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鍛神アマルダ

カグヤとの朝のずぶ濡れコミュニケーションの後、私はアレイちゃんにみっちりとお尻叩きの刑に処された。


その後、普通に学園に行き。授業を受けた、その放課後。


『レストラン・アクア』


「では、皆様!僕と一緒に1ヶ月後、王都地下にある『レイカの大迷宮』まで共に行きましょう」


「ん?‥‥‥プハアアア!!!ケホッ!ケホッ!ケホッ!な、何、いきなりそんな事行っているのよ!エドワード君」


私は彼の発言を聞いて。口に含んでいた紅茶を吹き出してしまった。


「あ、あの~、エドワード様~?その『レイカの大迷宮』とは何なのでしょうか~?」


ソフィアはそう言いながら小首を(かし)げた。


「はい!ソフィア嬢のご実家『オレガレア』家が管理を任されている迷宮。それが『レイカの大迷宮』なのですよ」


「そうなのですか~、私、始めて知りました~!驚きです~」


「そうなのですか~?それは僕も驚きです~」


‥‥‥‥パコン!

「あっ!痛っ!いきなり何をするのです?姫君」


私は突っ込み(どころ)満載のこの会話に耐えきらなくなり。手刀でエドワード君の小腹を軽く小突いた。


「‥‥‥‥何でまた、私のお尻を触ってるんですか?レイカさん!」


「‥‥‥はっ?!つ、つい、癒しを求めて。無意識にカグヤのお尻を触ってしまったわ」サワサワ


「だから、黙ってお尻を触らないで下さい!!」


「迷宮攻略の為に今回は凄い助っ人も来てくれるですよ!皆様」


「凄い助っ人?誰?それ」


「はい!この方です!どうぞ!自己紹介お願いいたします。鍛冶師『アーンドラ・エルダム・アマルダ』氏!はい!皆さん拍手!!」


「ユ、ユグドラ」


エドワード君はそう言うと隣の席に座っている小さい少年を指差した。


「‥‥‥‥ユグドラ君。アーンドラ・エルダム・アマルダ氏って、鍛神アマルダ氏じゃないですか!魔竜殺しの剣で有名な!」


カグヤが驚きを隠せない顔をしている。


「鍛神アマルダ氏?何処かで聞いたような?無いような?それに見たことあるような?」


「可愛らしい方です~!美少年です~」


ソフィアが興奮気味にアマルダさんを見つめている。


「‥‥‥‥静かにしろ!オレガレアの爆発娘。花嫁修業に出ていたと聞いていたがまさかアレイの所に入るとはな。それにワシは妖精とエルフの混血。歳は今年で515才の歳上だぞ!爆発娘」


その少年の声はソプラノボイスの綺麗な声をしていた。

そして、遥か昔に聞いたことのある声だった。


「え?その声、もしかして、アマル君?」


「ん?誰だ?き‥‥‥様‥‥は?って、レイカ姫?!何故、ここに?」


「おや?お二人はお知り合いで?それは何とも‥‥」


エドワード君がわざとらしく。(つぶや)く。


「いや、それは私が聞きたい事よ!何で鍛冶師なんてやってんの?貴方、元々、大魔導師で‥‥‥ガボッ?!」


アマル君は、アマル君で私の口を塞ぐ。


(静かにしろ!レイカ姫。それは誰にも言っていない隠し事だ!)


(何でよ!貴方、あの頃は得意気にバンバン大魔法を連射してたじゃない。僕は最年少で宮廷大魔導師になった天才なんだ!とかいつも、言ってたくせに!)


(時代が変わったのだ!アホ姫。今の魔法技術が発展していないアルトネ大陸で大魔法が使えます等と風潮(ふうちょう)して回れば。即座に魔法研究所に捕まり。学園で講師をやらされる羽目になるのは火を見るより明らかなんだよ!分かったら黙っていろよ!剛力姫!そうしないとお前の正体を魔法新聞に売るからな)


彼はそう言うと私を解放した。


「プハアアア!!誰が剛‥‥‥この方とは始めて会いました。初めまして、アマルダさん。レイカ・ビクトリア(偽名)です。宜しくお願いします。アマル君」


「‥‥‥‥お、お前!あ、あぁ、初めまして。レイカ・ビクトリアよ!アマルダだ宜しく」


そして、私達はぎこちなく握手を交わした。


「いやー!良かった!そうですか!お二人は古きご友人でしたか!そうですか!では、各々、準備を終えたら。1ヶ月後アレイ邸へ、集合という事で解散」


パシン!


エドワード君はそう言って手を叩くと居なくなってしまった。



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