第37話
.Made up!
奴らしい登場の仕方だった、成層圏から落下するように現れた機体は飛行ユニットに計四つの超大型ブースターを装備していた。満月が浮かぶ夜空に大量の二酸化炭素を吐き出しながらもう目前にまで迫っていた。
ブースターがパージされた、両手両足に大量の小型ブースターを装着したマリオネットがカウネナナイの空に解き放たれた。
「全機攻撃開始っ!」
遠慮なんてしないっ!全力で叩かなければこっちがやられてしまうっ!
敵のブラックアウトを期待したがそんな甘い展開にはならず、マリオネットが横滑りに移動を開始した。
[何だあの動きはっ?!聞きしに勝る変則軌道だっ!]
初めて見るレギンレイブは驚きを隠そうとしていない。奴に一般的な特個体のマニューバは適用されない、天上から吊るされた糸に操られるような動きをする、だから私たちは"マリオネット"というあだ名を付けていた。
「単機で相手をしないように!フロック!」
[分かっています!]
それ見たことか!
[何処へ行ったっ?!]
横滑りを続けていたマリオネットが雲の中に隠れ、次の瞬間にはフロックの真下から急上昇を開始していた、分かっていても目で追えない!
奴は目に見える武装は一切しない、ひっ付き虫同様固い装甲板とナイフ型の近接武器しか所持していないのが通例だった。
フロックが何とか回避行動に入る、カラス型の形態を取っていたため直上に回避することができない。
[体当たりかっ!フロック!]
[分かっ────]
もう遅い!フロックの機体を跳ね飛ばしたマリオネットがその場でくるりと一回転、また横滑りの移動を開始した。
出会って数分も経っていないのにもう一機墜とされた、相手は武器を使用していないにも関わらず。
マリオネットから通信が入る、これも奴に見られる特殊な行動だった。
[ご機嫌よう空の乙女たち!ただの衝突は仕方がないそう仕方がないのさ!避けられないお前たちが悪い!過失で言うならこっちはゼロだとも!]
[このっ──]
「レギンレイブ!一人で相手にしないで!」
[舐められているんだぞっ?!こんな辱めを受けておきながら黙ってなどいられるか!]
レギンレイブのレールガンが連続的に火を吹いた、これで撃ち落とせるなら苦労はしない。
[何とも芸の無い戦いだ!さてはお前!代替わりしたばかりなのかっ?!つまらん!出直せっ!]
[────っ?!]
マリオネットが真上に吊り上げられるようにして上昇、まるで嫌気が差した傀儡師が乱暴に投げ出したかのような急な動きだった。私もレギンレイブも反応できない、あっさりとレールガンの射程から逃れたかと思えば急降下、器用に砲身だけ近接武器で叩いてみせた。
「レギンレイブパージ!」
[くそ!間に合わ──]
臨界点を維持していた電磁場が機体の背面で崩壊した、派手な爆発など一つもなかったが全ての電子機器がショートしたはずだ、レギンレイブも空から離脱していった。
[雑魚どもがっ!正当防衛に負けるぐらいなら最初っから喧嘩を売るなっ!]
「…………………」
焦るな怒るな時を見誤るな...ヒルドとヨトゥルが合流してからでも遅くはない、まだ港町を押さえる時間はある。
──時間?無い!そんなものは初めっから無かった!
「ヒルド!ヨトゥル!あなたたちは港へ急いで!」
コンソールに向かって唾を飛ばす、この一瞬の隙を突かれてマリオネットに──
真下からの衝撃、間一髪でライオットシールドを敵機体との間に挟むことができた、殆ど勘だった。
[やるではないか!さすがは隊長機と言ったところかっ!]
「………………っ!!!」
間違いない...間違いないっ...あの日、私がスルーズになる前に見た機体そのものだ...こいつが私の全てを奪っていった、踊るように楽しむようにしてっ!
