3.キャラクターメイキング
やっちまった!テスト前なのに衝動に駆られて書いてしまった!
って訳で、まだ春休みではありませんが書いてしまったものは仕方ないのでお楽しみくださいm(_ _)m
次の瞬間、俺は何もない真っ白な空間に立っていた。
「初めまして。FWOの世界へようこそ」
俺の目の前には説明用のNPCと見られる女性が立っている。
「それでは、キャラクターを作って頂きます。キャラクターネームを決めてください」
キャラクターネームか、いつもオンラインゲームで使ってる名前でいいかな。
「マオで」
「マオですね。少々お待ちください、キャラクターネームの重複がないか調べています。はい、重複はありませんでした。キャラクターネーム、マオを登録します。続いて種族をお選びください」
『ヒューマン』
全てのステータスが平均的であり、短所が無ければ長所もない。上位種族はハイ・ヒューマン。
『ビースト』
種類が多く、種族ごとにステータスに違いがあるが、総じて素早さが高く、魔法に適正を持たないものが多い。
ワードッグ
高めの耐久力と攻撃力を持つ。上位種族はワーウルフ。
ワーキャット
ビーストの中でも特に高い素早さを持つスピードファイター、耐久力が低めである。上位種族はワータイガー。
ワーフォックス
ビーストのなかで唯一魔法に特化した種族、故に耐久力は低めである。上位種族は妖狐。
ハーピー
スタミナを消費して空を飛ぶことができる。上位種族はウィンガー。
リザードマン
非常に高い耐久力を持つ、火属性に強く水属性に弱い。上位種族はドラゴノイド。
『妖精族』
エルフ
魔法を主体とした遠距離攻撃を得意とし、弓の扱いにも長ける。風属性に高い適正を持つ。上位種族はハイエルフ。
ドワーフ
高い攻撃力と器用さを持つ種族、戦闘も出来るが、生産を得意とする。上位種族はハイドワーフ。
フェアリー
MPを消費して空を飛ぶことができる、魔法を得意とするが物理攻撃力は低い。上位種族はピクシー。
『デーモン』
闇属性に高い適正を持ち物理攻撃力も高いが、光属性に弱く、適正も持たない。上位種族はイビルデーモン。
『エンジェル』
MPを消費して空を飛ぶことができる。光属性に高い適正を持つが、闇属性に弱く、適正も持たない。上位種族はセイントエンジェル。
『ダンピール』
昼間は全ステータス値が75%まで下がる代わりに、夜間は全ステータス値が125%まで上がる。闇属性に高い適正を持つが、光属性に弱い。上位種族はヴァンパイア。
これがFWOで選べる全ての種族である。種族ごとに簡単な説明が書いてあるが、ここには書いておらず、ステータス値としても反映されない種族ごとの特性のようなものもあるらしい。俺は前から決めていた種族を選んだ。
「デーモンで」
「かしこまりましたマオ様。続いてステータスの割り振りです。ステータスポイントの持ち越しは出来ませんので、必ず全て使い切って下さい」
ステータスポイント:30
str:20
int:20
vit:10
dex:15
agi:10
んー…俺は基本ソロプレイでいこうと思ってるから戦闘はもちろん、生産にも手を出したいだろ、それでデーモンのボーナスステータスはstrとint だから……
5分後、俺のステータスはこうなった。
ステータスポイント:0
str:31(+10)「+1」
int:31(+10)「+1」
vit:10
dex:20(+5)
agi:15(+5)
「ステータスポイントの割り振りを確定してよろしいでしょうか?」
「あぁ、これで頼む」
「かしこまりました、最後にアバターのスキンを設定して下さい」
FWOでのアバターは、スキャナーで読み取った本人の身体が基本となる。一応身長や体型も変えられるが、あまり変えすぎると元の身体との違いからアバターを動かしにくくなる。だから、目や髪、肌の色などを変えるくらいが普通だ。
「目の色だけ赤にしてくれ」
「かしこまりましたマオ様、キャラクターの設定は以上となります。それでは、FWOの世界をお楽しみください」
そうして、俺は本日2度目の浮遊感と共にFWOの世界へ旅立った。
次の投稿こそは春休みに入ってからになる予定です…そのはず…(笑)
※一部種族の説明を変更。2016/3/22