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あるいは有ったかもしれない物語  作者: 聖ペテン商会
足を描いたら蛇じゃない
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蛇の足 二本目、続き3

筆が走ったので本日2話目の投稿です

 魔術の掛かったナイフが光条を描いてみつちの頭部へ向かって行くのが視界の隅に見える、それも一瞬で視界は血を振り撒きながら飛んで来る弓使いの下半身に埋め尽くされた

と、横合いからナニかに突き飛ばされたアタシは左手側に倒れ込んだ


「くっ…」 ズチャッ 「ぐあっっ!」


急いで体を起こしたアタシが見たのはアタシと入れ替わりに飛んて来た下半身を右肩に受け数メートル吹き飛んで行く新入りの姿だった


新人トウヤっ」


慌てて駆け寄るアタシの背中に重戦士ガイ野伏アサギの声が重なる


新人トウヤを連れて街へ行け!」

「距離を稼いで逃げに徹します、応援を連れてきて下さいっ!」


 アタシは唇を噛み締めた、短い付き合いとは言え仲間を置いて逃げる事への逡巡、目の前の衝撃で肉が破け右肩の骨が見える程の怪我をした新人トウヤを放って置くことも出来ない

そんな事をすれば狡猾なヤツの事だ、新人トウヤを利用して2人の行動を制限するに決まってる


「光よ、集いて我が敵のまなこを焼く閃光となれ モーメントグリンッ(ト)!」


目眩ましの術を放つと同時に新人トウヤに肩を貸し街へと駆け出したアタシは背後の2人に向かって声を張り上げる


「死ぬんじゃないよっ!」


「ああっ、応援が来る前に片付けといてやらぁ」

「慌てず急がず、大至急でお願いしますね!」


心配を掛けまいと軽口で送り出してくれる2人、アタシは歯痒さで浮かんで来る涙をこらえつつ街に向かったんだ


 血塗れで向かって来るアタシ達を見た門兵は何事かと問い質してきた、大型のみつちが出た事を告げると血相を変えて兵所へ走って行った

アタシ達に


「お前達は冒険者ギルドへ報告してくれ」


と言い残して

アタシはギルドの建物に入ると新人トウヤを治療師に任せ大声を上げた


「大型のみつちが出た!重戦士ガイ野伏アサギが時間稼ぎをしてくれてる!」

「兵所にも伝わってる、腕に覚えの有る奴は力を…力を貸しとくれっ!」


ロビーに居た何人もが立ち上がり準備を始めてくれた、安堵していると受付嬢に声を掛けられた


「アスタリスさん、こちらに」


裏手に連れて行かれると塗れたタオルと水の張った桶が用意されていて


「血まみれですよ、せめて顔くらいは洗って下さい」


と気を遣ってくれた、正直有難かったよ、乾いた血は突っ張って喋り難かったんだ

桶の水で顔を洗い、タオルで髪に着いた血を拭き取っている間に武者隊の隊長がロビーに来ていた


「冒険者諸君、都の為に合力ごうりきしてくれる事、この通り感謝する」


アタシ等みたいな冒険者に頭を下げてくれるあたり出来た隊長さんなんだろう、と感心していると


「貴女が報告者?疲れているところすまぬが案内あないを頼む」


と再度頭を下げられた


「勿論さ、時間稼ぎをしている2人が心配なんだ、急いで出よう」


こうして武者隊15人、冒険者10人と共にみつちが現れた場所にアタシは取って返したんだ

終わらなかった、あと1話…いや2話で回想は終わらせたい


タマフジ「お気に入りだからってアスタリスさんだけズルい」

マヤ「ね〜?」ニコニコ

シズル「ね〜?」ニコニコ


ぺ「(冷気ほとばしる笑顔が怖い)ち、ちゃんと4人での旅の途中も書きますから、ねっ?」


タマフジ「美味しいご飯も食べたいの」


ぺ「うっ…、頑張って書きます…」

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― 新着の感想 ―
突然ですが、ミトの助さんは、小太刀の名手だそうで。室内や狭い所、あるいは接近戦で無類の強さを誇りました。アスタには小太刀が似合うと思いまして。 (/ω・\)チラッ
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