視界には奴の機体しかない、鉄が盛大に軋む音を立てて次第に私の方が押されていった。
あと少し、という所で奴の方からすっと離れていった。
「何がっ……何をっ……」
情けをかけられた...?
[終わりだ、我々の勝ちのようだ。コールダー夫妻が港に到着した]
「………こ、るだー………」
[スルーズ、お前も愛されているようだな。リアナ・コールダーがお前の話をしていたぞ]
マリオネットが空へと昇っていく──いや、私の機体が墜ちているのだ...レバーを握る手に力が入らない...
[次、会った時が自分たちの死期だと思え。情けは二度もかけない]
飛行制御の為に全てを犠牲にしたような機体が私を見下ろし...そして、ゆっくりと離れ──
「──あぁぁぁあーーーっ!!!!」
コネクトギアをこの手でむしり取った、そうすれば少しでもこの頭痛が治まると思ったからだ。
ブラックアウトをしたのは私だった、最後に見た景色は夜空に浮かぶ見たこともない人の優しそうな笑顔だった。
✳︎
夜空に流れていた五つの星が散ったそうだ、その報告を聞いても夫妻は一つも嬉しそうにしなかった。
だが、これでようやく作戦も最終段階、到着した港町であとは脱出用のホバークラフトに乗り込むだけだった。
港町はひっそりと静まり返っていた、だからだろうか、流れが速い潮の音が良く耳に伝わってきた。
民家の中から漂う気配を感じながら桟橋へと向かう、もう既にホバークラフトが停泊されており私たちを見つけた別部隊の人間が大きく手を振ってきた。
無言のまま歩みを進める、昼間に乗っていた時はあと二人の隊員もいたが、今はもういない。さすがのクラウンも疲労を隠せていない様子だ、それでも奴は懐から携帯を取り出して最後の定時連絡を行なっていた。
「クラウンだ、無事に港に到着した。今から二人を乗せて海に出る…………いや、無事なのは俺たちだけだ、あとの二人はカウネナナイで人生を全うしたよ」
疲れ果てて頭を下げていたリアナ・コールダーがクラウンの話を聞いてゆっくりと頭を上げていた、この人は本当に優しい性格をしているようだった。
慰めにしかならないと分かっていても、私は声をかけた。
「あなたのせいじゃない」
「………でも、」
「でももへちまもない、事実だ、あいつらの命を奪ったのは向こうなんだから」
「……………」
「……すまない、妻は敏感なんだよ。それと、一先ず礼を言わせてくれ、ここまで案内してくれて本当にありがとう」
「いいえ、それが私たちの仕事ですから」
ホバークラフトの操舵室から出てきた隊員に連れられて、まずは夫妻が乗り込んでいった。
周囲に並ぶ民家に明かりは灯っていない、私たちに関わりたくないのか見て見ぬふりをしてくれているのか、どちらかは分からない。
だからこそと言えばいいのか、携帯で報告を済ませていたクラウンに向かって発生したマズルフラッシュが、焼き付くように視界に入ってきた。
「────」
驚愕に彩られたまま奴が絶命した、桟橋から海に落下し大きな飛沫を上げていた。
誰も動けなかった、立て続けに発生したマズルフラッシュは生き残った特殊部隊の人間たちを過たず殺していく。
ラクスだった、彼の手には一丁の自動拳銃が握られていた。
✳︎
[やはり………お前だったのか………]
[やはり?酷いですねナツメさんは、ボクのことやっぱり信用していなかったんですね]
────何が、何で、何で?どうして銃声が────
[どうしてお前の機体が空を飛んでいたんだ]
[簡単な話ですよ、自動制御にボクの声真似をしてくれるオペレーター]
[………何故、今なんだ?他にいくらでもタイミングがあっただろう]
[今、だからですよ。まさかここまで事が進むだなんて思いませんでしたけど……]
この二人は、誰なの?陸軍の人なの?どうしてそんな平気な声で会話ができるの?襲われているのにっ!
