蛇の足、二本目 続き4
書いてて思いました「あ、アカンやつや…終わらん…」
『キョオォォォォッ』
虬が苦悶の声を上げる、野伏が矢継ぎ早に放ったナイフの1本が左目に刺さったからだ
「今のうちに水辺から離れるぞっ!」
重戦士の言葉に木々の生い茂る方へと駆け出す2人、苦痛にのたくった後、憎悪に燃える右目で2人を捉えた虬は低木をなぎ倒しつつ後を追った
低位とは言え竜の亜種、傷付けられた左目もじきに治り始めるだろう、と狩る側の余裕も有った
左目が見えないであろう事を鑑みて重戦士は右目側を、野伏は左目側を攻める事に決める
普段は使わない短弓の弦を張りつつ零す野伏
「アスタが居ればコイツにも鋭化の術を掛けてもらえたんだけどね…」
「無い物ねだりしてもしょうがない、私は嫌がらせに徹するから正面は頼むよ?」
「ああ、助けを呼びに行ったのを無駄足にさせてやらないとな!」
「…、さっき使った毒はまだ有るか?」
「ん?一瓶だけ有るけど…」
「使わせてくれないか?初撃にもう1回叩き込んでやる」
後方から枝ずれの音を響かせながら迫る虬をチラと認めながら言う重戦士に使い方も聞かずに瓶を渡す
「当てにしてるよ?」
ニヤリと笑いかけ受け取った重戦士は背負った重刃を抜き放ち大声を張り上げる
「来やがれ竜モドキ野郎、痛い目見せてやるっ!」
その言葉と共に野伏は間隔の狭い樹の後ろにしゃがみ込み気配を消す
ようやく追い付いた虬は自分に向かって気勢を上げる獲物が1匹しか居ないことを気にする様子もなく頭を上げ威嚇の姿勢を取る、その頭に向かって左方から甲高い音を立てつつ矢が飛んで来る、所謂「鏑矢」だ
先程のナイフの事も有り大きく頭を反らせて避けた後、矢が撃たれた方向を向いた隙に重戦士が足元に駆け込んで来る
一方 野伏は放った矢の当外 (※造語です、当たり外れの意味)を確認することも無く左脚付近の樹の後ろに潜み次の機会を持った、呼吸を整え矢を番え虬の気配を探る
僅かに見える胴体の動きから重戦士の方へと向き直ったのを感じると今度は通常の矢を左側頭部を掠めるように放つ、そして即座に尾の方へ移動する
『ヤツの死角の方へ、攻撃範囲外へ』
『ガイに集中させないように』
嫌がらせに徹すると決めた時に思いついた戦法をこなす為に捨てた筈の冷徹さを拾い集める
手持ちの矢は残り5本、ワザと当たらぬ様に放った矢の落下地点を思い浮かべながら残り何度で回収できる場所まで辿り着けるか計算する
野伏アサギ、遥か東方の隠れ里から一族を、運命を捨て放浪の末にだどり着いた安住の地を守るために再び「退魔忍」の仮面を被る決意をするのだった
アサギって名前から想像できたかも知れませぬ(字が違うから良いよね?、読みは同じだけど)
ぺ「え〜、最後に特大のネタを投下しました、魔狩人と迷ったのですがわかりやすい方を選んでsi…」ドゴッ
タマフジ「創主様のエッチ!」
シズル「創主様のスケッチ!」(笑)
マヤ「創主様のサンドイッチ!」(笑)
ぺ「サンドイッチするほど無いくせに…」
マヤ(トドメが必要かしら?)




