第百三十話 まだ終わってない(9/9)
【バニキ・バネキの集い】天王寺三条バニーズ総合スレ37【2021】
21 : 風吹けばちょうちょ [] :2021/08/31 (火)
んほーっ!んほおぅううっす!んほーっ!んほうーっす!
もう、パンダの時代は終わったんだよ、
なんてふてくされながらネムネムの顔でしらけ気味。
22 : 風吹けばちょうちょ [] :2021/08/31 (火)
んほーっ!んほおぅううっす!んほーっ!んほうーっす!
おめぇは味方の連勝を止めて
他球団の連敗も止めるんだな、マジおもしれー!
23 : 風吹けばちょうちょ [] :2021/08/31 (火)
んほーっ!んほおぅううっす!んほーっ!んほうーっす!
346?今先発陣がガバガバで援護が足りてません。
すぐ一軍に来れますか?
24 : 風吹けばちょうちょ [] :2021/08/31 (火)
まぁもうキツツキ相手は首位攻防戦やないから
まだええけどウチが2位なのはそのままやしなぁ
25 : 風吹けばちょうちょ [] :2021/08/31 (火)
>>24
でも先発ギリギリやし……
打線がそこそこ上向いてるのはええんやけど
26 : 風吹けばちょうちょ [] :2021/08/31 (火)
ちょうちょがまた打ち始めたのがデカイわな
8月ちょうちょ
25試合 110打席
打率.341 (85-29) 4本塁打 14打点
出塁率.473 長打率.541 OPS1.014
単打20 二塁打5 三塁打0
23四球 11三振 BB/K2.091
2敬遠 0死球 0犠打 2犠飛 3併殺
盗塁1.000 (11-11)
今シーズン通算
120試合 520打席
打率.343 (397-136) 25本塁打 81打点
出塁率.492 長打率.678 OPS1.170
単打67 二塁打30 三塁打14
118四球 58三振 BB/K2.034
18敬遠 2死球 0犠打 3犠飛 15併殺
盗塁.943 (35-33)
27 : 風吹けばちょうちょ [] :2021/08/31 (火)
>>26
うーんこの最強打者
28 : 風吹けばちょうちょ [] :2021/08/31 (火)
>>26
トリプルスリー普通にあるなこれ
29 : 風吹けばちょうちょ [] :2021/08/31 (火)
>>28
トリプルスリーどころか三冠王も可能性ある
30 : 風吹けばちょうちょ [] :2021/08/31 (火)
>>29
盗塁王もほぼ当確やから四冠王もある
31 : 風吹けばちょうちょ [] :2021/08/31 (火)
個人的には100打点もやってほしいなぁ
3割30本100打点は見栄えがダンチ
32 : 風吹けばちょうちょ [] :2021/08/31 (火)
>>26
これ春先のgdgdがなかったら
4割打ってたんとちゃう……?
33 : 風吹けばちょうちょ [] :2021/08/31 (火)
割とある
3月 .278
4月 .173
5月 .342
6月 .466
7月 .433
8月 .341
34 : 風吹けばちょうちょ [] :2021/08/31 (火)
>>33
改めて際立つ4月のクソっぷり
35 : 風吹けばちょうちょ [] :2021/08/31 (火)
>>34
4月は一番ホームラン打ってるから……(良心)
36 : 風吹けばちょうちょ [] :2021/08/31 (火)
シーズンもうあと1ヶ月くらいやし
とりあえずパンダはもう今年いっぱい我慢やな
来年は土門辺りに切り替えていけ
37 : 風吹けばちょうちょ [] :2021/08/31 (火)
>>36
土門も言うほど良くはないけどなぁ
38 : 風吹けばちょうちょ [] :2021/08/31 (火)
えいりーんとかが異常なだけやんな
パンダとメガネでも十分ようやっとるくらいやのに
いくらピッチャーでも高卒がそう簡単に育つわけない
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******視点:徳田火織******
8月31日、試合が終わった後。
今日はホームゲームで、火曜日だから今週のお仕事も始まったばっかり。みっくんとシッターさんを待たせてるし、本当はできるだけ早く家に帰るべきなんだけど、今日はちょっと寄り道。"お父さんとお母さん"じゃなく、ちょっとだけ"男と女"に戻るために。
「悪ぃな。火織は明日も試合があるのに」
「良いよ、大丈夫」
誘ったのは珍しくあっくんの方。まぁちょっと『休憩』するくらいなら大丈夫。慣れっこだし、アタシにとっても色々発散になるし。
「……!あっくん……?」
部屋に入ってすぐ、身体中を撫でられる。もちろん嬉しいけど、こんなに積極的なのは本当に珍しい。
……やっぱりアレなのかな?
