用語集2
収束術:ブループラネットに存在している属性元素を利用して使用する、ファンタジーでいうなら魔法のようなもの。元々はオーテク文明時代に開発されたものであり、当時の人間は日常的に使用していたとされる。属性元素は、炎、氷、雷、水、地、風、光、闇の八つが存在し、それらの元素を一つ選択し、収束、現象として放つ。基本的に攻撃に使用されるが、これとは別に、対象の体調や傷を治す回復術、対象の身体能力を向上、低下させる補助術が存在する。だが、これらの術は、属性元素を使用しておらず、発動機器が必要な点を除けば、通常の収束術とは異なっている。しかも、個人の特殊な資質が重要とされ、誰もができるものではない。何故、適性が必要な術が存在するのかは、技術の大半が失伝してしまった現在では分かっていない。
収束機:収束術を使用するために必要な機器。金属の籠手のような形状で、片腕に装着する。これがなければ、収束術が使えない。だが、これがあっても、訓練を積まなければ術を使いこなすことはできないため、仮に盗まれたとしても、簡単に悪用することはできないとされる。現在、製法が失伝しており、発掘したものを利用するしかなく、個数は少ないため、後述の簡易型収束機が製造されるに至った。
簡易型収束機:収束機の簡易版。既存の技術で収束機をある程度再現したもの。強度や操作性などの面でオリジナルを大きく下回るが、術の威力や効果に差はない。