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双子の天才魔術師、魔導具師を目指す  作者: 夜宵
第一章 天才魔術師の一歩目
10/40

天才魔術師、適性検査を終える

「それでは戻りましょうか 」


 レオナルドとベルナルドが待つ部屋へと移動し、そのまま双子の魔術適性検査は終わった。


「セラフィーニ侯爵お待たせいたしました。 レティーツィア様の検査も終了いたしました、此方がお二人分の検査結果でございます 」


 適性検査の結果通知書にはそれぞれの名前、適性の有無、得意属性、魔力量、腕輪について記載がされている。


「本日お渡しした腕輪は魔術学院にて回収しておりますので、入学までに魔術媒体のご用意だけお願いいたします 」


「分かった 」


 ベルナルドは頷き、通知書を受けとる。リディアと共に間違いがないか中身の確認をして受領証にサインをする。


「それでは皆様お疲れ様でした。これにてレオナルド・セラフィーニ様、レティーツィア・セラフィーニ様お二人の魔術適性検査を終了いたします 」


「「ありがとうごさいました! 」」


 双子の笑顔を見届けて、アルフレッドはそのままセラフィーニ侯爵一家を出口まで案内して馬車が見えなくなるまでお見送りをしていた。



 ◇ ◆ ◇ ◆



 馬車の中ではレオナルドとレティーツィアが早速お互いの魔術適性についての話をしていた。


「レオ、どうだった? 」


「ぼくは火と土がひかったよ、レティは? 」


「わたくしは水と風! 」


 ベルナルドとリディアは二人の様子を微笑ましそうに眺めていた。内心では適性があってほっとしていた。適性が無いとダメと言うわけではなく、あれだけ楽しみにしていた魔術に適性が無いとなると物凄く落ち込んで、励ますのが大変だろうと思っていたのである。慰める必要がなくて本当に良かった。


「お父さま、いつから練習できるようになりますか? 」


「そうだな……、教師を手配するから1週間程時間をくれるかい? 」


「少し時間がかかるのですね、分かりましたわ 」


「すまないね、なるべく急ぐよ 」


「「よろしくお願いします(いたします ) 」」


 こうしてレオナルドとレティーツィアは魔術師への道を歩み始めたのだった。二人の物語はまだまだ始まったばかりーー……。

次回更新

3月12日予定


次回から1話の長さを

ちょっと長めにするよていです

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