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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

名も無く果てなくスチャラカな200字

【200字】そして少年は……

 先生も両親も少年を嘘つきと叱った。

「違う! 僕は2度目だから分かるんだ!」

 涙を流す少年に少女は言う。

「私は信じるわ。でもそのことは二人の秘密にしましょう?」

 そう言って微笑む少女と一緒に少年は静かに暮らした。


 しかし町を出ようと言う少年の手を少女は拒んだ。

「またそんなこと言って! 嘘つきは大嫌いよ!」

 諦めて少年は一人で町を出た。


 その日の昼、町に爆弾が落ちた。

 少年は死ななかったが今度はひとりぼっちになった。

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― 新着の感想 ―
[良い点] どうやらやり直すにしてもやり方がよろしくなかったようですね_:(´ཀ`」 ∠): 正直に言葉を伝えるにしても、人は自身が経験したか知っていると思っていることしか信じません。 彼女と静か…
[良い点] ラストに驚きました。「2度目」&「今度はひとりぼっち」から、死に戻りを想像しました。たったこれだけの文字数なのに、この作品の背後に大きな物語があるように感じました。想像をしたくなるような作…
[良い点] 本当の意味では、女の子は少年の事を信じていなかったんですね。 「彼女だけは信じてくれるだろう」と思っていた少女にも信じて貰えず、何としても助けたかった存在を死なせてしまった少年の事を思うと…
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