1.プロローグ
初投稿です。楽しく読んで頂ければ嬉しいです。
「翔騎ーーー!!!」
「うるせえ!」
バコッ!
「かはっ!…はぁ…はぁ…」
今俺が苦しんでいる最たる原因であるこの男は、俺の隣の家に住んでいる羽竜 翔騎。俺こと真宮 桜太とは小学生からの付き合いであり幼馴染であり悪友というやつだ。
「…で、桜太なんか用か?」、
「お前親友をいきなり殴り倒して言うことがそれなのか?」
「いや、悪かったよお前がうるさかったからつい」
「まぁいいや、それより翔騎!今日はあのFWOの正式オープンの日だぞ!」
「あぁ、そうだな。それで、お前はなにをそんなに興奮しているんだ?」
「反応が薄い!全世界初のVRMMOゲームだぞ?これが興奮せずにいられるか!お前もやるんだろ?」
「まぁな」
ーー《Fake World Online》
通称FWO、その名の通りフェイクと言わなければ本物の世界と間違えてもおかしくないほどの世界観を持つという売りの、全世界初VRギアを使って脳波を読み取り一人称視点のプレイヤーを操作するというβ版の頃から話題を読んでいたオンラインゲームだ。
俺は運悪くβ版には参加できなかっただけに今日の正式オープンを非常に楽しみにしていた。
「はぁ…まぁいいや。とにかく!サービス開始と同時に始めるからな!いいな!」
「わかったよ…まったく仕方ないな」
と言って、翔騎は苦笑いを浮かべつつも賛成してくれた。
「じゃあ、家帰ったら正式オープンの18:00にまた会おうぜ」
「了解、後でな」
ーー帰り道
「よし、さっさと帰って情報の再確認とアバターの設定でもしようかな」
FWOは基本的に自由性が非常に高いゲームだ。自分の目指すべき方向性くらいは決めておくべきだろう。
感想お待ちしてますm(_ _)m
※あまりにも酷い誹謗中傷を書かれると作者の豆腐メンタルが崩壊する可能性がございます。お気をつけください。
更新速度は遅いと思いますが、途中でやめたりすることはせずなんとか最後まで書き切りたいと思っていますので応援していただけたら幸いです。
27/12/12 19:30 一部改稿 主人公と友人についての説明を補足
初めのうちは何度か改稿することになりそうですすみません。




