同じ説明をレティーツィアへも繰り返し、質問がないか確認後、魔術適性を調べる魔導具での検査から始める。


「それではレティーツィア様、此方の魔石に手を触れてください」


 レオナルドとは違い、レティーツィアは母へと視線を送ることも躊躇も全くせずに魔石に触れる。レティーツィアの方が肝が据わっているようだ。


「適性があれば体内の魔力を勝手に引き出してくれます。 もし光ったら何となくで良いので魔力の動きを感じてみてください。 魔力の動きを把握することで魔力操作を覚えやすくなりますから 」


 レティーツィアもレオナルドと同じく魔術の適性があるようで、無事魔石は光を灯していた。


「レティーツィア・セラフィーニ様、魔術の適性有りです、おめでとうございます 」


「ありがとうございます 」


 レティーツィアはにっこりと可愛らしい笑顔で応えた。

次回更新

3月6日予定

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