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双子の天才魔術師、魔導具師を目指す  作者: 夜宵
第一章 天才魔術師の一歩目
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天才魔術師、適性検査を受ける~レオの場合~

「それではお先にレオナルド様から検査しましょう。 どうぞこちらへ 」


 アルフレッドはレオナルドとベルナルドを連れて隣の部屋へと移動していく。レティーツィアはリディアと共にその場に留まった。基本的に適性検査は暴走に備えて一人ずつ行う。魔術に適性のある家族、もしくは家族に準ずる者でなければ検査の場に立ち会うことは出来ない。此方も万が一暴走が起こった時に対処が出来るようにする為である。

 隣室では女性職員が何やら片手で持てるサイズの箱のようなものをアルフレッドに手渡していた。受け取ったものをレオナルドに見せながらそのものについての説明をする。


「此方は魔術適性があるかを調べる為の魔導具です。 レオナルド様に魔術の適性があればここの魔石が光る仕組みになっています。それでは検査をしていきましょう、此方の魔石部分に触れてください 」


 レオナルドはチラリと父、ベルナルドへ視線を向けた。ベルナルドは力強く頷くと微笑んだ。レオナルドも頷き返して、そろそろと魔導具に手を伸ばす。


「適性があれば体内の魔力を勝手に引き出してくれます。 もし光ったら何となくで良いので魔力の動きを感じてみてください。 魔力の動きを把握することで魔力操作を覚えやすくなりますから 」


 手を伸ばして、深呼吸を一つ。レオナルドはえいっと魔導具に触れた。ドキドキして思わず目を瞑ってしまったがこれでは適性が分からないとそーっと眼を開けてみた。

 アルフレッドはレオナルドの様子を微笑ましそうに見つつも魔導具へと視線を戻した。


「レオナルド・セラフィーニ様、魔術適性有りです、おめでとうございます 」


「や、やったー!! 」


 レオナルドが手元の魔導具を見るとアルフレッドが教えてくれた場所が確かに光っていた。思わず大きな声を出してはしゃぐレオナルドにベルナルドは苦笑しつつも安堵していた。

次回更新

2月29日予定

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