けど、でも、私や他の人たちも皆んな固唾を飲んで聞き入っていた、誰も何も言わない。何が起こっているのか分からないから。
[でもお前は確かに頭には何も──]
[ボクの場合は腰にあるんですよ、この体だから第一脊椎に付けられないんです。あの時あのまま抱いていたら、まあ、こんな事にはならなかったでしょうね]
[……お前、まさか楽しんでいるのか?]
[ええそうですよ、ボクは楽しんでいます。どれだけ人を愛しても殺しても必ず帰らなければなりませんから。だから任務の一つ一つを人生だと捉えて楽しんでいるんですよ。さすがにヨトゥルのヘカトンケイルが攻撃してきたのは焦りましたけどね、マッピングし易いようにスルーズの木剣を持たせたのが不味かったのかもしれません]
呼吸が苦しくなってきた、何が起こっているのか分からないけれど、これが正常ではなく異常であることが明確だったからだ。
[……止めておけ、そんな生き方は必ず後悔するぞ]
[説教ですか、この場面で?この拳銃が見えないのですか?]
お願いだから──もう誰も撃たないで──
[本当に楽しんでいるのか?………私はな、いきなりこんな任務に参加させられても楽しかったんだ、こんな気持ちは久しぶりだった]
[…………]
[思い出したんだよ、私は誰かに必要とされたかった、頼りにされたかった。それがいつしか果てのない出世欲に塗れて自分を騙し続けていたんだ、これが自分の為になるってな。それがご覧の有り様だ、全てが失敗に終わって辿り着いた病院で私はどうなったと思う?]
[……知りませんよそんなの、絶望でもしていたんじゃないですか]
[絶望すらしなかった。こうありたいという希望があって、それと対比するだけの理想があるから人は絶望するんだ。けれど、私の中には何もなかったんだ。あったのは虚無感だけだ]
[…………もういいですよ]
[その虚無感ってのは歳を取れば取る程に大きくなっていく、それを実感したよ。だからお前も──]
[もういいって言ってるでしょ]
恐れていたことが現実になった。二発の銃声の後、また誰かが海に落ちる音が聞こえてきた。
スピーカーから流れてくる音は誰かの足音、波の音、それから呟きだった。
[……ああ、携帯……まあいいか、気が回らなかったんだ、仕方がないよ……]
この人は、今さっきまで話していた女の人を撃ったこの人は携帯電話に気付いていなかったのだ。
拾い上げる騒ついた音の後、私たちに語りかけてきた。
[ごめんなさい、驚かせてしまったみたいで。でも安心してください、撃ったのは特殊部隊の人たちだけですから、コールダーさんたちは無事です──まあ、操縦者はいてもいなくてもいいんだけど……お二人の事はボクたちに任せてくださいね、最初は辛い思いをされるかもしれませんけど、こっちには感情や記憶をコントロールする技術もありますからきっと幸せな生活を送れるようになると思います]
ああ...最後の最後でママたちが──胸が押し潰され、変わりに瞳から涙がぼろぼろと流れて──
[それから、ボクたちがこうして存在している以上、あなた方に勝ち目は無いと思ってくださ《と、思うじゃん?》
「───え、今の声って………」
《それがそうもいかないんだよねぇっーーー!悪いねぇ!決まったところひっくり返すようでさ!こっちも─[もう!ガング!真面目にやって!ライラのお父さんとお母さんは大丈夫なのっ?!]─大丈夫だっ!特殊部隊の連中は間に合わなかったが大丈夫だっ─[だったら早く助けてあげてっ!!]
自分の耳を疑った、比喩でも何でもなく、本当に自分の耳を疑った、だって──どうして、関係無いはずの──ナディの声まで聞こえてくるのっ!!
