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間休 アイザック4

「ちょっとアイザック。は・な・れ・て」


私はそう言いながらアイザックの手を外そうとしていた。

人を抱き枕か何かと間違えていない?

それに気のせいか、手が胸の辺りにあったんだけど。

ぎゅっと離れようとしているとアイザックの目がうっすらと開かれた。

半分寝ぼけた様に

「あれ?おはようミッシェル」

と言って頬にキスをして来る。


ふんぎゃ~!!

何しでかしてくれてんですか!


マジに恨みがましく見てしまった。

「アイザック寝ぼけてないで起きて下さいよ」

アイザックの背中にタップをバンバンしながら訴えているとアイザックが更に力を込めて抱きついて来る。

「う~ん。私の可愛い子犬」

そう言いながら頬をスリスリして来る。

「私はペットじゃありません。いい加減目を覚まして下さい」

必死に訴えているとアイザックの動きがピタリと止まり私を解放してくれる。

それでもまだ寝ているアイザックを他所に、のそりとベッドから出ると鏡の前まで行き服の乱れを直す。

「あれ……なんか唇が腫れている様な……それになんかベタベタする」

つまみに何か食べた物だろうか?

昨夜は宴会なかろうか半分意識を寝せていたから判らないな。

取り敢えず顔を洗ってしまおう。

そう思いお風呂場へと足を向けた。





*******




ミッシェルが風呂場へと消えると、私はのそりと起き上がる。

「やってしまった……」

そう言って思わず頭を抱えてしまった。

実を言うと頬にキスをした辺りから目が覚めていた。

けど、どう取り繕って良いか分からず寝ぼけた振りに徹してしまった。


「まさか……夢にしてはやたらと感触が温かく感じていたが……」

やらかしてしまったな……。

まさか人生初のキスが男とは……そう思うも、相手がミッシェルならそれも良いかと思ってしまう自分が恐ろしい。


本来なら黒歴史だろう。


こんな事がもしリアンにバレたら何を言われるか分かったものではない。


そして、深くため息を吐くのだった。




お読み頂きありがとうございます。

前半ミッシェル視点。

後半アイザック視点になっています。

また読んで頂けたら幸いです。

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