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「はぁっ……はぁっ……」
とりあえず一度済ませた後も、あっくんはアタシに覆い被さって離さない。いつもはアタシに気を遣ってなのか、逆にアタシを乗せたり色々工夫してくれるんだけど、今日はずっとアタシをこうやって抑え付けて、ただ激しくするばかり。体格だけ比べるとだいぶ小さいアタシを一方的に責め立てる、そんな傲慢さを隠そうともしないで。
「……あっくん」
「?」
「アタシには勝っても良いんだからね?」
頭を撫でながら、ちょうどそばにあるあっくんの耳に吹き込む。
「ッ……!悪ぃ、そんなつもりで……」
「大丈夫。気にしてないから」
「……初めてなんだよ」
「ん?」
「俺は高校まではずっと勝ってきて、プロになってから壁にぶつかったけど、それでも『みんな年上だし、プロの経験の分、負けるのは仕方ねぇ』って割り切れてた。でも、風刃とか山口とか、同じ球団でずっと年下の奴に、何一つ勝てなくて……」
「…………」
「そんなの気にするような奴じゃねぇって、俺自身は俺のことをそう思ってたのに、本当はこんなダセェ奴だったって、今更になって気付いて。だから余計に情けなくて、自分が余計に許せなくて。だから、火織にこんな……」
やっぱりそれだよね。前に鋭利くんのこと褒めてたけど、本音はやっぱりそうだよね。男のそういうのも、アタシは慣れっこ。
アタシは逢ちゃん辺りに成績で負けてても、『もうお母さんだから』って言っておけば何ともない、ある意味無敵の立場。
でも、あっくんはそうもいかないよね。男は本当に大変。いつだって勝ち負けが付きまとうから、こんなことくらいでは勝とうとする。『人間、生き死にが近づくと種を残すためにそういう欲が強くなる』って言うけど、プライドやメンツで生きてると、そんな勝ち負けもきっと生き死にに関わる問題だって思い込んじゃうんだと思う。
そういう男は何人も見てきたし、抱かれてもきた。あっくんもそういうのでも、別に何とも思わない。むしろ、ぶっちゃけアタシって多分根っこのとこはドMだから、そういうのは正直悪い気がしない。気持ち良くしてくれるなら、"経験値稼ぎの雑魚"みたいな扱いでも上等ってね。
「他の女の子に逃げないだけ、あっくんは偉いよ」
「そんなの当たり前だろ?」
「そう言えるあっくんだから好きなんだよ」
「……こんな俺を選んだのも後悔してねぇか?」
「そんなの当たり前でしょ?」
「……ううっ……」
……それに、こういう特権もあるからね。
あっくんを追っかけて、アタシに酷いこと色々言う女の子なんて今でも大勢いるけど、あっくんのこんな姿を見れるのはアタシだけ。こんなあっくんを慰められるのもアタシだけ。突き詰めれば"都合の良い女"でしかないとしても、それで十分、アタシは救われる。
「絶対勝てるよ、大丈夫」
「試合でもか?」
「うん、絶対。今日はごめんね?」
「火織は普通に打ってただろ……?」
鋭利くんと恵人くん以前に、復帰してからは試合自体でも勝ててない。でもそんなのはきっと巡り合わせ。前までの鋭利くんがそうであったように。
「勝負はまだ終わってないよ。きっとあっくんが、"逆転優勝の立役者"とか、そんなふうに言われるようになるよ」
「……ありがとな」
あっくんならそうなれるはずだし、アタシも全力でそうなるようにする。結局やることはいつもと同じ。たとえ明日からの9月でチームの命運がほぼ決まるとしてもね。
「だから……さっきみたいな感じで良いから、もう1回シてくれる?」
「……明日に響かないか?」
「大丈夫大丈夫」
そういうのも慣れっこ。あっくんがやる気満々ならむしろ望むところってね。




