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それは、言ってはいけない言葉 二

 「あ、お待たせ、翔真!待った?」

「ううん、待ってないよ。僕もさっき着いた所だから、亜紀。」

「そっか~良かった!」

僕たちは、お互いのことを「亜紀」「翔真」と下の名前で、また呼び捨てで呼ぶことに決めていた。

 その日の亜紀は秋らしく、キャメル色のコートを着ていた。ただ、まだ真冬ではないので、コートも薄手のものだ。

 そして僕の方は…、最近黒のテイラードジャケットを買ったものの、似合っているのかどうかがいまいちよく分からない。(実は、これは達紀の薦めで買ったものである。)

 …そんな僕は、彼女を「おしゃれでかわいらしい」と思うと同時に、彼女と僕とのファッションレベルの差に少し気後れした。

 すると彼女は、そんな僕の心理を知ってか知らずか、こう言う。

 「翔真、その黒のジャケット、よく似合ってるよ!

 私も新しいジャケット、買おっかな~。」

「恋愛には慣れていない。」と前に言っていた彼女であるが、いざ付き合ってみると、とてもそうは見えない。それくらい彼女は饒舌であった。

 「あ、ありがと。

 でもね、これ実は…。」

 僕は彼女に嘘をついているような気分になったので、正直に達紀に薦められたものであることを言う。

 「へえ~そうなんだ。

 翔真ってホントに達紀くんと仲いいんだね!」

「うん。ただ、僕はファッションには疎い、って言うか何て言うか…。」

「そっか。もしかして翔真、ちょっと自信なくしてる?」

「うん…ちょっと。」

そう答える僕を見て、彼女はニコリと笑う。

 

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