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あるいは有ったかもしれない物語  作者: 聖ペテン商会
足を描いたら蛇じゃない
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蛇の足、二本目 続き2

おかしい、アスタリス編は2,3話で終わる予定だったのに

焚き火の炎に照らされたソイツは濡れた青黒い鱗にテラテラと明かりを反射させアタシたちを見下ろしていた、さっき噛み千切った弓使いの下半身はまだ口内に残っていて血を噴き出し続けている


 「なんだってみつちが都の近くに出るんだ!?」


一応リーダー格の重戦士が厭忌の声を上げつつも指示を出し始める


「アスタぁ、お前さんはそこの新入りを連れて都へ走れ!」


アタシは即座に否定した


「ガイ、このまま黙って行かせてもらえると思うかい?」


思ったんだよ、アイツはなんで術師と弓使いを真っ先に襲ったのかを、1番柔らかそうだったからならまだ良いんだ

どちらも遠距離から攻撃出来る、術師は連発は出来ないけれど一撃の大きさがデカい…

もし、もしもそれを知った上で2人を襲ったのだとしたら…?

アタシは自分の背筋が冷えていくのを感じながらその事を口にする


「まさか?!」


野伏レンジャーの男がみつちを注視しながらジリジリと死角の方へ動いているが見える、そこから注意を逸らすように大きな声で重戦士ガイが否定の言葉を上げた

その意図を察したアタシも声を大きくして答えた


「アイツが自分にとって脅威になりそうなのから片付けているんだとしたら次に狙われるのはアンタなんだ、アンタの方こそ離脱しないとダメだよ!」


アタシの視界の端で野伏レンジャーがマントの影で投げナイフに毒を垂らしているのが見えた、1、2、3…5本


「なんでそんなモン持ち歩いてるんだい?」


みつちに気取られないよう重戦士ガイに向けて話しかけてはいるけれど気取けどってくれたらしく大声が返ってきた


「万が一に備えるのが役目だからな、いろいろ準備はしてるのさ、長い付き合いでもあるしな!」


野伏レンジャー、アサギって言ったっけ、腕は確かだけどちょいと威力が足りないねぇ

自棄やけっぱちの度胸で囁くように呪文を紡ぐ


「風よ、かの刃に鎧を貫き致命を与える鋭さの加護を! シャープシュート!」


アタシが呪文を唱え始めると同時にみつち重戦士ガイに向けていた顔を向けた、と同時に咥えていた弓使いの下半身をアタシに向けて放って来た

(呪文の完成の方が早いけど、避ける余裕は無いね…、後は頼んだよ…)

予定と随分違う内容になってしまってます(笑)

アスタリスさんの日常編のつもりだったのですが、趣味全開の戦闘編になりつつ有る…何故だ?

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― 新着の感想 ―
それが獏に憑かれた者の宿命(笑)
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