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それは、言ってはいけない言葉 一
〈追憶 三(2017年10月22日、1回目)〉
今日は、僕と亜紀、2回目のデートの日だ。
その間、僕たちはサークルで顔を合わせたり、また奇跡的に同じ講義を履修していたりして、少し話すことはあった。
しかし、本格的に「2人で」過ごすのは、これが2回目である。
実は僕はその前の日の夜、緊張してよく眠れなかった。
…夜眠れなくなるほど、僕は緊張し、またそれと同じくらい、デートを楽しみにしていたのである。
また、その前日、僕はベッドに入る前に、デートで行く場所を、綿密にネットで調べていた。
そして、僕はそんな「慣れない」デートのため、対策を練っていたのだ。




