魔王と治癒師と姫君の三つ巴 No.4 ニュルニュル
白蛇の大群に埋る〖試合会場〗
「レイカ~!!何とかしてくれえぇぇ!!!このままでは私は気絶するぞ!そうなればの会場にかけた緑魔法も消えて建物が崩壊する。何とかするのじゃあ~、あっ!こらっ!服の中に侵入してくるなぁ!!ゴボボボ」
「ユナが白蛇達に絡みつかれてるわね‥‥‥‥なんかエロいなぁ‥‥‥」
「ぶはあぁぁ!!姫君!!お助けをっ!!杖もあの白蛇達に取られてしまい!!ゴボボボ!!!」
「少しは真面目に戦ってくらると思ったら‥‥‥‥毎度、お馴染みのトラブルを引き起こしてくれたわね。エドワード君‥‥‥‥もう少し闘いを楽しみたかったけどここまでね。『アルビオン』‥‥‥あれを出してくれるかしら?」
私は愛剣〖アルビオン〗に収納鞘に納められているある物を出すようにお願いした。
「グギャアアアアアア!!!!!」
ズズズ‥‥‥‥ポンッ!
「よしよし。良い子ね。ありがとう‥‥‥‥不老不死の時は無意識に使っていたとか、エドワード君は言ってた。〖破邪と転移の腕輪〗‥‥‥‥これを使えば召喚された〖契約者〗達を強制的に元居た場所に返すことができるとか‥‥‥本には魔道具辞典には書いてあったけど本当かしら?」
「ぶはあぁぁ!!で、できますぞおぉ!!姫君!!それは昔、〖西の賢者〗が友であるアルベルト王に友情の証として授けたという七つの宝の一つです。アルベルト王はそれを姫君に託し、姫君がピンチの時はそれで何処かに転移させて、難から逃していたと言って下りますた!!!そして、それがあれば僕に逆らった白蛇共を無力化できます!!早くこの反逆蛇達に鉄槌をっ!」
「シュウ~!!」「シャ~」
「あっ!こらっ!止めなさい!!僕の首を締め付けるなど、許すわけ‥‥‥‥ゴボボボ」
エドワード君はそう叫ぶと白蛇の大群に再び呑まれていった。
「お父様が私を守るた為にこれを?‥‥‥‥ありがとうございます‥‥‥‥再びこれを使います。お父様‥‥‥‥見ていて下さい‥‥‥‥此方に現れし契約者を元の何処へ飛ばすだろう‥‥‥‥〖逆転転移・回路〗」
‥‥‥‥ブオンッ!!ゴゴゴゴ!!!!
地面に魔法陣が現れて、そこからアーチの様な形をした黄色の扉が現れた。
「何これ?凄い緻密な魔法陣‥‥‥‥」
ギイィィ!!‥‥‥‥ガゴンッ!!
黄色の扉が完全に開く。するとその中に白蛇達が吸い込まれ始めた。
「シュウ~?!」「シャア~!!」
吸い込まれない様に逃げ惑う白蛇達。でも、そんな抵抗も虚しく白蛇達は次から次へと黄色の扉に吸い込まれていく。
「何これ?発動してるのを初めて見たけど‥‥‥‥凄い力じゃない。〖破邪と転移の腕輪〗」
私がそんな感想を漏らした時、異変は起きた。個別に黄色の扉に吸い込まれていた白蛇達が集まり初め、一つになり始めた。
「‥‥‥‥ウゥゥ。私の服の中を這いずり回りおって。ニュルニュルと嫌な感触じゃ‥‥‥‥た?‥‥‥‥なんじゃ?あの大きな白蛇は?」
「シャアアアアアア~!!!!」
「アスクの白大蛇ですな‥‥‥‥強制転移を逃れる為に一つの個体になったのでしょう‥‥‥‥ガクッ」
「あ、あんな、白蛇‥‥‥‥見とう無かったのじゃ‥‥‥‥ガクッ」
「ちょっとっ!エドワード君、ユナッ!何、気絶してるのよ!!しっかりしなさいっ!‥‥‥てっ!あの白蛇。私の方に向かってかれるしっ!もう。やっぱり最後は力業になるのよね‥‥‥‥〖アルビオン〗いくわよ!!」
「グギャアア!!!!」
「カンナギの姫の舞いをここに‥‥‥‥敵となったものを切りさく刃を放つ‥‥‥‥カンナギ剣術・〖極の桜水〗」
ズバズバズバズバ!!!
「キャシャアア?!!!」
白大蛇の身体が切り刻まれる。そして、その残骸は黄色の扉へと吸い込まれ、アルトネ大陸からその姿を別の大陸へと送られたのだった。
それと同時に黄色の扉も消滅していく。
「‥‥‥‥立っているのは私だけの様ね。エドワード君はまだ起きないし、ユナは着てる服がそこら中ボロボロだし‥‥‥‥よいしょっとっ!」
私は地面に倒れているユナを抱っこした。
「まぁ、これも君が全て原因って事で‥‥‥‥責任取って元鞘に戻ってね。エドワード君‥‥‥‥優勝おめでとう。私達は先に家に変えるから後の事はお願いね‥‥‥それでは‥‥‥逃げるわ。さようなら!」
私はそう叫ぶと地獄とかした試合会場からユナを連れてトンズラしたのでした。




