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出会い 十三

 …そして、その次の瞬間。

 1回目の時は彼女を半ば無意識に追っていた僕は、あえて彼女を追わなかった。

 そう、そうやって今日が過ぎれば、彼女に告白するタイミングもなくなる。…それが僕の狙いだ。

 『そう、こうすることが、僕たちにとっての正解なんだ…。』

 僕は帰り支度をしながら、そう思う。

 そして、そう思うと何だか悲しくなって、僕の目からは先程とは比べ物にならない程の涙が溢れてくる。

 「…翔真、どうしたの!?」

その様子を心配した部長が、僕の所に来て声をかける。

 「…いえ、何でもないです。

 とりあえず、失礼します。」

僕は何とかごまかしながら、その場を後にする。…もちろん、その間亜紀の方は見ていない。

  

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