「──ナディっ!!」
私は堪らず叫んだ、ずっと我慢していた不安と恐怖をぶち撒けるように声を張り上げていた。けれど、私の声はまたしても届かなかったようだ。
[──何なんだこれ、何だこの声は!ボクは知らない………ウルフラグ!どうやってこの携帯に割り込ませたんだ!今すぐ答えないとこの人たちを──《全権★SHOW★AKU!》
また、誰かが固い床の上に倒れる音が聞こえてきた。
椅子から立ち上がったまま身動きが取れない、混乱の極地に至った時、いつも通りのガングニールの声がスピーカーから流れてきた。
《もう大丈夫だゾ、ホバークラフトに乗り込んでいた小さな坊主はふんす!ってやったから。それと操舵室にいる三人も無事だ...ああ、お?お前さんの両親は二人とも違う髪の色なんだナ》
「ガング……ガングニール、そんな事は、そんな事はどうでも良いの……私のママやパパは大丈夫なの?本当にもう大丈夫なの?」
一番聞きたかった声で、一番言ってほしい言葉がスピーカーから流れてきた。
[うん、ライラの両親はもう大丈夫だよ、私が乗っている船からでもこっちにやって来るのが見えてるから。だから安心して]
ずっと固唾を飲んで見守っていた管制室の通信員らが喜びの声を上げ、その熱気に当てられた私はまたしても大粒の涙を流したのであった。
◇
携帯電話の電源を点けると、心配していた事がまるで嘘のように沢山の着信があった。画面の一番上から一番下までナディから、それこそ作戦が始まった朝からずっとかかっていた。
私は一睡もすることなく皆んなの到着を待っていた、だって眠れないし、早く会いたかったから気が気ではなかった。
仮眠室から抜け出し、基地内の休憩室でひたすら着信履歴を眺めながら時間を潰していた。
作戦開始前はやたらと耳に障っていた自動販売機のモーター音も、今となっては不思議にも心地良い。貸してくれたブランケットをそのまま使わせてもらい、私好みの冷たいエアコンの風に吹かれながらその時を待っていた。
サンシェードに隠れた窓の外は薄ぼんやりと明るんでいる、もう太陽も顔を出している時間帯だ、それなのに薄暗いのは曇り空だからだろう。
誰かが、どこかの面倒臭さがりの女の子が出勤日だと勘違いをしてそうあれと祈ったのか──初めてナディと二人っきりでユーサ内を回ったあの日のことを思い出していた。
その思い出に浸かったのはほんの一時だけ、休憩室の蛍光灯が点けられた。自動販売機の明かりだけだったので眩しくて目を細めたけど、何故点けられたのかすぐに分かったので立ち上がった。
「コールダーさん、船が到着しましたよ」
「はい!あっ、これ、ありがとうございましたっ!」
思っていたよりふらついた足を懸命に動かし、休憩室から出て行く間際、貸してもらっていたブランケットを女性に返した。
休憩室から延びる廊下は外へと続いている、開け放たれた扉から湿った風が流れ込んできた。それを受けながらなおも足を動かし続けて外に出ると、海の地平線にぽつんとした黒い影があった。
桟橋までそのまま足を動かし、たったこれだけの距離で汗だくになってしまったことを後悔した。
(シャワー浴びてない!絶対臭う!でも今から入るのも……)
肩で息をして呼吸を整える、その間に海の地平線では黒い影がいくつも生まれていた。カウネナナイに渡ってママたちを助けてくれた人たちだ、その船がようやく帰ってきたのだ。
「……っ!」
ポケットに入れてある携帯が震え出した、その画面にはナディからの着信を知らせていた。
「………もしもし」
会いたかった、声を聞きたかった、色んな事を訊きたかったしこっちも訊きたいことがあった。けれど、いざその時になってみると私は怖くなっていた。だからそれだけ、たったの一言だけだった、もしもしって。
ナディは電話口の先でこう言った。
[ライラ〜、出勤日だと勘違いしてたよ〜、良かった〜今日が休みで〜]
「……ふふふっ、何それ、だと思ったけど」
[ええ?どういう事?何がだと思ったの?]
