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クワイエットルーム 

作者:冬司
 瀬山鶫が目を覚ますと、そこは見知らぬ部屋だった。貴重品は全てなくなっており、手元に残っていたものは一本の『クラッカー』のみ。
 瀬山がクラッカーの紐を引いてみると、景気の良い轟音が鳴った。そしてその音は、空想じみた『殺人ゲーム』の幕開けとなる。
「さて、式はすでに開催されました」
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