西地の九聖光第五席〖ラテン・アルハイン〗
私、ユナ、ソフィアはアステルマルカルの都市の観光の為、宿泊ホテルから外出した途端に、変な優男にナンパ?と言うとのされたわ。
余りにもしつこかったかカンナギ剣術〖無剣抜刀〗でおもいっきりぶん殴ってやったんだけど。どうやら、あの優男はエドワード君やカグラと同じ九聖光の一人だったみたい。そして、今は騒ぎを聞き付けてやって来たエドワード君とカグラと遭遇して、そのまま優男が運ばれたアステル病院って所に来ているの。
港都市『アステルマルカル』
〖アステル病院〗
「ハァ‥‥‥あのか弱そうな女性に一方的に殴られたですかな?」
わ、私がか弱そう?エドワード君口からそんな言葉が出るなんて思いもしなかった。
なんだか嬉しいわね。
「か、か弱いだと?私のこの高貴な顔を殴った。この女がか弱いだと?頭が可笑しいのか貴様?!九聖光・第九席・エドワード・ユグドラ!!」
「別に僕は可笑しくありませんよ」
いや、いや、どの口が言ってるのよ。貴方が私に見せた規格外な能力はいったい何なのよ?っと!心の中でツッコミを入れる私。
「貴様!!私よりも低い第九席の分際で何だ?その態度はっ?!」
「元第一席でもありますぞ‥‥‥‥それにしても成人をとうに向かえている方が、こんな美少女達に声をかけるとは‥‥‥‥アルハイン殿は俗に言うロリ何とか何のですかな?」
「何と?あやつ、ロリコンじゃったのか?通りで目付きが気持ち悪かったのじゃ」
「グオォォ!!誰が気持ち悪いだ?金髪女!!」
ユナの容赦ない口撃に深いダメージを負ったみたいね。あのロリコン。
「フム、その傷では貴方がせっかく占領‥‥‥統治し始めた〖アステルマルカル〗の都市に色々と影響が出ますな‥‥‥‥これは困りましたな」
「何だと?ユグドラ。貴様には関係ない話だろう」
「関係ない分けなかろう。〖アステルマルカル〗は魔法世界の玄関口とまで言われる、アルトネ大陸や他大陸に住む者達にとっても重要な拠点なのだ。その様な大怪我を負った者に、統治を継続させておくわけにはいかん」
「以下同文だよっ!アルハインちゃんっ!」
「お、お前らは‥‥‥ベルウットにセルビア?!な、何故、お前らがここに居るんだ?!何しに来たっ?」
「スクルア陛下の勅命だ。『九聖光・第五席〖ラテン・アルハイン〗に休養を与える。暫くの間、王城で過ごしたのち。アルベルトの地下迷宮の守備を命じる』‥‥‥‥だそうだ。アルハイン」
「陛下の?‥‥‥勅命?何だそれは?」
「暴れすぎたね。アルハインちゃん‥‥‥後の事は私達に任せてよ」
「アステルマルカルは俺とセルビアで執り行う。お前は側近の部下達を連れて急ぎ、アルベルト王都へと迎え。〖ガルマ〗」
「ふ、ふざけるなぁ!!私がどれ程、この地に金を巻いたと‥‥‥‥がぁあ?‥‥‥ベルウット‥‥‥何をする?‥‥‥‥」ドサッ‥‥‥‥
「フゥー、無事に引き継ぎも終わりましたな。良かった。良かった」
エドワード君はそう言うと気絶したアルハインって人に何かの腕輪を付けた。
「え?何?何が起こったの?何であの人はロリコン男を殴ったの?」
「いやー、助かりましたぞ。姫君。これで僕も安心して魔法大陸へと迎えます。ありがとうございました」
「へ?どういたしまして‥‥‥‥いや、そうじゃなくてっ!ちゃんと何があったか教えてよ。エドワード君」
「おや?この方の、アルハイン殿の悪行を知ってぶん殴ったのではないのですか?姫君」
「ううん。観光の邪魔してきたからぶん殴ったわ」
「‥‥‥‥ムフ。成る程、それは良い判断でしたな。流石は姫君です」
「本当?良かったぁ~」
「全然、良くありませんよっ!レイカさん。ムカついたからとりあえず殴るなど、蛮族がやることですよ。全くもうっ!ユグドラ君もですよっ!」
さっきから私達の様子を見ていたカグラがいきなり怒り始めた。事のなり行きが決まるまで静かにしてたのかしら?
「カ、カグラさん。アルハイン殿が気絶した途端に元気になられましたな。昔、しつこく言い寄られた事をまだ‥‥‥‥」
「静かにして下さいっ!ユグドラ君!」
ドガッ!
「グヘェ‥‥‥‥」ドサッ!
エドワード君が脳天をチョップされてぶっ倒れた。今日は人が良く倒れる日ね。
「フゥー、後の事は〖魔法大陸〗の旅行から帰って来てから対応すれば良いですかね‥‥‥セルビア、ベルウットさん。後の事は頼めますか?」
「あぁ、一番のネックだった。アルハインをそこの姫君殿がぶっ飛ばしてくれたからな。事が楽に進められる様になったからな」
「海外旅行。楽しんできなよ~、カグラちゃん~!皆~!エルフの人に会ったら、私は元気にやってるって言っておいてね~!バイバイ~!」
セルビアって人とベルウットさんはそう告げると病室から去って行った。
「ありがとうございます‥‥‥‥無事に今回の任務を達成できました」
「任務?」
「‥‥‥‥西の地の九聖光の暴走を止めよ。それが王都からの勅命でした。それでベルウット殿とセルビア殿が派遣されたのですよ。僕達はそのオマケですな」
「あっ!起きた」
「ユグドラ君の身体は頑丈なので、私の攻撃位じゃびくともしないですからね。任務の付き添いも終りましたし、私達もレイカさん達に合流しますね」
「本当?!なら一緒にアステルマルカルの都市の観光に行きましょう。カグラ」
「えぇ、行きましょう。レイカさん」
「うぅぅ‥‥‥僕も共に行きます‥‥‥お二人共‥‥」ガクッ‥‥‥‥
床に這いつくばったエドワード君を置いて、私、ユナ、ソフィア、カグラの四人はアステルマルカルの都市の観光を楽しんだ。




