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双子の天才魔術師、魔導具師を目指す  作者: 夜宵
第一章 天才魔術師の一歩目
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天才魔術師、適性検査を終える~レオの場合~

 先程の女性職員がまた別の魔導具を持ってくる。今度のものは少し大きいからかカートに乗せて運んできた。


「それでは魔力量と属性検査もしてみましょうか 」


 今度の魔導具はシート状になっており、適性検査で触ったのと似たような魔石が真ん中に一つ、そこから小さな魔石が放射状に並べられていた。


「今度はここの魔石に触れていただきます。 レオナルド様の得意属性の部分の魔石が光ります。 火なら此方、水なら此方、土、風、光、闇の順番です。 先程も言ったようにあくまでも得意な属性が分かるだけですので光らなかったからと言って使えないわけではございません。 あとは、此方が魔力量ですね。 現時点での魔力量が多いほど多くの魔石が光るようになっております 」


 触れる真ん中の魔石から上に赤い火の魔石、そこから時計回りに青い水の魔石、黄色い土の魔石、緑の風の魔石、白い光の魔石、黒い闇の魔石が順に並ぶ。魔力量を測る為の魔石は無色透明でシートの下側に5つ並んでおり、アルフレッドの説明によると左側から順に光り、量が多いほど右側の魔石が光るとの事。


「レオナルド様、今度は此方に触れてください 」


 レオナルドはまた1つ頷くと今度は目を瞑らずにそっと魔石に触れる。属性を表す魔石は赤が明るくしっかり、黄色はほんのり光っていた。魔力量を表す魔石は3つ。


「現在のレオナルド様の得意属性は火と土のようですね。 魔力量は魔石3つ分なので此方の腕輪をお付けください。 此方の腕輪は魔力暴走を防止する為のものなので許可が出るまで絶対に外さないでください。 もし外してしまいますと一生魔術が使えないようにされてしまいますので注意してくださいね 」


「わかりました 」


 レオナルドが頷くのを確認して腕輪を手渡し、確りと装着されたことを確認する。


「以上で適性検査は終了となりますが、何かご質問はありますか? 」


「ありません。 ありがとうごさいました 」

次回更新

3月3日予定

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