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天の牡牛の夢語り No.3 本気と回復


化物達の群れがこの場所に吸い寄せられる様に現れる‥‥‥いえ違うわね。私達目掛けて集まって来るんだわ。


「‥‥‥貴女。あの人達・・にいったい何をしたわけ?」


「あら?あの化物達の正体にもう気づくなんてやるじゃない?流石は神の眷属ね」


「当たり前でしょうっ!ザキントスに現れた魔獣達とは違う‥‥‥‥あの人達には意志があるもの。それに港では苛烈に攻撃を放っていたグレイさんが慎重に戦っているなんて不自然だもの」


「フーン‥‥‥観察力もかなりのものなのね。〖婦人〗が『始祖・神集九煌しんしゅうきゅうこう』の眷属と〖神ノ使徒〗を消したがるのも頷けるわね。そして、ティアマト地方に集まった四人の使徒と二人の神ノ使徒を殺せるだなんて、凄い手柄だわ‥‥‥‥これで私も〖七死〗の一席に加われそうね」


「嬉しそうにしてる所で悪いんだけど‥‥‥そろそろ本気でやらせてもらうわね。カンナギ剣術・〖苛烈夜桜〗」


スパンッ!


私がアルビオンを彼女に向かって勢い良く振り下ろし、彼女の左腕を容赦なく切付けた。そして、その左腕は地面へと落ち。血飛沫が宙を舞う。


「フフフ‥‥‥‥そんな慌てなくても。貴女じゃ私には傷を付けるなんて‥‥‥‥は?」


「私と戦争をしたいなら最初から本気で来なさい。貴女の目の前に立っているのは五百年前に魔道王を倒した。伝説の勇者・〖カンナギの姫〗よ」


「い、痛アアアアア!!!!イイイヤアア!!!クッ!〖クサリサ・エンキ〗・〖子牛の回復を《グガラ・リサラ》〗」


彼女は変な魔法詠唱を唱えると。乗っていた子牛を補食し始めた、すると切断された筈の彼女の左腕の断面から新しい左腕が生えてきた。


「そう。補食すれば欠損まで回復できるのね。貴女、アンデッド系のモンスターなのね。そして、〖操作者〗の力を与えられているわね」


「ハァ、ハァ、ハァ‥‥‥‥いきなり切りかかってきて何?何を質問してるのかしら?」


「五百年前の戦いでも似た様な敵が居たのよね。そういう敵には容赦なく切付けて粉微塵にしていたわ‥‥‥‥剣水魔法・〖水塵糸刹〗」


私は大勢の敵に囲まれたり、戦争時代になると闘争本能が昂ると敵に一切容赦しなくなる。敵を完全に殲滅するまで目の前の敵を駆逐する。


それが五百年前の魔道王との戦いだった。


それは現代になっても変わらないと私は考える。だから、目の前で私達を殺すと言う敵が入るのなら、それが女の子だろうと容赦しない。


「イヤアアアアアアア!!!私の身体が切り刻まれる?!!」


「‥‥‥‥まだ続くわよ。カンナギ剣術・〖百花楼閣〗」


「‥‥‥‥私の肉片が細切れに?‥‥油断してたからって舐めないでっ!〖クサリサ・エンキ〗・〖偉大なる雌牛よ《グラガンナ・クサリ》〗」


彼女‥‥‥クサリサは身体わ切り刻まれる中、何かを唱えると肥大化し、大きな白い牛の姿への変貌した。



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