「何でもないよ」
[良かったね、家族が無事で]
「うん」
[二人もライラのこと心配してたよ]
「うん」
[ライラはまだ基地にいるの?]
「うん」
[まだ帰らない?]
「…うん」
[もう怒ってない?]
「……うん」
[まだ私のこと、好き?]
「………………」
皆んなを乗せた船がもう桟橋へ寄せられていた、ナディの声に集中していたので気が付かなかった。
電話を切らずそのまま駆け出した。桟橋からかけられたタラップを一段飛ばしで上り、船頭へ続く外通路を走っていった。
大きな砲身を固定する台座の下にいた、いた、ナディがいた、少しだけ悲しそうな顔をしながら携帯の画面を見ている彼女がそこにいた。
彼女が私に気付いた、今度はもう──顔を強張らせることなく眉間に縦じわも作らず満面の笑顔で迎えてくれた。
「──ナディっ!!」
「ライラっ」
...あれだね、良く映画で見る感動的なシーン、あるじゃない?勢いを落とさず抱きしめ合うあのシーン、結構痛いんだね、知らなかったよ。
ナディの体を強く抱きしめた、私より少しだけ背が低い、ほんの少しだけ汗臭い、彼女も私の体を遠慮なく抱きしめていた。きっと私も汗臭いことだろう、でも気にならなかった。
「ありがとう!ありがとうっ、ママたちを助けてくれて……」
「ううん、ううん、私の方こそごめんね、ライラが大変な思いをしてるって知らなかったから。本当にごめんね、酷いことしたよね」
「した、された、すっごく悲しかった……」
「だからね、これぐらいしないと駄目だって思って……許してくれる?」
「……好き。さっきの答え」
「………私も好きだよ。ライラのこと」
私の胸の内にあった幾億の星が砕けて、世界が七色に弾けた。
(うむ?………なんぞこれは………どういう事だ………?)
いやほんとどういう事だ?待ってくれ、本当に解らぬ...何だこれ、どうして他人の記憶が流れ込んでくるのだ...?
「………考えても解らぬ、こういう時は体を動かすに限る──何?──余計なお世話だ!余の胸はこれから成長期に入るのだ!──喧しいわ!寝起きにそういう──あ、そういう事?何だ、解れば恐るるに足らず。ドゥクスの奴め、下手をこいたな──う、五月蝿い!余は屁はこかん!それにそういう意味ではない!」
長い眠りを妨げた罰は受けてもらわねばならぬ、何、ちょいと赤子の手首を捻る程度だ。
「そうとなれば先ずは手慣らしの相手が必要だのう……何年ぐらい眠っていたんだ?──げっ、そんなに?そんなに余寝てた?──いやマジか〜……それ国名変わってるレベルで余寝てた。まあ良い、先ずは北へ赴くとするかの、あそこの連中は武士がようけおるに戦には困らぬ──だから喧しいわ!彼奴らをロリコンにするでない!──カマリイで間に合ってる?は?余の方が絶世のロリだが?」
いやロリとかはどうでも良い。折角起きたのだから今世も楽しむとするかの。
「皆の者起きよ!この余が貴様らを──起きてくれる?そうそう……あっ違う違う、武装までしなくとも良いぞ……おっほん!この余が貴様らを今再び戦乱の世へ──いや地口じゃないからいちいち口を挟むでない!」
余と同じように眠りについていた家臣どもを叩き起こし、
「兵を挙げよ!さすれば天下の頂がこの手に収まることであろう──」
覚醒したばかりの小さな身体で目一杯腕を上げてこう宣言した。
「──オーディン・ジュヴィの名の下に!余に続けーーー!──続いてお願いだからぁーーー!」
※次回 2022/4/23 20:00 更新予定